エキナカ商店街のAIが自立思考固定案内嬢になれる日は当分先か?

商店街で「チャットボット」的な、AI案内嬢が設置されているのを見る機会があり、面白がって遊んでみました。外見的には暗殺教室に出てくる箱型ロボットの律みたいな感じ。長方形の箱に画面がついてて、画面内にアニメ絵のお姉さんが動いていました。

AI受付嬢にはなしかけてみた

相手が「機械」である。つまり「決まった質問に決まった回答」しかできないだろう、という推測をして、「カツ丼」みたいな聞き取れそうな単語でいくつか試してみました。

ところで、何回か試してみましたが、結果は惨敗。会話が成立することはありませんでした。

(かつ丼っていえば、「カツ丼のあるレストラン」を案内する、くらいはできるかなと思ったのですが、残念ながらそうはなりませんでした。←カツのお店は実際にその商店街にあります)

一方、とある印刷会社のホームページのF&Qコーナーに設置されていたチャットボットはとても優秀で、なにか質問したら、すごくちょうどよく答えてもらえました。電話で問い合わせる必要が明らかに減ってるだろうというAI案内係がそこにいて感動しました。

優秀な人工知能と無能な人工知能の差はどこだったんたんだろう?

以下、ふわっとした推測です。

これって、印刷会社のチャットボットは、もともと「お客様からの質問と、それへの回答」みたいなF&Qが大量に溜まっていて、「この質問→この回答」が整理されていた。

それをもとに人工知能がよく教育されていたので、過去に聞かれたことのあるたいていの質問にはビシっとこたえられる、ベテランのお客様対応係に近い状態になっていた。

エキナカ商店街の案内嬢AIは、通行人からどんな質問がくるのかを、実際にとりあえず設置して収集している段階。実際に聞かれたことを収集して、それに対して適切な答えができるようにこれから教育されていく状態。

こっちは、対応できる質問が非常に狭い、超新人の案内係で、たぶん生身の人間よりは学習スピードが遅いという状態なので、何を聞かれてもほとんど答えられない。

という教育ステータスの違いなのかな、と感じました。有能と無能の違い。

30年後くらいには、自立志向固定砲台(実写映画では橋本環奈ちゃんが演じていた。モノリスにアニメ絵の女性がついてるイメージ。)みたいなものが、全国の商店街に設置されるようになるのかな、とも思いましたが、人工知能な自立型固定案内嬢はまだまだ「これから」の存在なのかもしれません。





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