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WI-FIを死守!負けられない闘いがそこにあった|海外ノマド in ハンガリー

こんにちは!ストーリーライターのあゆです。私は2023年4月に株式会社ストーリーテラーズに参画して以来、オーストラリア、ハンガリー、日本と場所を変えてフルリモートでライターとして活動しています。

ハンガリーに住んでいた約11ヶ月間は、月に2、3回他国へ行き、合計20ヶ国を訪れました。ある時はブダペストからウィーンに向かうバスで社内チャットに返信し、またある時はフィンランドのホステルで原稿を修正し…。自分で振り返っても夢のようなノマド生活を送っていました。しかし一方で、日本ではありえないトラブルが起こることも!

これから海外ノマドならではの珍体験や思い出をご紹介していきたいと思いますので、「海外ノマド生活に興味がある!」「海外の暮らしに興味がある!」という方は、ぜひ気楽に読んでいただけると嬉しいです。

WI-FIが使えないと仕事ができない!なのに…

おそらく日本人で持っている人はほぼいないであろう、
ハンガリー語のキーボードのパソコンを愛用(笑)

私はハンガリー・ブダペストで、シェアハウスに住んでいました。シェアハウスとは、マンションの一室や一軒家を複数人でシェアし、部屋は各々の部屋が使えるものの、バス・トイレ、キッチンなどは共用というスタイルの物件です。

日本だとあまりなじみがないかもしれませんが、ヨーロッパをはじめ、オーストラリアやカナダなど、海外で家を借りる場合はかなりポピュラーなスタイルです。

そんなハンガリーのシェアハウスは、きれいではあったものの、電気製品まわりのトラブルが多発。見たことがない謎の形の洗濯機は、洗濯が完了するまでに約3時間かかるため、外出する用事がある日は使えない。冷蔵庫についている冷凍庫は霜の成長が恐ろしく速く、約1ヶ月で分厚い氷がパッキンを覆い、ドアが閉まらない(つまり冷凍できない)。「なんて日本の電化製品は優秀なんだろう!」としみじみ実感しました。

しかし、リモートワーカーの私を何より悩ませたのは「WI-FI問題」。朝起きてパソコンを開くと、WI-FIが使えないという日が時折発生するのです。しかし、電源を入れなおせば問題なく作動しました。

ただここで困ったのは「WI-FIルーターが、共用スペースではなく他のルームメイトの部屋に設置されていたこと」。つまり、WI-FIが落ちた場合、その部屋の住人が電源を入れなおす必要があるのです。

そのため、その部屋の住人が外出していると、部屋に勝手に入ることはできないため、WI-FIを直すことができない。オンラインでミーティングを行い、グーグルドキュメント上に記事をライティングする私にとっては死活問題です。「隣の人が外泊して何日か帰ってこなかったら、私もWI-FIのあるホステルに何泊かしなきゃ…」と何度焦ったことか…。

オーナーよ、なぜ共用部にルーターを設置しないのか!!

WI-FIを死守するため、怖い住人に交渉

ブダペストのアパートは、このように中庭を囲むように部屋があります

さらに困ったことが、「その部屋の住人が強気で怖い人だったこと」。彼女は私よりあとに入居してきたのですが、入居早々シェアハウスを隅から隅まで数時間かけて掃除。当番制で掃除を行っていたものの、確かに掃除が行き届いていない場所もあったので、掃除をしてくれたこと自体はありがたかったのですが…。

掃除を終えた彼女は「私は家政婦でも、あなたたちのママでもない!掃除をしてあげたので、掃除用品代を1人1000円ください。ハウスクリーニングを雇ったと思えば安いもんでしょう?」と、それはそれは語気の強いメッセージをルームメイト全員に送ってきたのです。掃除をしてくれとは誰も頼んでいないのに。

怖かったので、「ああ、この子にはなるべくかかわらないようにしよう…」と心に決めました。しかし残念ながら、私の仕事の生命線・WI-FIルーターは、その人の部屋に設置されているのです。

そんな出会いから2ヶ月ほど経ったある日、私は致命的な失態を犯しました。私の部屋に入居時から置かれており、一度も使っていなかった延長コードを、「コンセントが足りない」と思い、なにげなく壁のコンセント穴に差したその瞬間。コンセント穴から小さな火が吹き出し、一瞬にして停電!なんと突然ショートしてしまったのです。

ちょうど電子レンジを使っていた彼女は、突然のことに「What’s⁉」と怒っています。もう私は顔面蒼白。しかし、気を取り直してブレーカーを上げ、電気は復活しました。ただ、停電によりWI-FIの電源も切れてしまったので、入れなおすよう彼女にお願いしなければなりません。ただでさえ停電して怒っているのに、「ごめん、WI-FIの電源入れて」なんて恐ろしくて言い出せません。

しかし、リモートワーカーの私にとって命であるWi-Fiの電源を入れてもらわないことには、仕事に着手できない。それはもう、死にそうな思いで不機嫌な彼女にお願いをしたのでした…。

そんな怖い思いもしながらもリモートワークを行っていたハンガリー。
ちなみにその後彼女は退去し、とても優しい他の住人がやってきたため、WI-FIの電源のお願いがしやすくなりました。それにしてもなぜWI-FIがそんなに作動しなくなるんだ、ハンガリー!!

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