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インタビューは事前準備が9割!ストーリーテラーズ流・取材の進め方
「インタビューは事前準備が9割」――これは、ストーリーテラーズが大切にしている考え方です。
なぜなら、インタビューは単なる会話ではなく、相手の言葉の奥にある本音やストーリーを引き出す技術が求められるから。
では、プロのインタビュアーは日頃からどのように準備し、どのような工夫をしているのでしょうか。今回は、当社ストーリーテラーズの平澤が語る「インタビューのノウハウとこだわり」に迫ります。
インタビュー成功のカギは準備にあり
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高野:「こうして改めて平澤さんに話を聞く機会もなかなかないので…(笑)、今日はとても楽しみです。では早速。
平澤さんは、インタビューの準備として、まず何から始めているの?」
平澤:「そうですね…まずは、クライアント企業の公式サイトやSNSをチェックします。どんな事業をしているのか、どういう理念を持っているのかを理解することを大前提にしていますね」
高野:「なるほど…。確かに基本情報を押さえずに取材に臨むのは失礼だし、当日的外れな質問になってしまうと良くないもんね」
平澤:「そうなんです。例えば、飲食業のクライアント様であれば、公式サイトから実際のメニューを見たり、採用系のご支援をする時であれば、クライアント様の採用ページを読み込んだりして…できるだけ自分の中で、その企業の特徴を掴めるようにはしていますね」
高野:「そういったリサーチを踏まえた上で、インタビューの質問シートを作るということ?」
平澤:「はい!実は以前は、どの会社の方にも同じような質問をしていました。経歴、大変だったこと、嬉しかったこと……などですね。でも最近は、ストーリーテラーズも『企業ブランディング支援』の要素を大切にしているので、『そのクライアント様のブランディングになっているかどうか』を意識して、記事の目的に沿った質問を考えるようにしています」
さらに、質問を作るときには“どんなストーリーになるか”をあらかじめイメージするようにしています。インタビュー後に『話がまとめにくく、書きにくいなぁ』ということがないように、事前に流れを想定しておくようになりましたね」
高野:「確かに、その準備ができていると、記事を書く段階で構成に迷う時間も減りそう!」
平澤:「はい、そうなんです。実際にインタビューをしてみると、想定外の話が出てくることももちろんあります。例えば、ある方のインタビューでは、仕事の中での具体的なエピソード、印象的な経験の話はあまり出てきませんでしたが、業務内容について聞いたところ、大変熱く語っていただいて。
だから、その場で、『業務内容についてもっと深掘りしよう』と判断して、そこを膨らませるようにしました」
高野:「なるほど。臨機応変にその場で“ここを深掘りすると良さそう”と判断して対応するということかぁ…」
平澤:「そうですね。最初に質問の軸を持っておけば、お話が色々な方向に膨らんでも、まとめることができます。でも、そもそも軸がなければ話がバラバラになってしまうので、そこはバランスが大事ですね」
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インタビュー後の整理と編集の工夫
高野:「では、インタビューが終わった後はどうする?」
平澤:「以前は録音を聞きながら手作業で文字起こしやまとめを行っていましたが、今はAIツールのAUTOMEMOを活用して文字起こしをし、それを自分で整理するようにしています」
高野:「ストーリーテラーズでもAIを本格的に導入し始めて1年ほど経つと思うけれど…だいぶ使いやすくなった?」
平澤:「そうですね。最初は正直あんまり使えないと思っていましたが(笑)、プロンプトの作り方も分かってきたので、『こういう指示をすれば、こんな出力が出てくる』というイメージが掴めてきたので、だいぶ使えるようになってきた気がします」
高野:「AIに関しても、最初から完璧な出力を求めるのではなく、出てきたものに対して指示を与え直したり、人の手で調整しながら使うのがポイントになるもんね」
平澤:「そうですね。最終的な文章の仕上げは人がやるべきですが、AIをうまく活用しながら、質の高いストーリー記事を効率よく作っていけるようになりたいです。
とはいえやはり、良いストーリー記事になるかどうかは、最初のインタビューが要です。特に、相手の方が自然に本音を語れるような雰囲気作りをもっと研究したいです。『もっと話したくなる、どんどん話しちゃった!』と言ってもらえるようなインタビューができるように、頑張りたいです!」
高野:「いいね!ますますストーリーテラーズのインタビューが進化しそうで楽しみです!」
編集後記
今回の対談を通して、平澤のインタビューに対するこだわりが改めて感じられました。準備段階の徹底したリサーチ、質問の組み立て方、インタビュー中の柔軟な対応。
インタビュー中の何気ない雑談にも、相手の本音を引き出すヒントが隠されている。
これらすべてが組み合わさることで、読者の心を動かす記事が生まれていることを、私自身実感することができました。
インタビューは単なる質問の積み重ねではなく、相手との対話の中でストーリーを紡ぐ作業です。これからも、ストーリーテラーズのインタビューがどのように進化していくのか楽しみです。
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