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そして応援席へ

3回ほど内野席から観戦して、その後に自分の心境の変化があるのを感じた。

「応援席で一緒に応援したら、もしかしたら今よりさらに楽しいのではないか。」

純粋に応援席はとても楽しそうに見えた。
ただ応援団もいるし、校歌も応援歌も知らない人間が入っていって良いものだろうか。そこについては少し躊躇はしたものの、覚悟を決めなければと思った。
まあだれでも初めてのときはあるわけで、内野席は2000円、応援席は1000円。自分に対して金額が安いからという理由をつけて、応援席のチケットを買うことにした。

入場すると、パンフレットと紙のメガホンをもらった。勝手がわからないので、とりあえず上段のあまり人がいない席に座った。とても眺めがよく、全体を見渡すことができた。とにかく応援団の団員が笑顔で大きな声だったのが印象的で、必死に盛り上げようとしている。友達でも知り合いでもない集団を統率するのは、想像以上に大変なことだろう。
初めて応援席に行った感想は、全てが新鮮だった。
一例を挙げると、攻撃時は立って応援をする、守備時は座って応援をする。エール交換時には、脱帽し起立して校歌を歌う。得点が入ったらみんなで応援歌を歌う。などなど色々な決まりがあるのだった。
これ以降は応援席が指定席となった。


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