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Ibanez CAP-VM vs DiMarzio TITAN比較レビュー

Ibanez RG721FMに搭載されていたCAP-VMピックアップをDiMarzio TITANに載せ換えましたので比較レビューしたいと思います。

比較動画

音質比較動画を作成しました!

クリーン、ちょっと歪んだクリーン、クランチドライブ、メタルディストーション、ソロでのサウンド比較です。後半は短時間で音源を切り替えての比較になっております。

使用機材等

ギター: Ibanez RG721FM
アンプシミュレータ :Neural DSP Archetype Plini
キャビネットIR(クリーン、クランチ):YORK AUDIO 212 DV77
キャビネットIR(リズムディストーション、リード):YORK AUDIO 412MES OS-V2

サウンドの比較

Ibanez CAP-VM

「そんなに悪くないかな」という印象です。あまりピーキーな部分もないように思います。正直普通に全然使えるかなと。すごく良いということはないですが、悪い部分は特には見当たらないかなという感じです。

DiMarzio TITAN

CAP-VMに比較すると低域と高域の周波数レンジが広がり、中域がよりフラットになったような印象です。ただワイドレンジ-フラットとはいえ音の厚みはCAP-VMから減った感じは全くしません。ダンカンSH-5のような「フラットだけども音が薄く細い」という印象はなく、しっかり音の太さがあります。また音の出方がCAP-VMよりも速くなったような、レスポンスの良さを感じます。
確かに評判通り非常に優秀なピックアップだと感じました!汎用的モダンパッシブハムバッカーの決定版かもしれません。

まとめ

DiMarzio TITANの交換非常によかったです。良いピックアップだと思います。
Jake Bowenは正直Peripheryの中では一番陰が薄いような気がしますが(まぁ他のメンバーが規格外に凄いせいですが)、良いシグネイチャーPU作ってくれましたよ!なんだかんだPeripheryはギタリスト全員+ノリーもシグネイチャーピックアップありますが、TITANかなり汎用的におすすめです。

余談1:ミーシャモデルのJuggernautとTITANの比較印象

Bare KnuckleからリリースされているMisha MansoorシグネイチャーピックアップJuggernautを自分はレスポールに搭載しています。が、アレは相当に特徴的です。搭載直後の違和感を覚えるほどのプレーン弦の音の分離、コード感がものすごいです。私の感想としてはTITANの方が正直おすすめですね。

余談2:Seymour Duncan NazgulとTITANの比較印象

Nazgulもモダンメタル用ピックアップとしてかなり評価高いですね。自分はこれをIbanezの7弦ギターで使用していました。Nazgulはかなり高域に特徴があり「ギャンギャン」いう感じで、低音の厚み、重いアタックはアンプ側で整える印象でした。TITANの方が高音はマイルドですが、やはりNazgulよりもTITANの方が使いやすい印象です。が、アグレッシブなサウンドではNazgulに軍配かなと思いました。どちらが好みかによりますね。Nazgulも非常に優秀なピックアップだと思います。

余談3:劇的変化はしない

まぁ実質同じメーカーのハムバッカーの交換というのもありますが。そもそもシングルコイルに変更するとかではないですから劇的変化したか?というとしてません。ちょっとニュアンスが変わったか?くらいです。正直こんなもんですよピックアップ変更は。いくらピックアップを変更してもストラトはレスポールの音にはなりませんしIbanezはIbanezのままです。
それでもやっぱり気分も変わりますしね!楽しいですよピックアップ変更は。
「音をよくしたい」というなんとなくのイメージでピックアップ変更は個人的にはあまりお薦めしません。大して変わりませんからね。音を改善、変更したければ別のギターを買うか、アンプかキャビネットを変えましょう。そちらの方が間違いない効果があるかなと!

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