京都トレイル 高尾~嵐山までを歩いてみました
京都トレイルという山歩きコースがあることを知り、興味を持ったので歩いてみました。ガイドブックで西山コース1に掲載されていた「高尾~嵐山」ルート(北山コースの一部+西山コース1)を紹介します。
高尾~嵐山ルート(西山コース)の魅力
・渓流を歩ける(川下り的な楽しさ)
・お寺や神社の近くもあちこち通る(寄り道も可)
・高尾→嵐山で行く場合、終点の嵐山からは各方面にアクセスがよい
・コースの大半は平たんで歩きやすい(一部にすべりやすい岩場あり)
所要タイム
950頃 白雲橋 (高尾)
1239頃 愛宕神社 一の鳥居 (嵐山方面)
1400頃 渡月橋
写真を撮りながらゆっくり歩いてこんな感じでした。上のは4時間くらいかかってますが、一の鳥居の後にお昼休憩や二尊院参詣とで1時間以上はかけてますので実質3時間弱くらいだと思います。
今回の持ち物
トレッキングシューズ
温度調整できるもの
手袋
水 1リットル(冬場だったからか、0.5リットルあまりました)
携行食
お賽銭
雨具
地図
行程
JRバスで、栂の尾(とがのお)へ。(栂は木の母とかいて「ツガ・トガ」と読む)
自販機で念のため飲み物を買い足して、高山寺付近から川沿いの道路を神護寺の方へ下ります。(冬場は、バスは高尾で降りて神護寺前付近からスタートでもよいとも思いました)
白雲橋を渡ったあとは、少し町の中を「ハイキングコース・神護寺・西明寺」とあるほうへ下ります。
意外にマメに案内板にプラスしてトレイルの看板もいます。
上の写真だとわかりにくいのでトレイルのだけ拡大。
神護寺の前に到着。参詣は今度に回して川沿いを下っていきます。
5月から9月頃は貴船と同じように川床料理のあるお店もあるようで看板がありました。
神護寺をあとに川沿いを先に進んでいきます。
「東海自然歩道」というキーワードをはじめて知ったのですが、東京都八王子市の高尾から大阪府箕面市の箕面まで続いてるようです。京都の高尾から東京の高尾まで続いていることにちょっとびっくりしました。
駐車場的なほうへ進みます。
山の中らしい道になってきます。
今は人間があまり使っていなさそうな休憩スペース。
しばらくひたすら川沿いです
途中、頭上注意な親切なテープが巻かれているところも(ありがたや)
清滝方面へとどんどん行きます。
ルート途中、川沿いを離れて坂を登っていくと道祖神が。誰が置いたかわかりませんがいい風情。
さらに坂を上ると分岐点に。
清滝方面へと進んでいきます。
森の中を少し進むと人の住んでいる空気がしてきます。
愛宕神社の鳥居前を通過
鳥居前はカフェもありました。
地蔵堂があったのでなんとなく手を合わせてから
橋を渡り
ここからまた渓流沿いに落合へと下ります。
ここの分岐は看板がありますけど少し悩みました。トレイルのルートは川沿いのほうです。
川音を聞きながら下っていきます。
渓流らしい水の色。
この川沿いのルートは米買道という名前がついていて、昔は生活物資を運ぶルートだったようです。
少し滑りやすそうな岩場もあったので、ここを米俵をかついで歩いたであろう昔のひとの身体能力に少し感心しつつ通りました。
橋を渡ってからしばらく行き、坂を登るとトレイルの地図によると展望スポットありと案内あり。
気になったのでトンネルをくぐって行ってみると
絵葉書やポスターになりそうな風景が見られる展望スポットがありました。
この後は、さきほどの道を戻ってアスファルトの道を嵐山方面へ。
今回のルートは全体的になだらかな道が多いのですが、ここの六丁峠の蛇行した上り坂(車道)が一番きつかったです。
看板を見るともう少しで嵐山方面
下り坂になると、途中に「嵯峨天皇皇后 嵯峨陵」があります。
ここからしばらく下ると、愛宕神社の一の鳥居前に到着です。
山歩き的なルートはここでおしまいです。
鳥居の奥にある茶屋は鮎で有名な平野屋さん。茅葺の古民家がとてもいい風情です。
トレイルのコース設定としてはこの先は嵐山の渡月橋まで歩くルートですが、続きは街の中になります。
嵐山は平日でも観光客で非常ににぎわっていました。二尊院あたりからは、人混みの中を行くルートになる可能性も高いので「一の鳥居」で終了としてもよいと思います。
今回は一応トレイルコースを歩いてみたかったので、渡月橋まで歩きました。
※渡月橋のトレイルの看板は「東海自然歩道」のところにくっついてました
嵐山からの帰りは、京都駅方面に電車で戻るならJR嵯峨嵐山駅がスムーズでしょう。(早ければ12分程度の乗車時間)
寺社巡り的に寄り道したくなったスポット
高山寺
西明寺
神護寺
愛宕山
嵯峨天皇皇后 嵯峨陵
化野念仏寺(あだしのねんぶつじ)
など
野宮神社や天龍寺など、嵐山のスポットは別の機会でもいいかなと思いましたが、二尊院はなんとなく寄り道してみました。