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AMPEG ベース用キャビネットIR比較レビュー

ベース用のキャビネットIRはギターのものに比べ数が少ないですが、定番どころを比較、レビューしたいと思います。

AMPEGベースキャビネットIR定番3つ

今回はギターキャビネットIRで評判の良いOwnhammer, Yorkaudio, ML sound Labの3つの比較です。

  1. Ownhammer / AMPG Bass

  2. Yorkaudio / AMPG 410 HS

  3. ML Sound Lab / Ampg Bass Cab Pack

AMPEG ベースキャビネットIR比較動画

比較動画を作成しました!

今回の動画ではベースは弾いておらずIK MultimediaのMODOBASS2の音源を使用しています。フレーズもMODOBASS2内のプリセットです。
MODOBASS2のペダルやアンプをすべてOFFにし、ベースアンプシミュレータに入れています。
ベースアンプシミュレータはBrainworx AMPEG SVT-VRと Nembrini AudioのBlackice Beta gamma(Darkglassのモデリング)を使用しています。

Ownhammer AMPG BASSの概要と所感

Ownhammerはほか2つとは少しIRの商品としての傾向が違いまして、マイク種類はやや少ないですが、AMPEGのベースキャビネット2種類、スピーカー6種類+組み合わせ3種の組み合わせがあります。トータルで700近いIRファイルになっています。今回の比較ではSVT-410キャビネットにEminenceスピーカーに限定しましたが、出せる音の守備範囲はほか2つよりも広いです。あとマイクに定番のSHUREやAKGはなく若干変わり種な感じがあります。
今回の比較動画でも聴いて取れますが、高音がかなりクリアで伸びている印象が全体的にあります。

Yorkaudio AMPG 410 HS

Yorkaudioは現在ベース用Cabinet IRはこのAMPEGとBASSMANくらいですね。マイクの種類も多く、ミックス済IRもかなり使いやすい音になっています。今回の動画では使っておりませんが、このミックス済みがかなり優秀で良いです。
 音の傾向としては高域がマイルドで中低音に厚みがあり、いわゆる「ベースの音」として今回の中では一番使いやすいです。「IR一発でOK感」があり、後段のEQなども少なくて済む印象です。

ML Sound Lab. AMPG Bass Cab Pack

メタル系に強いメーカーなので、ベース用はこのAMPEGだけですね。MLの他のキャビネットIRと基本的に同様の内容です。共通の制作方法のためかマイクのセレクトが58があったり、Neumannの小さめのコンデンサーマイクがあったりします。
音の印象もやはりメタルを意識したドンシャリな感じがあります。低音の厚みとしてはYorkaudioのほうがありますが、音の重心はML sound labのほうが低く、多弦ベースの低い音はMLのほうが得意な感じがあります。

まとめ

ベースのキャビネットIRはギターほど音の変化がなく、正直どれを使っても結構良い結果になる気がしますが、メーカーで音のそれぞれカラーがありますね。どれかを持っていれば良いかな?という気もします。
個人的には汎用的に使うならYorkaudio、メタル系ならML sound labが良い気がします。Ownhammerはかなり組み合わせが多いのでこれ一つあれば十分感もありますし、高音がはっきりしているのでアタックを目立たせたい用途だと映えますね。
今回の私の比較とレビューが選択の参考になれば、と思います!


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