琉球ガラスに咲く、まんさくの花
終業と同時に酒をあおる女。
こんばんは。あきるです。
在宅勤務の良いところは、終業の瞬間から、自宅にお酒を用意しておけば、飲めるという事ですね。
素晴らしい。リモートワーク、素晴らしい。
ちなみに、今日のお供はちょっと前に購入した「うまから まんさく」
「まんさくの花」は秋田県横手市に蔵を構える日の丸醸造さんの代表的なお酒です。
NHKの朝の連ドラで、横手市が舞台だった「まんさくの花」から名前がとられたそうです。知らなかった。
知らなかった、けれど、秋田でのキャンパスライフ後半、日本酒に目覚めて以来、大変お世話になっている日本酒です。
ぱっと裏を返して読んでいたら、秋田の多くの人が酒に強いのに合点がいく一文を発見。あー、なるほど。
ちなみに友人は、研究の一因として滝俣の村へ行って、村人と杯を交わしたら、急性アルコール中毒になって帰ってきました。こわっ。
秋田のじじ達、何言ってるかわからないし、酒は強いしで、怖い。はなまげなんて生易しい。
ぶっきらぼうでも、いい人たちなんですけどね。
さて、酒の話をし始めると、収拾がつかなくなるのでここまで。
今日は、先週末に神楽坂で一目ぼれした、琉球ガラスのチューリップグラスを解禁しました。
チューリップグラスって飲みやすいの?
とかまずそもそも、この写真を見て、疑問に思っちゃったやつ。
分かってない。
美とは自己満足なのだよ!
やかましいって言わないでください。
でも正直な話、チューリップのように波打っている飲み口ですが、全然問題なく飲めます。
もう、一目ぼれですよね。
青が好きなうえに、形もサイズ感もどんぴしゃ。
まず、眺めて愛でましたとも(気持ち悪い人じゃないです)。
琉球グラスとか鼻高々で言ってますが、実はあまり知識がなかったので、調べてみました。
もともとは、関西の方から渡ってきたガラス職人の技術から派生したそうです。
戦後の資源難の際、米軍基地から出る、コーラやビールなどの多色雑多なガラスを溶かして精製していたのだとか。
だから、当初は様々な色味や厚みがあり、そこに気泡も相まって、素朴だけれど特徴的なガラスが出来上がっていったそうです。
わたしが購入したチューリップさんは(名前つけた)、気泡は入っていませんが、ボウルの下部にクラックのような加工が見られます。
これがまた涼やかで素敵です。
そしてこの色。素敵すぎる。溺れる。
南のガラスで東北の酒をあおる。
良いですね。細やかな幸せです。
器一つで、料理も飲み物も印象が変わる。
これってすごい事ですよね。
だからこそで、様々な器や薬の塗り方があるわけで。
ガラスも様々な色味や形、そして厚さがあり、その細かな違いで印象も変わっていきます。
そんなんだから、集めちゃうよねー。
おしまい