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SEKAI NO OWARIのRAINを聴くと。明日へ希望をもてる話

  お母さんの高校時代の日記帳に、アイドルグループとか、アイドルへの夢みたいなものが、あって東京へ行きたい、華やかな世界をみたい。でも親を置いていけない、だから田舎に残る、村に残る。笑われないように生きる、と。ねぇ、お母さん私がすぷーんこクラブになったからそれで笑ってくれますか?



  私は移動しながら、春風に頬を撫でられ
ベージュのトレンチコートを靡かせて


    陽だまりの中を歩いています。


   虹がかかる、空には雨が降っていた、と
歌うSEKAI NO OWARIのRAINを聴いています。


   私のキャッチコピーは『貴方を文章の傘で護る』



   貴方は12歳の私に『生きていれば必ず生きてて良かったと思う日が来る。お母さんはずっと貴方の味方だから』と。虐められて死にかけた私に言いました。あれから私は30年生きています。


    私を好きになってくれた家族や友達やリスナーやフォロワーや、推しが笑顔になってくれるように、幸せな姿をみられるように、一緒に笑えるように。





  お母さんが、亡くなって、葬儀で、貴方がどれだけ私を見えないところで庇ってきたのかを、知りました。貴方はもう居ないけど。



   1度切れた縁が、いま、再びお母さんの仏縁によって繋がり、喧嘩ばかりしてきた妹と仲直りをし、弟は、頼りなかったのに、葬儀の手配を1人でして、まとめて、私と妹を車で送迎していました。



   村の人達は、お母さんをバカにした人もいたけど、亡くなってみんな泣いてくれて。



   震災とコロナで何年も逢えなかったひとまでもが、集まり、生き延びた人達で揃ったのです!



   こんな、ことが、あるんだと。お母さんは、馬鹿だったし、間違うし、母親らしいことは出来なかったり、家事もなんか手抜きだし、サボるし!もう!ほんと馬鹿なんだからって思うことばっかする。





  だけど、信じられないけど、遠くにいってしまったひとも、仕事あるひとも、少しでもって顔を出しに来てくれた。これは、『行動』だからね?お母さんの『人望』です。誰がなんといおうとも。貴方の、繋げてきた縁です!この集まったひとは、お母さんが繋げたものです。




  『奇跡』は、存在する、と。





  ひとりひとりの意識が、変わりつつある。変えていける。お母さんはコツコツ、相手に伝え続けたんだ。馬鹿にされても、笑われても、苦しくても修行僧のように、伝え、続けたからこそ、死というエンディングで、完成された。これが死じゃないと最高だったけど。






    お母さん、貴方が最期に私にみせたものは、ね?心が温かくなってね?お母さん居ないのにね、私ね心が温かいのよ。変だよね。お母さん居ないからさ、でもね、私がきっと『お母さんから繋ぐよ命のバトン』を。いつか私が寿命を迎えるその時まで。

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