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実践コース課題2 【小説作品の提出】 "「私」物語化計画"

オンラインサロン"「私」物語化計画"の「実践コース」。第2回のテーマは「小説作品の提出」だ。今までに書いた小説作品を提出すれば、主催の山川健一さんとスタッフが読み、今後の方向性についてアドバイスしてくれる。詳しくはWebサイトを。

【小説作品の提出】
今までに書いた作品を提出して下さい。
まだ小説を書いたことはない、あるいは書いたことはあるが今の段階では提出したくないという方は「メリイクリスマス 」の感想を400字詰め原稿用紙5枚以内で送ってください。

"「私」物語化計画"の「実践コース:作家へのロードマップ」では参加者に毎月課題が出される。課題を提出すると、山川健一さんとプロの編集者による赤字・添削を受けることができるコースだ。

以下、この課題に対して、わたしがどのような姿勢で取り組んだのかをメモした感想みたいなものだ。今回は、わたしが提出したものをすべて記してみた。

わたしの感想

課題はこれまでに書いた小説の提出、それに次の問いに答えるものだった。

作品提出と同時に、以下をお知らせください。
・目指すカテゴリー
・好きな作家の名前
・新人賞等への応募歴等

・目指すカテゴリー

難しい質問だ。カテゴリーがわからない。カテゴリーというものがわからない。無難に、純文学としておいた。ノンフィクションでもミステリーでもSFでもホラーでも……キリがないな……何でもないので。でも、純文学って何?と聞かれたら黙ってしまう。

・好きな作家の名前

さらに難しい質問だ。これまで少なからずの小説を読んできた。けっこう無節操に。好きな作品は挙げられるが、好きな作家になるとすぐには出てこない。なので、この人スゴイなと心の底から感じた作家を。芥川龍之介、尾崎翠、阿部和重、多和田葉子、江戸川乱歩、宮沢賢治、レイ・ブラッドベリ、J・G・バラード、リチャード・ブローティガン、スティーブン・ミルハウザー、ポール・オースター。たぶん、明日に同じ質問をされたら別の名前が挙がりそうだ。

ちなみに、これまで読んだ小説でマイ・ベストのNo.1は「コインロッカー・ベイビーズ」。翻訳ものなら「西瓜糖の日々」か「うたかたの日々(日々の泡)」かな。

・新人賞等への応募歴等

初めて、小説の公募に送ったのが「海燕新人文学賞」だった。あとは、年に2回の募集をしていた頃の「文學界新人賞」。大手の出版社が主催するものでは「文藝賞」に一度だけ送ったことがある。萩尾望都が審査員をしている、それだけの理由で「ゆきのまち幻想文学賞」に応募したこともあった。最近は「文芸ラジオ新人賞」ぐらいかな。

【小説作品の提出】
今までに書いた作品を提出して下さい。

・今までに書いた作品

デジタルデータで残っているものが少ない。さらに、第1稿だの第2稿だの、複数のファイルがあって、どれが本当の最終稿なのかわからなかったりする。まともに残っているのは3つくらい。下に貼ったURLは関連する項目。コワイのはいちばん上。こんな情報がWeb上に残っているなんてコワイコワイ。

「トムライ」(第9回海燕新人文学賞最終候補)
http://prizesworld.com/prizes/novel/kaie.htm
「しゅみせん」(第1回文芸ラジオ新人賞最終候補)
http://blog.tuad.ac.jp/tuad_bungei/archives/380
「夜見る夢を聴いている。」(第2回文芸ラジオ新人賞佳作)
https://www.amazon.co.jp/dp/4865051090

他のファイルは文字化けしているものもあったりして。そのうち整理しようと思いながら、放置していた。ある意味、黒歴史だから。短い小説は選ばなかった。添付はtextファイルと、Googleドキュメントの共有リンクで。

そんなところです。

今後の方向性についてアドバイス。どのような内容が来るのか楽しみだ。自分というものが自分ではいちばんわかりにくかったりするもんね。楽しみ、楽しみ……。

蛇足。

第9回海燕新人文学賞を受賞したのは2人だった。ずいぶん昔の話だ。2人はその後、それぞれ芥川賞と直木賞をもらった。新人賞受賞時、評価が高かったのは松村栄子「僕はかぐや姫」だった。この作品は2006年度のセンター試験に採用されている。もしかしたら、この年に受験した人は知らないあいだに読んでいるかもしれない。Amazonでチェックしてみたら、予想通りの絶版。うわ……めっちゃ高っ!思わず、文庫本を本棚で探してしまったよ。

もうひとりの方は超が付く売れっ子。数多くの作品がドラマ化、映画化されている。たとえば「八日目の蝉」。永作博美が逮捕されるシーンは「ママー」のセリフで涙腺がゆるむ。何度観ても、ゆるむ。ダメだ、こういうの弱い弱い。そのたびに、井上真央の不倫相手が劇団ひとりであることを思い出して、バルブをしめる。


Text:Atsushi Yoshikawa

(注)感想はあくまでも、わたし個人の感想です。決して、"「私」物語化計画"の講義に対する正答や正解ではありません。

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