料理のレシピ本をはじめて読んだ時に困ったこと4つ
1.「適量」みたいな記述にとまどった
最初のころに困ったのは「塩、胡椒、適量」みたいなファジーな書き方です。
今では少し慣れてきたので「いや。適量は適量だよ。」という感覚のほうに賛成派になってしまいました。
というのは、塩0.5gなどと書いてしまうと、「塩A,しょっぱい」「塩B、甘さがですぎる」といったことが起こりうるからです。
塩って1種類だと思い込んでいた時期が私にもありました。ただ、実際にはスーパーで手に入る範囲でも10種類くらいあります。ネット通販で気軽に物を買える時代なので、少しだけ視野を広げれば数百種類の塩にアクセスできそうです。
そして「塩」ですから「しょっぱい」と言ってしまえば同じですが、その度合いが違いますし、味の傾向が異なります。含まれているミネラルの比率も違えば、香りもことなります。粒の大きさも違えば食感も変わります。
と考えると、厳密に「塩、0.5g」みたいに書いてしまうとレシピの実用性が落ちるので「塩、適量」のほうが正確なわけです。
醤油も砂糖も全部そうですが、実際は色々あるので、「味見して、いい感じになるバランスを自分で見つけよう」というだけの話です。
ただ、いきなり読んでみたら「適量とは?」とびっくりしました。
2.初めて見る専門用語がむずかしかった
「大さじ」とか「小さじ」みたいな専門用語が謎で悩みました。砂糖大さじ1ではなく、砂糖15ccとか砂糖20gとか書いてくれればいいのにと思ったことがあります。
料理本を読む人にとっては一般常識なのでしょうが、できればレシピ本の最初か最後に「規格の定義」を詳細に書いておいて欲しいと思ったことはあります。ググレカスと言われそうな話ですが、知らないジャンルだとググっても「どれが正しいのかよくわからない」ことになることがあるので。
3.書いてある通りにやってもできない時に何が悪いのか謎だった
たとえば、ゆで卵の殻をきれいにむくには「氷水につけるとよい」みたいなテクニックがよく書いてあります。ただ、書いてある通りに氷水につけても「全くツルンとむけない」といった時に悩みました。
その後、「穴あけ器で、針で小さな穴をあけると、わりとうまくいく」ことが分かったので、必ずツルンと向きたい時はそうすることにしましたが、「針で穴をあける」も最初から書いておいてくれればいいのにとモヤモヤしたことがあります。
4.近所で手に入らない食材の代用品の選び方が謎だった
詳しいジャンルなら「あれがないから、これを足そう」みたいなことはなんとなく想像がつくようになってくるとは思います。ただ、初心者目線だと「ない時は、これで代用して」が書いてあるコンテンツのほうが「ありがたい」と感じました。
そもそもレシピだけ見て作るのは難しい作業な気がする
最近感じていることは、「食べたことがない味」をレシピから再現するのは、そもそもかなり難しい作業ということです。食べたことがないものを作ってみる場合、味見をしても「この方向でいいのかわるいのかよく分からない」になりますので。
テストがあるわけではないので、美味しく食べられればいいだけではありますけどね。