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10月13日深夜1時、好きなひとの誕生日に宛てた文章を書こうと携帯を開いたのに、言葉がうまく浮かばなくてそのまま閉じた。
気がついたら、お誕生日当日からもう3日も経ってしまった。遅くなってごめんね。これは、本人に届いてほしくて書く文章ではないんだけど。
わたしの中でこの日が特別になってから、お祝いをするのはこれで4回目。こうやって文章として残すのは3回目になる。
この3年で、たじまくんはもちろんわたしも随分変わったように感じた。たじまくんに対する気持ちも、自分自身の考え方も。
オーディション番組で出逢ったそのひとは、なにも運命的な出逢いをしたわけではなかった。初めてみたときに衝撃が走って「このひとだ!」なんて思わなかったし、誰を応援しようかな〜なんて悩みながら番組を観進めて、気がついたときには田島将吾くんに投票していた。
ステージの上で楽しそうに笑った顔を好きだと思った。自分自身が大切にしてる軸がいつでもそこにあって、3年間で変わったところがたくさんあるけど、その軸はずーっとたじまくんの心の真ん中にあるように見える。
ファンコンが始まって、久しぶりに単独のステージに立つたじまくんを見た。やっぱりパフォーマンスをしてるところがいちばん好きだなあと、たじまくんが楽しそうに踊ってると安心するなあと思った。
毎日の生活はほんとうに時間の流れが早くて、考える間もなくいろんなことが通り過ぎていってしまう。知らず知らずのうちに取りこぼしてしまったこともたくさんあったと思う。だけど、ステージに立つたじまくんをみていると、自分の心臓が元の位置に戻る感じがする。
「たじまくんはステージの上に居るときがいちばん呼吸がしやすそう」なんてよく言っていたけど、呼吸がしやすくなっていたのはわたしの方だったのかもしれない。
少し前のわたしは、たじまくんだけが世界の中心で、表向きでは強がっていたけどほんとうはたじまくんが居ないとなんにも出来なくなっちゃうような人間だった。これまでに書いた文章を読むと、それがすごく伝わってきた。自分の足で立って歩いているように見せていたけど、ほんとは全然、そんな風にできなかった。
じゃあ、いまは。
もちろん、この3年間たじまくんを大好きだという気持ちはずっとずっと変わらない。3年前からわたしの心にはたじまくんだけの特等席があって、これからもきっとその場所を別の誰かに渡すことはないんだと思う。でも、少しだけ自分のなかで何かが変わった感覚があった。
もう、前みたいにステージの上でたじまくんがみせてくれる一挙手一投足すべてに心臓がドキドキして涙が出るみたいなことは無くなった。でも、わたしの心と生活にはたじまくんの存在が在るべき場所がある。生活と人生のすべてではなくても、わたしの生活が真ん中にあると同時に、たじまくんを好きで居ることはわたしの生活の一部として確立されている。その事実が、いまはすごく嬉しい。
怖くて言えなかった「ずっと」がいつの間にか怖くなくなっていた。暗い気持ちになることも、ある程度は笑って乗り越えられるようになった。ちょっと無理して笑顔をつくってみたときに「笑えば問題無し」っていう魔法の言葉が頭に浮かんで、思わず本当に笑ってしまったことがある。こんなときにもたじまくんか、って自分に呆れたのに、でもなんかちょっと嬉しくて、それがおかしくて笑ってしまった。そうやってわたし、知らない間にたくさん救われてたんだね。ありがとう。
わたしの目で見ているたじまくんは、いつだって強くてやさしくて、いちばんかっこいい。ステージに立つたじまくんには怖いものなんて何もないように見えるし、どんなときでも200%信じられる。だけど、本当は無敵じゃないこともわかってる。怖いものがないひとなんて居ないし、この目でたくさん見てきたから、わかることもたくさんある。
それでも、たじまくんがステージに立ってくれるならそのとき見せてくれたものを全部受け取って、無敵だって信じていたい。これが、いまのわたしにできる精一杯だと思うから。
大丈夫、たじまくんならなんだってできる。そう思えるのは当たり前じゃなくて、たじまくんだからそうやって思える。ステージの上でやりたいと思うこと、全部やろうね。どんなときも味方だから、全部全部大丈夫だよ。
わたしの宇宙でいちばんかっこいい
無敵のヒーローへ、
26歳のお誕生日おめでとう!
今日も明日もその先も、ずーっとだいすき!
2024.10.13