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初めての面接!ボールの練習とカトリックの先生。

学校によっては、10月に面接を実施します。
シミュレーションを繰り返し、
最高レベルの緊張の場に臨みました。
初の面接で、とんでもない波乱が起こり…。

10月。
カトリックの小学校での初面接に向けて、
想定問答集に基づいて、
妻と回答案を練り直しました。

そして、模擬面接を家族で行いました。

長男が先生役となり、長女と父、母3名で、
質問を受けます。

想定問答集に沿ってはいても、
なかなか思うように話せません。

家族相手の質疑応答なので、
気恥ずかしさのせいにしたくなりますが、
「小学校受験の質疑」というものに
慣れていないからでした。

しかし、何度かくり返し、
形になるところまで、上達した気がしました。

そして、本番。

まず、父親に質問。
無難に回答。

次に、母親に質問。
質問する先生も微笑むような、見事な回答。
妻は、偉大だ。

そして、娘に質問。

「どこから来ましたか?」
「幼稚園で面白いことは、何ですか?」
「お母さんの料理で、好きな物は何ですか?」

想定通りの質問。

緊張しているからか、声が多少小さいが、
上手に回答。

そして、更なる質問。

「休日に、お父さんとどんな遊びをしますか?」

「はい!お父さんと、
 家でボール投げとなわとびをします!!」

「えっ?家でボール投げとなわとびですか?
おうちの中ではなくて、お庭でするのですか?」

「いえ、違います。おうちの中でします!!!」

終わった。

完全に終わった。

先生が助け舟を出してくれたのに。

娘は、ボール投げの軌道が、
なかなか安定しなかった。

だから、
100円ショップで買った
柔らかいゴム製のボールで
休日に、家の中で
ボール投げの練習をしていたのだ。

なわとびも、家の中で練習していた。

裏目に出た。

こんなところで。

妻と顔を見合わせて、お互いに下を向いた。

以降の質問には、
家族3人、的確に答えることができた。

面接が終わって、帰路につく。

「まさか、あんな回答をするとは。」と
夫婦で意気消沈しつつも、
「でも、ほんとのことだしね。
 先生の助け舟に乗って、嘘をついて、
 『そうです、お庭でやります』
 と答えるのも、いかがなものか。
 まあ、いい子に育ってるね」
と話し合う。

初の面接は、波乱もあったが、
面接という場を経験できた、実りある時間だった。

面接の空気は、わかった。

今後の面接、行ける、
かもしれない。


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