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Episode 032 「つまり、セレンディピティ(Serendipity)なのである」

さて、Episode 027より開始した「オーストラリアにいた時(1996〜2010年)によく聴いたアーティストおよびバンドの曲」(併せて、「よく聴いた訳では無いが印象が強く残っているアーティスト及び曲」も含む)、という括りで当時を振り返る試み、今回はアルファベットの「F」から始まるアーティストおよびバンド。

Fと言えば、ギターのビギナーにとって「Fの壁」なんてものがある。確かに、Fのコードを押さえるのは最初は難しかった様な気がするが、ただ、そんなに気にはならなかった。或いは「Fの壁」という言葉を知らなかったがゆえ、変に意識せずに乗り越えられたのかも知れない。

つまり、ここでの論点は、「知らない方が良いこともある」といったところだろうか。そうそう、「知らぬが仏」というやつでしょうか。

Face To Face(アメリカ)
ファットレコーズが出すコンピレーション(「Fat Music For Fat People」(1994年発売))に収録されていた一曲。尚、このバンドに関しては、2021年にYouTubeにてドキュメンタリーを見て以来好きになり、彼らのアルバムを5枚購入した。好きな曲は、「All For Nothing」、「Disconnected」、「Shame on me」、「Velocity」、「A-OK」、「Blind」、「Ordinary」、「Bill of Goods」などがある。

Fact(日本)
恐らく、数少ないアデレードの日本人の友達である予志也君に教えてもらったバンドだと思われる。バンドに対して特に思い入れはないが、この曲はかっこいい。

Fall Out Boy(アメリカ)
このバンドに関しては、そんなに思い入れ無かったが、実際の曲は非常にカッコいいと思った。

Fat Boy Slim(アメリカ)
好きなパンクロックバンドの曲が収録されているCD二枚組のコンピレーションアルバムを購入した際、Disc2にこの曲が入っていて、気になった曲。当時は、特にパンクロックを中心に聴いていたため、それ以外のジャンルは特に進んで聴いていたわけではなかったので初めは特に気にしていなかったが、徐々に好きになっていった曲。意図せずに知ることとなった、アーティスト。正に、Serendipityだ。

Foo Fighters(アメリカ)
このバンドの曲に初めて接触したのは、Triple J(アメリカにおけるMTVのオーストラリア版=ひたすらPVが流れる音楽番組)のコンピレーションアルバムだった。恐らく姉が購入したと思われるCDだった。このアルバムにMonkey Wrench(1997年)という曲が収録されており、その迫力に圧倒された。恐らく1998~2000年頃のことだろうか。それから約25年経った2024年の今でも聴き続けているバンドである。やはりこのバンドは、リーダーであるDave Grohlの魅力が最大の武器であると思われる。インタビュー動画などを見ても、この人の(ミュージシャン以前に)人間としての魅力が垣間見える。尚、来年2025を持ってこのバンドは結成30周年を迎える。

Flow(日本)
2番目の姉が確か日本で買ってきてくれたCDである。2002年の、ハイスクールを卒業するタイミングにて。確か、そうだったと思う。

Fort Minor(アメリカ)
Linkin ParkのMike Shinodaによるソロプロジェクト。2005年に発売されたThe Rising Tiedは傑作だ。尚、このアルバムについて、Linkin ParkのMike Shinodaという名義でアルバムを出さなかったのは「楽曲にしっかりと集中してほしいから」との事である。尚、2017年にはLinkin Parkのシンガーであるチェスターが自らの命を絶つという悲劇があり、その翌年、Mike Shinodaは(Mike Shinodaの名義で)「Post Traumatic」というアルバムをリリースした。全体的にかっこいいアルバムだが特に「Crossing A Line」という曲はマスターピースである。他にもこの「Post Traumatic」というアルバムでは「Place To Start」、「Over Again」、「Watching As I Fall」、「Hold It Together」、「Place To Start」なども非常にクオリティが高い曲となっている。

Franky Lee(スウェーデン)
大好きなMillencolin(スウェーデンのパンクロックバンド)というバンドのギタリトであるMathiasのソロプロジェクト。Cutting Edge(2007年)というアルバムはMillencolinとは違ったテイストではあるが非常にかっこいいパンクロック調の曲が多く収録されている。特にThe World Just Stoppedは個人的にはこのアルバムで最も好きな曲である。

Frenzal Rhomb(オーストラリア)
記念すべき人生初ライブはこのFrenzal RhombというバンドとBodyjarというバンドがヘッドライナーであった(アデレード大学にて行われた)ライブだった。このバンドのライブは数回観た事があるが非常に勢いがありかっこいい。また、ボーカルのJasonは極端に細いのだが併せて身長が2m近く(当時は、そう感じた。また、恐らく実際にそれくらいの背丈があるのだ、きっと)もあろうかという身体でステージ上で暴れながら歌う姿を見て、少々恐怖すら覚えた。Nothing’s WrongというPVは日本にツアーした際に撮影されたものであり親近感を覚えた記憶がある。ハイスクール時代は、部屋にこのバンドの「Shut Your Mouth」(2000年)というアルバムのジャケットと同じデザインのポスターを貼っていた。

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