菊花賞2023予想
◎ドゥレッツァ
○タスティエーラ
▲リビアングラス
△ソールオリエンス
★ハーツコンチェルト
☆サトノグランツ
3連単
◎→○▲→○▲△★☆(8点)
◎→△★→○▲(4点)
○▲→◎→○▲△★☆(8点)
○▲→○▲★☆→◎(6点)
計26点
ワイドBOX
◎○▲
計3点
◎ドゥレッツァ
課題は大外枠、能力、スタミナが足りるか。
まず不利な大外枠についてだが、ドゥレッツァは今回の菊花賞含めキャリア6戦中4戦がピンク帽。
キャリアが浅く13頭立てまでしか経験がない馬にとっては、メンタル的にプラスになるのではないか。
ルメール騎手はオークスのスターズオンアース、天皇賞(春)のフィエールマンとG1でも大外枠を克服している。菊花賞でも阪神コースではあるが、オーソクレースで2着がある。
馬、騎手ともに大外枠をこなせる下地はあるとみた。
能力、スタミナについては2勝クラスでは3番手から上がり3F2位を0.8上回る32.7で完勝。
逃げた2着馬は次走逃げて0.6差で圧勝している。
3勝クラスでは戸崎騎手が下手に乗ったが、並の馬では届かない位置から差しきり勝ち。
折り合いに心配がなく、3走前の山吹賞の走りからも長丁場をこなせるのではないか。
これまで【4.0.1.0】で負けた新馬戦は稍重だった。良馬場では【4.0.0.0】で上がりはすべて最速。天気予報通りなら菊花賞は良馬場で行われる。
尾関知人厩舎はスルーセブンシーズ、グローリーヴェイズと関西圏の重賞で結果を出している点も心強い。
以上のことから◎とした。
○タスティエーラ
ローテ、初輸送、乗り替わりがどうか。
ダービーから異例の菊花賞直行となったわけだが、調教は時計が出ているのでローテは問題ないと判断。外厩も使用していて、やることはやったとみえた。
直前アクシデント情報を流して人気を下げる手法は社台にありがちで、逆に勝負気配が高いのではないか。
有馬記念があいそうな馬だが、ここに全力投球してきているようにみえる。
初輸送に関しては正直なんとも言えないが、堀調教師は「輸送後に飼葉を食べてくれれば」とコメント。
これは当日の馬体重をみて判断するしかないだろう。調教後の馬体重は前走比+8。
マイナスで出走してきたときに、自分なりにどこまでのマイナスを許容するかをあらかじめ決めておいてもよい。個人的には-4以上は評価を下げることを検討する。
逆にプラスで出走してくるとコンディションは万全とみて確信度が上がる。
データ的な乗り替わりはダービーで覆したこの馬にとって気にならない。
むしろ気にしていたのは、外国人騎手の来日週での重賞制覇。これも土曜のナミュールで勝ったことによりクリアした。
他に気にしていたのはモレイラ騎手の腰のコンディション。
3000mの長丁場持つかはわからないが、少なくとも土曜9.10.11Rと連続で騎乗して重賞勝ちしたことからクリアと見込んだ。
それでも○に留めたのは堀厩舎の関西圏重賞2000以上はどうか、モレイラ騎手がトリッキーなコースに対応できるのかというところで2番手とした。
▲リビアングラス
そもそも力が足りるか、逃げという脚質がどうか。
力が足りるかというところでは、足りていると判断した。
阿寒湖特別では58.9の逃げで、4角早めに並びにきた馬と競るような展開を再び突き放しての勝利。
2走前の京都新聞杯も1000m付近から先頭が入れ替わるような厳しい展開で勝ったサトノグランツにクビ+アタマ差。内前有利な展開でも逃げたリビアングラスにはかなりきつい展開。
3走前も直線前に出られたが差し返した。
4走前は中団からひとまくりして先頭集団にとりつき直線もうひと伸びでの勝利。
底知れぬスタミナを持った馬ということがわかる。
狙った理由についてはもうひとつあって逃げの展開の利と他馬との比較。
リビアングラスは上がり3F33秒後半〜34秒前半が問われる展開にはしたくないはず。
矢作厩舎はパンサラッサを筆頭に逃げの一手を打つ厩舎。坂井琉星騎手も逃げが上手い。
逃げることのできる馬はリビアングラスの他に、パクスオトマニカ、ファントムシーフ、サヴォーナ。
3頭とも早い逃げを打つタイプではないだけにリビアングラスは逃げられるのではないか。
横山典騎手のトップナイフが息子が騎乗しているソールオリエンスに有利な流れをつくろうと狂った逃げを打つ可能性はあるが、それなら直線入口早めに並びかけにきたほうが確実だろう。
つまり、穴馬のスタミナお化けがレースを掌握できるのである。これほど恐ろしいことはない。
ハナをとって59秒後半で隊列が決まり、道中引き離して後続に脚を使わせるような展開になると頭まであるのではないか。
トップナイフが4角手前で早めにきたとしても、リビアングラスには弾き返す力がある。
ラップは違えどイメージは2001年のマイネルデスポットの逃げ。
坂井琉星騎手の手腕が問われる。
△ソールオリエンス
外枠、輸送、騎手がどうでるか。
皐月賞では展開、馬場が向いたがあれほどの脚を使える馬に外枠は愚問だろう。かからないという意味ではクリアできるのではないか。
輸送についてもフィエールマンで経験のある厩舎ならクリアしてくるだろう。
タスティエーラ同様極端に馬体重が減っていなければ問題ない。調教後の馬体重は+8。
問題は騎手。
G1で横山武史騎手は位置取りが悪くなる。
ダービーはポジションがとれたが、皐月賞はとれなかった。
その他にも秋華賞でのヒップホップソウルやナミュールでもポジションがとれてない。
ポジションをとれないから不利を受けやすいともいえる。
さらに今回は外枠でポジションがとりにくいコース形態。
横山武史騎手はまだエフフォーリアのように人馬一体となっておらず、ソールオリエンスの絶対能力でここまでの戦績をあげているのではないか。
以上のことから今回もポジションがとれず、後ろからになると想定した。
評価を下げた理由はリビアングラスの逃げ。
末脚の威力だけではなく、持続力が問われると危ないとみた。
新馬戦では高速ラップでまとめているが、1000m通過が1:05のスローペースだった。
展開不向き、また不利を受ける可能性があることから△までとした。
☆ハーツコンチェルト
右回り、騎手がどうか。
右回り、騎手ともによくない。
ただし、京都の外回りは下り坂がありエンジンのかかりの遅いハーツコンチェルトにあっているのではないか。
スタミナもあるため突っ込んでくる可能性は十分ある。
ここでまた掲示板程度に終わり、AR共和国杯で1番人気になっていそうな馬にも見えるためこの評価に留めた。
注サトノグランツ
川田騎手がどうか
よくない。
ただし、今年は好調のためこなしてくるかもしれない。
それでも前走のように瞬発力勝負にはならない。
サトノは菊花賞強いため2.3着で押さえる手もあるが、展開不向きとみて3着までの押さえの評価に留めた。
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