わたしの執筆環境、あなたの執筆環境は？
次代のプロ作家を育てるオンラインサロン"「私」物語化計画"の非公開Facebookグループに「執筆環境について」というコーナーがつくられ、そこにさまざまな人が「わたしの執筆環境」をカキコミしている。主な話題は使用ソフト。なので、ここで「わたしの執筆環境」をまとめてみた。
「執筆環境について」は【編集者への質問コーナー】というユニットに含まれている。このユニットを担当しているのは某大手出版社で活躍している現役バリバリの編集者さんだ。これまでに担当した書籍や作家さんの名前を見て、驚いた。ベストセラーが並んでいて、のけぞった。ここに書けないのが残念だ。
いろいろな人の執筆環境は、それを眺めているだけでも面白い。その人の趣味趣向や性格が反映されているように感じる。なので、よければ「あなたの執筆環境」もどうぞ。最後に簡単なテンプレートも付けておきました。テンプレートはあくまでも参考です。お好きな形式で書いてもらえれば、と思います。もしも集まるようなら、3月末日を目処として、ひとつのテキストにまとめます。ハッシュタグは #わたしの執筆環境 で。よろしくです。
というわけで、わたしの 「わたしの執筆環境」を。ただ、その前に少しばかりの前置きを記しておく。
現在、つかっているノートPCはHP製のもの。画面のサイズは15インチ。小さいのはあまり好みではない。OSはWindows10。むかしは林檎派だったけど、FL-Studio（DAWソフト）のせいでWindowsに乗り換えた。サブPCにChromebookがいいかなと考え中。
Mery - テキストエディタ
「Mery」はフリーのテキストエディタ。文章作成ソフトに望むのは「速い、軽い、安い」だ。Wordや一太郎は重い。お金もかかる。さらには見た目（デザイン）も重要だ。あまりにダサいデザインは書く気が失せる（単なる言い訳）。縦書きにはあまりこだわりがない。
で、愛用しているのが「Mery」。「Mery」を使いだしたのはかれこれ10年前ぐらいの話だ。それまではMacと併用していたので「iText」を使っていた。テキストエディタにはプラグラマー用途ものが多いけれど、「Mery」は、縦書きや禁則処理、自動保存など、執筆向けの機能が豊富に備わっている。
最新のバージョンでは、執筆に集中できる「Zen モード」、それに行を移動しても常に中央付近にカーソルが付いてきてくれる「タイプライタースクロール」という2つの機能が追加された。これ、めちゃ便利、めちゃ最高。さらに「Mery」に惚れた。もしも、執筆用のテキストエディタを探している人がいたら「Mery」を推す。
●「Mery」の使い方が載っている公式wiki
●「Mery」開発者のサイト（最新のバージョンが試せる）
O's Editor2 - テキストエディタ
「O's Editor2」はシェアウェア（2000円）のテキストエディタ。主に印刷用としてつかっている。これをメインに使わない最大の理由はデザイン性。どうもひと昔前のWindows臭さが残っている気がして。それと若干、動作が重い。その2点は非常に惜しい。
「O's Editor2」の利点はテキストエディタでありながら、タブで印刷様式をすぐに変えられることだ。めちゃくちゃ便利。印刷フォントはいろいろと試して、ぐるぐると回って、今は「游明朝」で落ち着いている。「Mery」に「O's Editor2」の印刷機能が付けば最高なんだけど……とは常々思っている。
プリンターはモノクロのA4レーザー。印字の綺麗さとコストを考えると、これが現状のベストかと。手持ちの安物brother製プリンターが壊れたら、ネットプリントと比較検討するかもしれないけれど。
あくまでも、Wordはつかわない。どうしてもWord書類が必要な際は「LibreOffice」で代用している。
●開発者、小沼さんの「O's Editor2」ページ
文章作成ソフトに限らないが、ソフトウエアは基本的にヒトを助けるものだ。AIなどが発展してけば、その前提がどこまで守られるのかはわからない。これまで、手書き→ワープロ（文豪！）→PCと執筆の道具が変わってきた。次のどのようなものが現れるか、けっこう楽しみにしている。
細かい話だけど、「テキストエディタ」という表記が一般的なのかな。英単語の語尾「-er」を伸ばすか伸ばさないか問題ね。ふだんからこれをつかっているのであまり気にしていなかった。ちなみに「コンピューター」は「コンピュータ」、「エレベーター」は「エレベータ」派。あ、でも、「プリンター」は「プリンター」だわ……。日本語って難しいあるよ。
「わたしの執筆環境」のテンプレート
●ハード
（Windows、Mac、スマートフォン、ポメラ、手書き、など）
●ソフト
（Word、一太郎、など）
#わたしの執筆環境
例えば、わたしの場合ならこうなる。
●ハード
Windows
●ソフト
Mery（テキストエディタ）、O's Editor2（テキストエディタ・印刷用）
まあ、どのような形でもいいのですけどね。
Text：Atsushi Yoshikawa
（注）感想はあくまでも、わたし個人の感想です。決して、"「私」物語化計画"の講義に対する正答や正解ではありません。また、ここでのお願い（お誘い）も、わたし個人で勝手にやっていることです。
#オンラインサロン #私物語化計画 #山川健一 #小説 わたしの執筆環境
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