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戦略コンサルタントが語る「戦略ファームで働く上での魅力」

戦略コンサルタントが語る「戦略ファームで働く上での魅力」こんにちは。今回は、戦略コンサルティングファーム(以下戦略ファーム)への入社・転職を考えている方向けに戦略コンサルタントとして働く上での魅力をご紹介します。戦略ファームへの入社を考えている方はぜひ参考にしてみてください。また、本記事で紹介する魅力を魅力であると捉えない方もいらっしゃると思います。人それぞれ考え方は異なると思いますので、あくまで私の見解としてご理解ください。

戦略ファームで働く上での魅力

・好奇心が満たされる
戦略コンサルタントは、プロジェクトを通じて世の中の仕組みを「広く」そして「深く」知る必要のある職種です。
①「広く」知る
周知のことですが、戦略ファームは、あらゆる業界における様々な課題を取り扱う組織です。これまで金融業界のマーケティング戦略を担っていたコンサルタントが、いきなり食品食品業界の全く違ったプロジェクトにアサインされるといったことがざらに起きます。そのため、色々な事を体験したいといった好奇心旺盛の方にはとても相性の良い職業です。
②「深く」知る
戦略コンサルタントは、あらゆる企業・組織の重要な意思決定に関わる課題を解決します。それら課題はどれも難解な問題ばかりなため、クライアントの課題に関わる領域を徹底的に深堀し、多職種では知ることができない部分まで知る必要があるのです。
深い部分まである領域を調べつくし、そして自身の頭で咀嚼して価値あるアウトプットを行うには膨大な調査が必要となることは言うまでもありません。その結果、豊富な知見を得ることができるという点は深く物事を突き詰めることが好きな方にとってワクワクするポイントでしょう。

・ビジネスパーソンとしての基礎スキルが身に付く
前述したように、戦略コンサルタントはあらゆる業界のクライアントと仕事をするため、ビジネスパーソンとしての基礎敵なスキルが身に付いていることが大前提です。
ハードスキルでは、語学(英語)、エクセル・パワポ、ファイナンス、ソフトスキルでは、論理的思考力、忍耐力、コミュニケーション能力などがこれに当たります。
実際には基礎スキルと言われているのも関わらずこれら基礎スキルを習得できていないビジネスパーソンが多いことも事実です。一方、戦略ファームは、基礎スキルを仕事を通じて活かす場があり、かつ強制的に身に着けられる環境となっています。

・チームプレイだからこその面白さ
コンサルティングファームのプロジェクトはチーム単位で行われます。そのため、黙々と一人で何かをするよりもチームで壁を乗り越え、喜びを共有することにやりがいを感じるような人にはモチベーションがキープしやすい環境でしょう。メンバー同志が互いの足りない部分を認め合い補強し合ったり、様々な視点で意見を持ちよることでアウトプットに磨きをかけていくプロセスは本当に面白いものです。この面白さは、メンバーの力を借りることで自分一人では到達しえなかった地点まで達した時に初めて強く実感するでしょう。チームプレーにより最初は見えなかった解がどんどん見えてくる感覚はとても癖になります。チームスポーツ競技や団体活動の経験したことのある方はそのような感覚を経験したことがあるのではないでしょうか。

・色々な人々と出会える
戦略ファームで働くと本当に色々な人々と出会うことができます。大きく3つに区分してお話します。
①クライアントの多様性
あらゆる業界のあらゆる職種のクライアントにコンサルティングサービスを提供します。業界とプロジェクト内容を掛け合わせるとその組み合わせは未知数です。

②社内のグローバルな多様性 
外資系コンサルティングファームは、その名の通り外国人比率の大きい企業です。一概に生まれ育った国で決めつけてしまうのは良くないですが、少なからず従来の自分の考えや価値観を常に客観的に捉え直すことができる環境であることは、グローバルファームならではのメリットです。例えば、中国人コンサルタントの上昇志向の強さや、アメリカ人コンサルタントのディスカッションの手法など今までの人生ではあまり馴染みのなかったスタイルを経験することができます。そのような人材と仕事をする中で、自分の足りない部分を見直すきっかけが生じます。

③プロジェクトを通じて関わる人々
社内のメンバーやクライアント以外にも、コンサルティングワークを進める過程で外部の人と接触する機会があります。
例えばある領域の情報を収集する際に、その領域において知見を有している人物(外部のコンサルタント、教授など)に接触しディスカッションするケースなどがそれに該当します。時には、戦略コンサルタントになっていなければ出会えないようなコアな専門分野の有識者と接触する機会があります。

・成果主義に基づく評価
多くの戦略ファームでは成果主義に基づく評価をしており、若い人材であってもある程度の実力を発揮していればどんどん仕事を任せられます。そのため、戦略ファームでの仕事環境は、成長意欲が旺盛で早いうちから大規模な仕事をしたいと考えている人にとってとてもワクワクできる環境となるでしょう。
また、昇進スピードについては他業界と比較して早いと言えますが、結局のところはファーム全体のバランス次第です。実は、マネージャー以上の職位が定員に達し、コンサルタント職が昇進する枠がなくなってしまうケースが多く生じます。そのような場合、職位を上げる契約のもと転職をするコンサルタントが一定多数います。

・若手の頃から優秀な人材と働ける
戦略コンサルタントとして働いていると若手の頃から、優秀な人材と働く機会が多くあります。上司は勿論のことクライアントの担当者も、社内でメインストリームを走ってきた方々がほとんどです。そのような方たちと、ディスカッションを行い、自身のアウトプットを壁打ちできる環境は戦略コンサルタントならではです。
しかし、そのような状況下であるからこそ、自身の足りなさを痛感することは多くあると思います。それでもなお諦めず食らいついていくことで自身の戦略コンサルタントとしてのレベルを向上させることができます。
環境に完全に依存してしまうことは避けたいですが、優秀な人物の近くにいることで、その人物の言動から刺激・ヒントを得て自身の成長は加速していくものです。

・自分のキャリアを自分で形づくれる
コンサルティングファームでの経験は、大手・ベンチャーを問わず同業のコンサルティングファームを始め、金融業界、事業会社の経営企画への転職や起業など様々なキャリアを実現するために役立ちます。どの道を選択するにしても、自身の目指すキャリアイメージの実現に有効な材料を豊富に手に入れやすい環境が戦略ファームには整っています。
というのも、自身が目指すキャリアイメージと近しい方の働き方や退職について先輩(機会があれば本人に)に伺う機会が豊富にあるからです。
例えば、将来的に起業を考えているのであれば「起業を理由に退職したタイミングは?」「退職した方が、その後どのように活躍しているのか?」「現時点ではどのようなスキルをファームで培うべきか?」などの視点でお話を聞き、自身が描くキャリアの実現を近づける材料を豊富に手にいれることができます。
戦略コンサルタントとして様々なプロジェクトに関わる中で多くのスキルを保有でき、かつ様々なキャリアを進む方々とのコネクションが得られることは戦略コンサルタントとして働く魅力の1つでしょう。

・クライアントファーストの徹底
常にクライアントファーストを実現できることは、戦略コンサルタントとして働く大きな魅力の一つです。コンサルティングファームは人が商材なので、売らねばならないモノがありません。持つべきものは、人のみです。世の中では、クライアントが持つ課題の本質的な解決にならなくとも商材を売らねばならないときがあります。その様な必要がなく「クライアントの課題を本質的に解決するにはどうすればよいか」ということを常時念頭に置ける環境は、人によってはこれ以上ないやりがいかもしれません。

・クライアントからの感謝
無論、戦略コンサルティングの仕事をしているとクライアントからお礼を言われる機会が多くあります。しかしながら、心の底から感謝されていると感じることは意外に少ないです。心の底からの感謝は、自身が提言した内容が前進していく中で、クライアントの唯一無二のパートナーとなっていることを実感した時に感じることができると考えています。
多くのプロジェクトは、最終報告後の実行フェーズに携わる機会がありません。そのような中、クライアントからプロジェクト終了後に「成果が出てきた」といった連絡や再度プロジェクト化したいといった話を受けると戦略コンサルタントとしての成果が認められたと実感します。

・海外好きにはたまらない
社会人となると、長期的な休みは決まった期間でしか取れないため、海外旅行等に行ける機会が少なりますが、戦略ファームで働くと海外を訪れる機会が多くあります。在籍するファームや人材に拠りますが、主に以下のようなケースです。

・海外オフィスへの一時的な派遣プログラム
・海外転勤
・プロジェクト中の海外出張
・MNA留学支援制度で海外留学

仕事を通じてでも海外に行き、現地の方とのコミュニケーションの取り方を学ぶ機会や単純に会話や観光地を楽しむ機会があるので、海外好きにはたまりません。

・オフを全力で楽しむモチベーションが沸く
戦略コンサルタントの仕事は、一般的に見ると多忙と言われることが多いです。多くのファームでは原則土日休みですが、プロジェクトの進捗次第では、両日ともに勤務となることが多いです。そのため、一般的なワークライフバランスを意識した働き方を臨む方には辛い職業だと感じる局面が多くあるでしょう。とりわけ入社初期は、仕事に慣れていない分、効率が悪く、作業時間に工数がかかります。しかし、慣れるうちに休日を確保できるようになるコンサルタントがほとんどです。自身の休日を確保できるかといった点に関しても、実力次第で差が生じてきます。
このようなワークスタイルのためかオンオフの切り替えが上手な人材が多いです。戦略コンサルタントはプロジェクトベースで稼働するため、一定期間ごとに区切りがつきます。その際に、長期休み等を取って海外旅行や自身の趣味、家族との時間に休日を当ててリフレッシュします。また、長期休暇取得時が殆どの企業と重ならないためどこへでかけるにも比較的ゆったりと堪能することができます。
プロジェクト中は仕事に全力で向き合っていからこそオフを全力で楽しめるのでしょう。

・プロジェクト完遂後のディナー
多くの戦略ファームでは、プロジェクト終了後にチームディナーが催されます。予算はファームに拠ってバラつきが出ますが、基本的には1人あたり1.5万~3万円ほどの予算に収まる高級レストランで行われます。普段出向かないような場所に訪れ、苦労を共にしたチームメンバーと楽しい時間を共有できるディナーはある意味至高の瞬間です。

・給料水準が高い
何と言っても、戦略コンサルタントの給与水準が高いことは大きな魅力です。人それぞれ、趣味ややりたいことがあると思います。それらに没頭するためにも収入は高い方が良いでしょう。もちろん収入が全てではありませんが、侮れない部分です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。戦略コンサルタントとして働く上での魅力をいくつか挙げてみました。ハードなイメージを持たれる業界ですが、オン・オフの切り替えがしっかりしており、オフを満喫している人が多いことは意外だったかもしれません。
また、成果主義でありながら、チームメンバー全員で良い刺激を互いに与え、個人のキャリアを幅広い選択肢から形づくれる環境であることも戦略ファームの醍醐味です。
とはいえ、やりがい・魅力は人それぞれです。ぜひ、戦略ファームへの入社を考えている方は、実際に働くコンサルタントの話を伺ってみてください。

note ストラテジーテック PR

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