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[ OW2 ] 大まかな内容を解説 [ OVERWATCH DECLASSIFIED ]


そもそもこの本は一体?

公式からリリースされた、オーバーウォッチの世界の背景に深く迫るガイドブック。
”OVERWATCH DECLASSIFIED”


この本は、オーバーウォッチの世界に住む研究チームが調査を行い、その情報をまとめた文書とされています。

彼らは、オムニック・クライシス時代やオーバーウォッチ崩壊時代に何があったのかを明るみにするため、関係者へのインタビューや当時の機密文書へのアクセスに試みました。

そして、それらを整理して書き上げられた本がこの「OVERWATCH DECLASSIFIED」です。

本記事では、そもそもどういった本なのか?という点に焦点を当てていきます。それぞれの章の流れすでにゲーム内や公式メディアで公開されている内容があれば、それを付随して紹介します。


おおまかな内容

01.オムニック・クライシス前

この章では、オムニックによる反乱が起こる数年前、まだ平和だった頃の世界について記述されています。

平和ではありますが、私たちの世界と同様に人口増加や環境問題、貧富の差といった解決すべき問題に直面していました。

そんな世界の中で開発された技術の一部は、ゲームの中でも見ることができます。


ソジョーンやゲンジに施されている”サイバネティクス技術”、いわゆる「ロボット化」。

オーバーウォッチ・ストライクチーム


あと、ホライゾン・ルナコロニーで見かけるこの機械だったり。
藻類を利用して太陽光発電を行う装置です。

↑宇宙空間で水耕栽培を可能にする装置

その近くではジャガイモが栽培されています。
ジャガイモが選ばれた理由は、栄養豊富であらゆる環境下でも生育が容易だからではないでしょうか。

ジャガイモが栽培されている様子


ポルトガルの海面上昇問題

人類が直面していた環境問題の1つに海面上昇があります。
地球温暖化によって海水が膨張したり、氷河が解けることで水面が上昇する環境変化のことを言います。


ポルトガルでは、優秀な科学者が非常に頑丈なドゥロヴィドロという素材を用いて、潮の流入を防ぐ堤防を開発しました。

ドゥロヴィドロ
堤防の模型


同部屋のアナウンス(ポルトガル語)

オムニック・クライシスの数年前、ポルトガルは気候変動と海面上昇に悩まされていました。この困難な状況を心配したポルトガルの発明家、クラウディオ・マルティンスは、彼の故郷に恩恵をもたらすために、ベネズエラ出身の多才な学者である彼の夫、ヘクトール・マルティンスと共に堤防の建設を始めました。クラウディオの発明である、ダイヤモンドのように強く透明な材料「デュロビドロ」を使用しました。

この発明者たちの仕事は、ポルトガルに明るい未来を約束していましたが、運命は異なりました。オムニック・クライシスが始まると、ポルトガル軍は堤防に集結し、アヌビスの軍勢に対して勇敢で強力な防御を維持しました。この時代には、多くの国々が国境を守るために奮闘していましたが、クラウディオはポルトガル政府にスペインと防衛同盟を結ぶよう説得しました。

両国は軍事力を結集し、ポルトガルからスペインとの共有海岸まで、つまりジブラルタル海峡にまで至るデュロビドロの堤防を拡大しました。

DeepLによる翻訳

↓ポルトガル語のアナウンス音声の字幕はこちらから


外周を見ると、実際にその堤防がステージの周りを覆っている様子を見ることができます。

防波堤



02.オムニッククライシス勃発

この章に書かれている内容は、いまだ公には発表されていないものばかりです。既に公式の動画*¹で語られている通り、オムニック・クライシスは次のイベントにより構成されています。


1.「オムニカ・コーポレーションの倒産」


2.「ゴッドプログラム:アヌビスの暴走」

当然、多くの疑問があると思います。
なぜオムニカ社は倒産したのか?
なぜアヌビスは人類に牙を剥いたのか?
オムニック・クライシスでは何が起きたのか?

これらの重要な背景がこの本に記されています。
特に濃厚に書かれているのが、「各国の対応」です。
ロボットに対抗するべく各国に現れた英雄たちの逸話を知ることができます。ちょっと意外な人物が登場したり(初代ドゥームフィストとか)。

*¹ 短編アニメーション|創生 – パート1: 夜明け

https://www.youtube.com/watch?v=JKbFk0DI3pA


03.オーバーウォッチ時代

この章では、オーバーウォッチの設立から活躍、そして解散までの流れが詳細に記述されています。
最も多く語られているのがこの章です。
ご存じの通り、戦争後も真の平和が訪れなかったことで民衆の不安が高まり、結果としてオーバーウォッチは解散しました。
そんな英雄たちの栄枯盛衰についての詳細なストーリーが展開されています。


04.英雄のいない世界&新しい英雄の誕生

この章では、オーバーウォッチ組織がいなくなった世界がどのように変わったかが詳細に記述されています。
オーバーウォッチの解散後、ギャングが地方に蔓延り、有名な大企業が大衆から金を搾取しています。
戦争が残した負の遺産は未だに人々を苦しめています。しかし、そのような泥の中からも新たな希望が生まれています。
たとえば、D.Vaやルシオ、エフィなどがその代表です。
今後のストーリーに繋がる重要な背景がこの章で特に描かれているかもしれません。


05.最後に

オーバーウォッチのPVを見まくって、小説・コミックも見まくってもなお飽き足らない方は買った方が良いです!最高の本です!

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