【2つめのPOV】シリーズ 第3回 「仕切り」Part.5(No.0164)

パターンB〈ラウディのサングラス〉


[Remove sunglasses]


 もう8月になろうとしている時期にも関わらず、未だに関東では梅雨真っ盛りで、部屋でも屋外でも連日異常な湿度に見舞われ、当然熱中症も発生している状況にも関わらず、テレビやマスコミは相変わらずコロナを煽りに煽り、厚生労働省はすでにマスクは不要であると指針を変更している事を一切報道しない。


そもそも人々がしているマスクにウイルスへの効果は全く無いことなんて少し調べたらすぐに分かることなのに、いい年をした連中までもが疑いも考えもせず、ただマスコミの言いなりになって着用を続け、事実を知った真っ当な人が着用せずに生活をすれば目くじらを立て陰に陽に非難をするのだ。


どのお店に行っても必ずビニールやプラスチックでのれんや仕切りがなされているが、あれが本当にウイルス対策として効果があると一体誰が思っているのか?
免疫学や微生物学を学ぶまでもなく、空気感染すると警告がある病があんな程度で防げるわけがないのは子供でも解ることだ。いや、世の大人たちが皆あまりにも頭が悪く気が狂っている事がわかった以上、子供のほうが遥かに賢いのだからこういう例えは間違っているだろう。


不織布の切れっ端を付けたり、ビニールをぶら下げれば問題なく、それが無いだけで人非人として扱われ、商店などは非難をされ経営出来なくなる今の状況は、金を払えば罪が許されるといって人々が購入したというかつての免罪符のように、人々の生活や判断の基準はもはや科学でも知性でもなくハッキリとオカルトの領域に突入していると考えられる。


テレビ、酒、遊び、狂った教育と暴力、そして身分差別を幼少から徹底的に叩き込まれた今の大人の世代は、やはりこの現状からも分かる通り考える力を持ち合わせていないのだ。確かに気の毒だとは思うが、人間であり大人である以上はそんな明らかな間違いにただ流されて呑まれてしまいましたという言い訳は納得し難いものがある。


大人は自己責任で苦しめば良いと言えるが、しかし大人がその体たらくならば、その大人に付いて行かなければならない子供達はどうすればよいのか?
子供は自分で自分を守れないのだから、大人が愚か故に苦しむ状況を罪のない子供までが受ける羽目になるのだ。


そしてそれが今現実に起こっている。


知恵やモラルの象徴のような学校組織が、マスクや仕切りなどを生徒達に強制している。


世の学校の関係者は誰もインターネットを知らないのだろうか?


一応化学や理科に詳しいものも居るはずなのに、マスクの目がウイルスよりも遥かに大きいから全く効果は無くて、呼吸がしづらいために呼吸器に負担を与え、更にはマスクに付いたカビによって健康を害するリスクがあり、マスクによって顔にカビが繁殖する「顔水虫(みずむし)」までが叫ばれているのに、誰一人として止めない。


そのくせ毎日気が狂うだけなのに、かかさず見ているテレビに映るタレントたちは誰一人としてマスクは付けていないのだ。政治家も。


本来はドラマの登場人物たちだって常にしていなければならないし、映画でもそうなのに、そこは誰も不思議に思わない。
もし世間で噂されているような危険性が事実だとすれば、撮影自体が絶対にありえないのだ。


かつてマスクは奴隷の証だったいう。
今、まさに奴隷階級の人間だけがマスクを強制され、更に奴隷同士がマスクを強制させている状況にある。
そして上級国民である、テレビに映るものたちは誰一人としてマスクはしないし、それを見ても奴隷たちは差別も疑問も感じないのだ。


恐ろしいことだ。やっぱりナチを連想してしまうし、80年前の第二次大戦中の時代を連想してしまう。
かの時代を経験した人は、米兵よりも隣近所のオバサンが怖かったと言ったそうだ。
何か気に触ったら、噂を流されて憲兵が家に突入するという恐怖があったらしい。


今の時代そのものだ。ナチと何が違うのだろう?
ナチのような世界は、やっぱりこのような考えることを放棄した愚かな大人たちが成立させていたのだと考えるしか無い。




[Put on sunglasses]


獣と人間では知性が大きく違う。

獣はエサを与え毛並みに沿って撫でてやれば言いなりになるが、人間はこうはいかない。

獣は肉体の感覚が鋭いように、人間は知性の感覚が鋭いからこの程度では従わない。


だから対策として、まず知性を下げさせるのだ。


獣として扱うことを徹底することで、知能は確実に下がる。

知性で感じ取ることを出来なくさせる。
そして肉体でのみ感じ取ることが出来るようにするのだ。


アメとムチはとても良く効く。


特に子供の頃から獣として扱えば、その子は大人になっても獣のままなのだ。
快楽と暴力だけが生きる指針になるからとても扱いやすい。


しかし中には知性が高く、獣にならない奴らもいる。
注意が必要だ。

奴らのせいで、折角獣として手なづけた連中までもが「人間」に戻ってしまう危険がある。


これには本当に注意が必要である。


人間であるべきなのは「我々」だけで良いのだ。


我々と他の連中の区別を明確にするためにも


どんどんと彼らを愚かにさせて奴隷の印を常に付けさせるのだ。



パターンB〈ラウディのサングラス〉


おわり



Part.6につづく


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