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2023年2月3日 インドの港町のジャズ・ロック・カルテット、"FUJI ROCK”へ
"FUJI ROCK FESTIVAL 2023"の出演アーティストの情報がタイムラインに流れてきた。誰か身近なアーティストがいないものかと、フライヤーの画像を上から目で追っていく。FOO FIGHTERSに、THE STROKES、YO LA TENGO…。有名どころの名前の中に紛れるように、見慣れたバンド名を見つけた。"JATAYU"。
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"JATAYU"は、昨年9月、ASEAN Music Showcase Festival@シンガポールで聴いた。参加したdelegatesの多くは彼らの演奏を絶賛した。(その中の一人にフジロックのブッカーもいた)彼らの出番は、湿度が高い暑い昼間の演奏だったが、観客も大いに盛り上がった。
"JATAYU"は、インドの港町チェンナイ出身のジャズ・ロック・カルテット。その音楽は、伝統的な南インド音楽(カルナティック音楽)にジャズ、ファンク、ロックなどをミックス。何世紀も前の芸術様式に根ざしていながら、現代的なアプローチを試みている。ちょっと不思議なエキゾチック・フュージョンという印象だった。
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夕方から夜にかけて、タイやカンボジアの上げ潮のHIPHOPアーティストが大挙出演して、フェスの雰囲気は、そちらに飲み込まれそうになったのだが、"JATAYU"の音楽は、後味よく残っていた。
ライブ前の1on1Meetingの時だったかに、話しかけられて、この後に日本にツアーに行くという話をしてくれた。関西エリアのインド料理屋や小さなクラブを巡るという話だった。
先月、マネージャーのSahibからもらったメールには、日本人アーティストTaku Yabukiと作品を作ったと書かれていた。そして「今年も日本にツアーに行くから、できれば手伝って欲しいと」書かれていたのだが、それは、フジロックへの出演にも繋がっていたのかと腑に落ちた。とにかくめでたいことだ。
これまでに、ショーケース・フェスティバルでのパフォーマンスをきっかけにチャンスを掴んだアーティストをいくつもみてきた。今回の"JATAYU"も、ショーケース・フェスティバルからステップアップしていく一つの成功例と言っていいだろう。"FUJI ROCK"がゴールというわけではないので、あくまでスタートラインに立ったということなのだが、この夏の苗場で、オーディエンスにどういう風に迎えられるのか、実に楽しみである。
夕方、イベント出演で、音市場に来たRude-αと、¥uk-Bの二人と打ち合わせ。先月のマニラ行きの宿題をどう進めていくのかということを話す。とにかく前向きに転がしてくしかない。HIP-HOP用語を、ダースさんの本で勉強しなければと思う。