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2024年度活動報告③〜来年の活動に向けて・会計報告〜

みなさん、チョムリアップ スォ👋(こんにちは!)
今回はクメール語で挨拶してみました😊
今回の投稿で2024年度の活動報告がラストになります。私たちの来年の活動に向けて、そして会計報告をします!

【来年の活動に向けて】


I. 改善点
全体の活動を通して
今年度は、円高や航空券の高騰により前年度より多くの費用が必要になりました。そのため例年に比べ、会計資金がかなり少なくなってしまいました。次年度からは、積極的な助成金への応募や広報を通じてSTPCの知名度をあげる必要があると考えます。より多くの資金を集め、STPCの活動を円滑 に回せるように心がけたいと思います。

また8月までの準備期間において、モデルティーチングを例年より少なく実施しました。理由といたし ましては、クワトロ・トリオごとに授業内容の完成度が異なり、モデルティーチングを行うレベルではない と判断したためです。この点に関しましては、8月の現地活動へのモチベーション向上に加え、より詳 細な授業内容のブラッシュアップにつながると考えますので、次年度は今年度より多くの回数を実施 するべきであると考えます。加えて、授業内容の完成度のレベルが異なったとしてもモデルティーチングを実施し、互いにアドバイスをしあう環境を常に設けることで全体のレベル間を把握しつつ、現地に向けて完成度を高めていくことが重要であると考えます。フェスティバルの内容に関しても、日本で他 のメンバーとブラッシュアップする機会があると、客観的な視点で修正・改善ができるのではないかと思います。
加えて、今年度はカンボジアまでの航空券を業者で一括して確保する方法ではなく、全体を大きく2 つのチームに分けた上で、さらに3名ほどのグループに分け航空券を取得しました。業者を通さないメ リットとして、費用が抑えられる、個人情報のやり取りが最小限で済むなどの点が挙げられる一方で、 不測の事態に直面した際に、我々だけでの対応が難しく業者で一括した方がスムーズに問題を対処 できるため次年度からは再考が必要であると考えます。

8月の現地活動を通して
新型コロナウイルス流行前は、3日間連続の授業と1日のDayoffのサイクルを3回繰り返し、計9日間の授業を実施しておりました。現在は通常授業とフェスティバルを合わせて7日間のスケジュールで行 なっておりますが、生徒との関わりの深さやレベル別にした際の習熟度を考慮しますと、スケジュール の見直しが必要であると考えます。一方で我々Teacher側の体力面や授業修正の時間も調整が必要となってきますので、この点に関しては議論を重ねるべきだと考えます。

今年度も例年通りフェスティバルを行いましたが、いくつか反省点が挙げられました。まず Orientationでは、最初に行う名簿作りの際に生徒自身に名前を書いてもらうのですが、その際にふりがなを振り間違え、生徒の名前を間違えて呼んでしまうというトラブルが発生しました。次年度からは名前記入と同時に、Teacher側でしっかりと把握できるようにふりがなの記入を工夫するべきであると考えます。加えて、間違いに気がついた際には迅速にメンバー内で共有する必要があると考えます。

次にJapanese festivalに関して、例年浴衣コーナーに人気が集まり上手く回せないという懸念点が あったため、今年度は図書館と教室に分けて動線を確保しました。着付けを教室で集中して終えられた反面、図書館との連携が取りづらく時間配分が難しいという問題もありましたので、全体でタイム テーブルを決めて生徒を動かすなどの改善が必要であると考えます。

そしてCultural Festivalにおいて、今年度はスバエク・トムを鑑賞したのですが、鑑賞中の教室の温度がかなり高く、生徒はもちろん我々にも疲れが多く見られました。よって来年度もスバエク・トムを実 施する場合には、講演の時間を短く区切り休憩時間を作る、学校側から扇風機を借りて場内を涼しく 保つ、水分をこまめに摂ることを意識する、ワークショップとパフォーマンスを逆にすることで生徒の集中力を保たせるなどの改善が必要であると考えます。

最終日に行われたSports Festivalでは、室内で行う競技と室外で行う競技を分けて行う、水分補給の時間をこまめに取る、休み時間を長めにとるなどの工夫をしたものの、当日の高い気温により体調不良者が出てしまいました。Sports Festivalは生徒や現地の先生に人気の競技であり、来年度からも継 続して行いたいと考えております。このことから、体調不良を防ぐ工夫を続けながらも想定外の事態に備えて複数人が救急箱や体調不良者用のクールダウングッズなどを持っていくなどの対応をしていく べきであると考えます。


II. 継続すべき点
全体の活動を通して
今年度は前年度からの引き継ぎをした上で、秋学期からすぐに係決めや授業案、現地のスケジュールに関して話し合うことができました。これを行なっていたことによって、2月に行なった現地での話し合いにおいて交渉がスムーズに進みました。また新入生が加入する前にある程度の土台ができいた ため、例年よりもスムーズに現地準備ができたと思います。より明確な引き継ぎの流れができたため、 次年度からも新2、3年生で準備しておくべきことと新1年生が加入してから行うべきことを話し合い、 秋学期からの準備期間を有意義に使えるように体制を整えることが重要であると考えます。

また、例年は我々で印刷し製本していた教科書作成を今年度は業者に依頼しました。理由といたし ましては、前年度の反省で教科書の脆さと作成作業の非効率さが挙げられたためです。費用はかかりますが、生徒たちに頑丈かつ個体差のない教科書を配布することができた上に、従来の教科書作成に充てていた時間を現地準備に充てることができたため良かったと考えます。

8月の現地活動を通して
授業やイベントを行う上で、前年同様声が届きにくいという問題がありました。マイクやスピーカーの使用も検討しましたが、購入する際の費用や機器の充電の難しさを鑑みて今年度は別の方法を模索しました。様々な方法を試した結果、声で生徒の集中を集めるよりも、手を叩いて注目させる方法が 効果的でした。こちらに注目してほしい時に、手をリズミカルに叩き真似をしてもらう方法は生徒の興味をより引くことができたため良かったと考えます。
また、今年度は授業とフェスティバルのバランスを考えたスケジュールで実施しました。例年は授業 を一通り終えた後にフェスティバルを実施しておりましたが、授業の中間にフェスティバルを挟むこと で、生徒との仲をより深め、後半の授業にむけてモチベーションを上げていけるように意識しました。これにより、授業だけではみることができなかった生徒の一面を知ることができたことでより仲が深まった 上に、リフレッシュした気持ちで後半の授業に進むことができたためよかったと考えます。

そして上記にあるように、秋学期から現地活動にかけての準備期間を有効に使うことができたため、現地での活動期間において焦って授業の足りていない準備をすることはほとんどなく、日々の授 業をするにあたって出てきた改善点や必要になった道具などの作成に時間を割くことができました。 また現地活動中には最小限の準備に抑えることができたため、メンバーの精神的・身体的負担を軽 減し、体調不良につながる寝不足や栄養不足を防ぐことができたと考えます。加えて、準備期間内に トリオ・クワトロ内で授業内容を綿密に作成し、それを授業を行う際のペアグループに共有することが できていたため、体調不良などの欠員が出た際にも他のメンバーが迅速に対応することができまし た。これらの点は現地準備期間にメンバーがしっかりと活動に取り組んだ成果であるといえます。次年 度においても現地活動をより良くするための準備をしていけたら良いと考えます。

【2024年度会計報告】

支出の部詳細
1, 現地前授業用道具代 「現地」はカンボジアでの英語支援ボランティア活動を指します。授業に必要な道具を用意してカン ボジアに持って行きます。授業で使う模造紙や画用紙、マジックペン、クレヨンなどが全てこちらに含 まれています。
2, 現地移動用バス代 ティーチングプログラム中はバスで移動します。ホテルから学校へ行く際には授業に使う道具、生徒 に配る水を積みます。さらに、午後に行う反省会も場所を改め、ホテルから離れている上智センター で行うための移動手段でもあります。
3, 教科書印刷代(100人分) 生徒たちに配る教科書を印刷会社に注文して、作成します。内訳は、現地の生徒70人、メンバー23 人、現地のスタッフの方々です。
4,5, 生徒に配るパンと水代(100人分) 授業のある日は朝の7:30に集合します。時間が早いので、朝食を食べられていない生徒が多いで す。また、生徒の中には、金銭的な理由で朝食を用意することが難しい子も少なくありません。学校側 の強い希望もあるため、朝食を全員分用意して1限の後の時間にパンと水を配っています。生徒の人 数が急遽増えることもあるので、多めに100人分用意しております。
6, 賞状・印刷代(70人分) ティーチング期間の最終日に生徒に賞状と写真を配布しております。ここで生徒にSTPCを終えた達 成感とSTPCを覚えておくための回顧録になってほしいとの思いから、賞状と生徒と我々STPCメン バーの写っている集合写真を配っています。
7,スバエク・トム代 文化交流のために、今年度はカンボジアの伝統文化であるスバエク・トムを披露していただきまし た。スバエク・トムを見せていただくだけはなく、お話の内容についてのレクチャーや、演奏後にスバ エク・トムの体験もする時間を作っていただきました。
8, 現地活動費 現地で更に授業に必要なものを現地で購入します。さらに、体調が悪くなってしまったメンバーのた めの病院への行き来の交通費分もこちらに含まれております。
9,現地交渉時の航空代 「現地交渉」とは、毎年2月に団体の代表者2名がカンボジアへ渡航し現地の中学校の担当者と打 ち合わせをするための活動を意味します。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!🙇‍♀️
以下に2024年度活動報告のpdfを添付させていただきます。写真やグラフ等も含まれているため、そちらも併せてご覧ください。


次回からは、メンバーが交代でブログを書いていきます!
秋学期になり来年の現地活動に向けて、新しいクワトロ・トリオが結成されました!🌟 
新体制で準備を頑張っています✊その様子はまた別のブログで紹介します!

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