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MBTIタイプダイナミクスを図形化してみた(1) - 序列で色分け
MBTIは、4つの指標があります。4つの指標の組み合わせでタイプダイナミクスが扱われます。タイプダイナミクスの話は、MBTIでも深い話になってくるので、分かりにくくなってくる領域です。そのタイプダイナミクスを分かりやすく表現する方法はないかな、と思っていたのでやってみました。というのが、今回のお話です。
タイプダイナミクスとは
MBTIでは、より深いタイプ論の領域として、タイプダイナミクスを扱っています。
タイプダイナミクスにおける4つの心的機能は、4つの方角を示すコンパスに似ている。大まかなものだが、必要不可欠なものである。
(MBTIタイプ入門 タイプダイナミクスとタイプ発達編から抜粋)
「4つの方角を示すコンパス」は、横軸に知覚機能、縦軸に判断機能をとったもので表されます。これはこれで、図形的に表現されているのですが、エンジニアの私に分かりやすい図形表現を考えてみることにしました。
どう図形化するか?
図形の形
図形化するには、何かしらの法則が必要になります。MBTIの心的機能には、知覚機能と判断機能があります。これをシステムとしてとらえると、知覚機能がインプット系、判断機能は処理系ということになります。
システムは抽象的に「インプット→処理→アウトプット」と表すことができます。アウトプットは、何らかの判断した後になるので、判断機能に含められると考えれば、同じ形になります。
システムを図で書く場合は、左から右側に流れていくように書くことが多いです。なので、左側に知覚機能、右側に判断機能を置くとよいと考えました。
E-I指標は、心の外と内を表します。なので、2重の円を書いて、外側がE指向(外向)、内側がI指向(内向)を表すと良さそうです。
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序列の色分け
一目で分かりやすくするために序列を色で分かるようにしようと考えました。序列は、主機能、補助機能、第三機能、劣等機能の4つがあります。この4つの序列を4色で色付けします。
どの色がいいかは、生成AIに聞いてみました。最初「赤、橙、黄、緑」が提案されました。しかし、実際にこの4色で塗ると、ちょっと目がチカチカします。また、白黒になっても分かりやすい色使いにしたかったので、生成AIに再提案してもらいました。その結果「濃い青、緑、黄、薄い青」が提案されました。この4色で塗ってみると見やすかったので採用しました。
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図形化したタイプダイナミクス
というわけで、図形化したタイプダイナミクスが、以下です。4x4の並びは、MBTIタイプ入門で書かれているものと同じです。タイプの序列は、いちおう「タイプダイナミクスとタイプ発達編」の記述と同じかどうかチェックしています。とはいえ、人の目のチェックなので、間違っているかもしれません。その場合は、コメント欄などで教えていただけると助かります。
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色に着目してみると、「主機能はどれ」が探しやすいですね。補助機能などもすぐにわかります。内向を指向しているのか外向を指向しているのかも、濃い青色が内側にあるのか外側にあるのかで分かります。我ながら、分かりやすい図形化ができたかなと思います。
欲を言えば、第三機能は内外両方あるのを表現したいところです。しかし、これをやると図形が複雑になるので、ぱっと見で分かりにくくなりそうです。
色使いについて、主機能と劣等機能が同じ青色なのは、どちらがどっちか分かりにくいのではと思いました。実際に色を付けてみると、左右どちらかが青色になるので、見やすいなと感じました。濃淡は、濃い方に目が行くので、これで良さそうです。
総合してみると、この形と色がちょうどいいんじゃないかなと思います。
まとめ
今回は、タイプダイナミクスの序列で色分けしてみました。どこがどの序列なのかが一目で分かるようになったかなと思います。次は、8つのタイプで色分けしてみても面白いかもしれないですね。これは、また別の機会に。