スプリング狂騒曲 20210507 炭焼日記
教わっている校長先生が通院のため朝早めに集合。
スプリングを切るため、切る方にも声をかけに行ったついでに撮った動画
切り屋も「刃」が無いと、時間になってから取りに行く。
(このくらいは当たり前のこと)
校長先生のところでは、スプリング一つでいいと言ってたのに、全部必要だとなって、それをまた取りに行く。
スプリングは真っ直ぐでないといけない と今まで言ってなかった話。
確かに曲がっている。
あらあら
トントン叩いて真っ直ぐにすることになるが、なかなか出来ない。
こちらを下敷きにして叩いた。
鍛冶屋があった頃にはやってもらったそうだが、今やもうない。
そのスプリングは軽トラからわざわざ取ったもの。
最近の車はほとんどないんだという。
そこへ、また別の方が登場。
最近、大型車のスプリングを交換したから、あるかもしれない。とのこと。
お!マジか! ツイテル!
早速現場に向かうがその時はわかる方がいなくて、すぐわからなかった。
多分大丈夫だろうと思って撮った動画がこちら
夕方、確認すると板スプリングは別の場所へ。
すぐそこまで行ってお聞きすると、もう業者に出してしまったとのこと。
ガ〜〜〜〜〜ン
しかもその業者は、前述の「切り屋」さんのお仲間。
念のため、確認してもらったが、先週には出してしまったので、もはや手元にはないようだ。
一日、スプリングに振り回されてしまった。ホント参ったわ。笑
スプリングは、炭焼窯のクド(煙突部)に使う。窯の後方のクドの下部分に、レンガを二つ感覚を置いて上にスプリングを置くことで、高温になってもとけずに、空気を通す穴になるからだ。
もちろんいろいろなやり方があるので、石でも、あるいは壁土(粘土土)でよく焼いてでも、できることは知っている。
ただ、校長先生は一緒にやってくれる!
口だけの応援の方は多いけど、実際に動いてくれる。
それに、普段の話も楽しい。立派な話はない。そこからの学びも多い。
そんな校長先生が私は大好きだ。
発動機もお好きのようです。
今、炭焼はホントにホントに進みが遅い!
こんな非効率の日々は、現代社会とは全く真逆だ。
そして自然に対する時は、予定通り行くことは難しい。当然、自然に合わせること、受け入れることが必要になる。
なんでも自分の思い通りにできるなんてまやかしなのかも知れない。
それでも、生きるためには思い通りにさせたい。なんて考える私のエゴにもビシビシ堪える。
校長先生みたいな生き方も悪くない。まだいいとは言い切れない。
でも、この地域の人はきっと1万年前からこんなノリで生きてきたのだろうと思う。
面白いかもしれない。
こんな面白い話を記録しないのは、つまらないのでここに日記として記してみる。
なんかこんな日々もいい。
お金のことを考えると不安になることばかりだけど、それでも生活できるようにすればいいだけだ。
余談
ちなみにこんな動画も撮りました。