【グッドプラン・フロム・イメージスペース】Episode.5「今から数年後・・・」 第2章 (No.0052)
(新シリーズ【グッドプラン・フロム・イメージスペース】の企画説明(No.0035))
色んな悪い人達が残る事なく逮捕され投獄されて死んでしまいましたから、経済的にも国は変化していきました。
巨大企業は殆ど全て犯罪を犯していた為に逮捕され、財産を遥かに上回る罰金を受けました。かつて街のみんなの商店街を潰した悪の企業たちは、今までの悪事で稼いだ金額の何倍もの罰金によって瞬時に潰れました。
はじめの頃は街からお店が無くなってしまったので人々は困りかけていましたが、新しい政府は補助金や配給を直ちに行い不安を無くしました。
そして真面目な賢く才能ある人達が次々と活動をはじめたのです。
新しい政府は人々が活躍出来る為の法整備をして補助金をすぐに出しました。
すると、今までブラック企業で散々苦しめられ、命や財産、才能を奪われてきた人達が立ち上がりました。
新しい政府は当然ブラック企業なんて許しませんでした。
人々の為になる本当に必要で大切なものを提供出来る企業を一人単位でも家族単位でも起こせる手伝いをしました。
何しろ必要な資金は全て政府は用意しましたしサポートも永続的に行う制度も体制も出来ていました。
また必要な店舗はそれこそ無限にありました。
駅前の全ての大企業が持つ施設が接収されていたので使い放題でした。
全てのブラック企業が死んだので人々は苦しむ理由の殆どが無くなっていた為に段々と知性が上がっていました。
ですからかつての愚かな企業やサービスを再度行うものはいませんでした。
店舗が空いていても敢えてトラックなどの移動型を選ぶ人たちもいました。
この方が利用する人達に優しい場合もありました。
この国を愚かにしていた大きな理由の一つが労働問題であったので、新しい政府はとても厳しく新たな労働のルールを作りました。
利益の為や身内を優遇するかつてのあまりにも愚かで汚らわしい企業が無くなり、かつもう二度と復活出来ない様に法律を変えていったのです。
1日の労働時間はどんなに厳しくても2時間までと決まりました。
また、多くの労働がロボットやAIを使って簡略化して行く様に指導や援助をしましたが、それでもどうしても残ってしまう肉体労働もありました。
これに関しては最大でも一人1日1時間までと決まりました。この時間以降は別の人に変わる事が決まりました。
もちろん給与は時間給の様な悪魔の作ったルールでは無く、満額が支払われ、しかもその金額はかつての一人暮らしすら難しいものではありませんでした。
とてもとても使い切れないぐらいの金額が振り込まれるのでした。
【グッドプラン・フロム・イメージスペース】Episode.5
「今から数年後・・・」 第2章 (No.0052)
おわり
第3章につづく