菊花賞2023枠順をみて
菊花賞枠順をみてのファーストインプレッションは「非常に難解になった」の一言。
というのも◎予定だったドゥレッツァがまさかの大外17番。
○or▲予定のソールオリエンスが14番。
ダービーで位置がとれただけに真ん中より内なら信頼度が上がったと考えている。
横山武史騎手、(岩田望騎手)はG1で位置がとれずよく自滅するため、印を入れ替えるかはもう少し検討したい。
さて、このレースはご周知の通り、圧倒的に社台系生産馬が強いレース。
NF
シーズンリッチ
ダノントルネード
パクスオトマニカ
タスティエーラ
ノッキングポイント
サトノグランツ
ショウナンバシット
ドゥレッツァ
社台F
ソールオリエンス
例年の傾向通りならこのなかから2〜3頭は馬券内だろう。
当然◎はこのなかから選びたいが、人気各馬にはそれぞれリスクがあるため簡単にまとめておく。
【トップナイフ】
鞍上にリスク。武史騎手が有力馬に乗ると無気力騎乗が多い。一部では「授業参観」と揶揄されている。
【タスティエーラ】
ローテは気にならない。鞍上と厩舎の関西圏長距離レースにリスク。
モレイラ騎手の来日週でG1勝ちに疑問。
堀厩舎はサトノクラウンで宝塚記念、京都記念を勝っているが、稍重以上だった。
サトノクラウンは渋った馬場は鬼レベルの馬だった。
関西圏の2000m以上の芝重賞制覇はサトノクラウンを除くと、2010天皇賞(春)ジャガーメイルまで遡る。
今回異例だらけであり、勝ち切るにはサトノクラウンのように何かしらの理由付けが必要か。
【ノッキングポイント】
木村厩舎は関西圏のG1にリスク。
イクイノックスで宝塚記念を制したが、馬が歴史に名を残すような名馬。先週の秋華賞はヒップホップソウルで惨敗したように、関西圏G1で◎はうてない。
【サトノグランツ】
なんといっても川田騎手にリスク。
その他は買い要素が強い。
【ハーツコンチェルト】
右回りにリスク。終い一辺倒の脚質も追い込み決着と予想しなければ◎をうてず。松山騎手、厩舎力にも疑問が残る。
【ソールオリエンス】
鞍上にリスクがある。
G1で位置がとれず自滅することが多い。ナミュールや先週のヒップホップソウルなどが典型例。
ただしダービーは位置がとれたこと、位置がとれずとも腹を括れる14番はプラスにでる可能性がある。終い一辺倒でも通用してもうなずける末脚の威力を持っている。
【ファントムシーフ】
切れ味、スタミナともに足りるかが疑問。鞍上武豊は心強いが、真ん中より内が欲しかったのも事実だろう。それらをすべて騎手の力でカバーしてくる可能性も秘めている。
前走逃げたことが良いほうにでるか、悪いほうにでるか精査が必要。
【ドゥレッツァ】
大外枠にリスク。
ルメール騎手は2021年オーソクレース2着で克服しているが、阪神開催だった。
時代変化とともにローテは気にならないが、3勝クラス勝ち直行組の戦績も何故か相性が悪い。
馬は可能性の塊であり、すべてはルメール騎手次第。
このようなリスクを考えてみた。これらの課題をクリアしてきそうな馬をあげてみたい。
トップナイフ
→騎手がヤル気を出せば足りる。
札幌記念は斤量、展開に恵まれたが、出走メンバーは古馬G1で通用している馬たちだっただけに2着は素直に評価に値する。
ソールオリエンス
→死角は多いものの馬の力ゴリ押しでなんだかんだ馬券内。(予想も理論もあったものではないが…)
単純に馬の能力できちゃうパターン。
ドゥレッツァ
→ルメール騎手で克服する可能性が高いか。
オークスのスターズオンアース、フィエールマンの天皇賞(春)など他にG2以下でも克服しているケースはみられる。
馬主キャロットでモチベが高いのではないか。
社台系生産馬からはソールオリエンス、ドゥレッツァ。◎はこの2頭のいずれかを推したい。
非社台系からはトップナイフ。
他にピックアップしなかったが、リビアングラスがスタミナ任せに残る可能性があるため注意。