優しい嘘をついた日
2024年9月27日金曜 雨
昨日4時に寝たせいか非常に眠い。
とりあえず9時20分に起床し、9時30分から会議に出席した。
そして毎週金曜日は5S活動の日。
5Sとは、整理・整頓・清掃・清潔・しつけの5つを行うことを指す。
前職では私の机の上が汚すぎて、金曜は机を片付けさせられるルールがあり、それ以来金曜日は掃除する習慣が出来た。
私の机が汚かった言い訳を今からするのだが、
上長は1日1回くらいのマネジメント会議に参加するくらいで、暇そうだった。
ずっと窓の外を見ていたり、何もせずに机に座ってみんなの顔を見ていた。
たまに私の顔をみてニヤニヤし、目が合ったら話しかけてくる。
それが嫌すぎて、勤務中はその人の方向を絶対見ない。
余談だが、
上長はかなりハゲていて、私の後輩はハゲカッパと呼んでいた。
上長の座席の位置は、ちょうど朝日が昇る方角で、上長の頭と太陽が重なった瞬間、ハゲカッパの頭が光り輝き、オフィス全体を照らすタイミングがあった。
わたしはそれをご来光と呼んでいた。
それが見られる瞬間だけは、上長の方向を見ていた。
一方で私はメールが1日200件来て、電話は6分に1回きて、打ち合わせは1日に4〜7件あり、現場のマネジメントもしていて、色々な調整ごとがあり、とにかく忙しかった。
色々な資料が山のようにあり、整理する暇もなく、少し散らかっていた。
さらにグループ内には、3種類の新聞の回し読みをする文化があり、偉い順に新聞が回されていった。その暇な上長は新聞の取りまとめをしていて、みんなが読み終わった後、わざわざその上長が新聞を無造作に私の机に置いて行った。
まるで新聞のゴミ箱のように。
わたしが席にいる時はさらに新聞を口実に話しかけてくる。
私に新聞を読んでいる時間はないし、そもそも私に回ってくる頃には大体3日後である。
3日後のニュースをそもそも紙媒体で読む必要はないので、その新聞に興味が湧かず、無視していくると、月60部あるので、数ヶ月経つとタワーのようになっていた。他の資料の置き場がなくなり、だんだん机がぐしゃぐしゃになっていった。
正直その新聞のせいで机が散らかっていたし、私は上長よりも遥かに忙しかったので、机が汚いと言われる筋合いはなかったのだが、
まあ今となっては掃除の習慣がついて感謝はしている。
在宅ワークがメインなので、オフィスは自分の家になる。タンスや机の汚れを落とし、掃除機をかけた。
その後夕方にはいつものおばさんがやっているネイルに行った。店舗ではなく、その人の家で営業しているスタイルである。
私はその日そこで3つの嘘をついてしまった。
まずは1つ目。
家の中に入った時に、ジャスミンティーを出された時だ。
私は人の家で、他人が入れたお茶は飲めない。
いれる工程を見れていれば100歩譲っていけるのだが、着いた瞬間にジャスミンティーがセットされていた。
飲むか悩んだが、どうしても無理だった。
「歯のホワイトニングしていて色がついている飲み物控えているんですよね」と苦し紛れの嘘をついた。
全く私は歯が白くないのだが、「えーそうなんだ!偉いね!」と言ってきたので、ひとまずセーフ。
2つ目が、先日娘が海外に旅行に行ってきて、お土産にチョコを買ってきたんだけど、食べる?と聞かれた時だ。
わたしは海外のお菓子は苦手である。
超有名で安全性が保証され美味しいやつは食べられるのだが、今回見せられたものはそれに該当しない。
ジャスミンティーを断って申し訳ないので、食べるかどうか悩んだが、やはり無理だったので、「すみません、、、今ダイエットしているので結構です」とまたしても嘘をついてしまった。
そして最後は、左手の話をしている時だ。
前回日記に記載したが、
一昨年くらいから、地球上のエネルギーが変わり始めた。特に昨年から変化が大きい。今後もエネルギーの影響で、災害や異常気象が起きる。
そのエネルギーの影響で、昨年から声が出にくくなり、左手が動かなくなったと前回スピリチュアルな話をしてきた。
今日はその後の進捗を話された。
通っているヨガで、ある日臨時の先生が来ていたそうなのだが、左手の話をしたら、いい整骨院を紹介されて、こないだ行ってみたら、少し体調が良くなったそう。
ただまたしばらくしたら、左手が動かなくなった。ぬか喜びだった。手が動かないから施術が遅くて本当に申し訳ないと突然謝られた。
正直遅いなーと思っていたが、ここで要らんことを言うのは可哀想だと思い、またしても、「え?そうですか?早いなーと思ってみてましたよ!器用ですね〜」と嘘をついてしまった。
「そういってもらえるとありがたいです。本望です」とうるうるしながら言われた。
連続で3つも嘘をついてしまい罪悪感に包まれた。
その後、さぼてんでお弁当を購入し、となりのMr.パーフェクトという韓ドラを見始めた。
ネタバレになるので、詳細は伏せるが、幼馴染の2人が恋をする系のものである。
2人とも優等生な設定。
女性側は一般的な家庭なのだが、両親に良い子だと思われたくて、努力して奨学金でアメリカの大学に行って、アメリカの超大手企業に就職し、婚約もしていたのだが、急遽韓国に帰国するところから話はスタートする。
その帰国理由やアメリカで何があったのか?は一切言わず、嘘をついたりしていた。
なんだこの子は?と最初見ていたが、段々背景が分かり、切なくなった。
すべてが、両親や周囲に心配かけたくないと思っての嘘だったのだ。
そのため、韓国に戻ってきた時の両親の対応を思い出すと心苦しくなった。
私も今日ネイルの人に嘘をついたので、タイムリーすぎてドラマに共感してしまった。
気付いたら明日ゴルフなのに、1時過ぎまでずっと見てしまった。
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