【獣人処方箋】 Case.12「獣人は墓場で踊らない:後編」 (No.0084)
前編のつづき
過去に何度も書いていますとおり、彼らの人生は暗闇に包まれており、なんの救いも希望もありません。
生きる方向性がオカシイのですから、生きれば生きるほどに苦しみと暗闇が本人に襲いかかります。
それでも懲りずに、その痛みや苦しみを「他人のせい」にして、恨みつらみを無関係でかつ抵抗しない人にぶつけ続けるのです。
とんでもない悪質なものたちです。もちろん同情の余地はありません。
これだけでもおわかりのとおり、獣人の日常は全て暗闇で救いのない痛みだけのものですから、「無意味」な事をやっているほど余裕はないのです。
ましてやたった一人で居られません。
とにかく「誰か」が必要なのです。
ですから獣人との対策として、ひとつここに記載しておきます。
彼らは、損得や利益で生きています。
そして常に暗闇で救いのない、紙ヤスリで削られるような苦しさの中を日々生きています。
ただ生きるだけで苦しみがいっぱいです。
彼らは無駄な事が大嫌いです。
無駄は「損」です。
損すると、その損を回収するために結果、倍の苦労が必要になります。
損得で一々ウルサク喚く獣人たちは、紙ヤスリで削られる人生を送っているのですから、無駄なことで一苦労するときの苦痛は、普通の人と比べ物にならない程辛いのです。
損は、そのまま獣人の苦痛に、痛みに、苦しみに、不幸に直結しています。
そして誰にでも出来る彼らの「損」とは、「何も与えない」ことです。
ちり一つ与えないことです。
姿を見せてはいけません。
声を聞かせてもいけません。
リアクションしてはいけません。
挨拶ひとつしてもいけません。
モラル、マナー、常識からくるリアクションは、実は彼らの常食する好物です。彼らも常識的な窓口から人々に侵入してきます。
ですから、それも与えてはいけません。
彼らは獣人ですから、普通として考えてはいけないのです。
しかし、これらを実行するのはなかなか難しいことです。
ですから何度も書いているとおり、「逃げる」ことをオススメしております。
物理的に距離を取り、会っても何も反応せず、常識も与えず、もちろん心を開くことは絶対にせず、逃げてください。
暗闇にいるのですから、手を伸ばしても石を投げても、なんの反応も返ってこないのは、獣人でなくても恐ろしい事はおわかりだと思います。
何をしても「のれんに腕押し」状態が、獣人にとって最も「無駄」で「無意味」で「損」なスタイルです。
獣人のアクションに反応してしまう「壁」ではなく、全て通過してしまう「のれん」を使って無視しましょう。
お気をつけください。
【獣人処方箋】 Case.12
「獣人は墓場で踊らない:後編」 (No.0084)
おわり
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