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言の葉

みなさんは「日本語」が世界で最も難しい言語にランク付けされていることはご存知でしょうか?

ローマ字や漢字などの単一文字を扱う言語がほとんどの中で、日本語は「ひらがな」「カタカナ」「漢字」と3種類の文字を使い分けています。

しかも、ローマ字が26文字なのに対し、ひらがな・カタカナは46文字。
漢字に至っては約13万文字、頻度の高い常用漢字でも2000文字以上と目が飛び出るほどの多さです。

そして、日本人は同じ読み方の単語を漢字を巧みに使い分けて別の意味にします。
例えば、
暑い
熱い
厚い
などなど。

逆に同じ漢字なのに別の読み方をする事もあります。
これは有名な文章なのですが、
「今日は一月一日の日曜日で日本では祝日、日向市では五日ぶりのいい日和です」
「日」という字が9回も登場しますが、一つとして同じ読み方をするものはありません。

また、動作や感覚に音を当てる「オノマトペ」もその数は日本がダントツで多いと言われています。
「胸がドキドキ」
「頭がズキズキ」
「餅がもちもち」
「桃がどんぶらこ」
とてもわかりやすいですが、他の言語にはあまりない表現方法です。
そして、その種類も多岐にわたっており、雨が降る様子だけでも「シトシト」「ポツポツ」「ザーザー」「ぴちゃぴちゃ」その強さによって様々なオノマトペがあります。

このように、日本語は多様性にあふれ、それが日本語を難しくする要因になっています。
しかし、この多様性があるからこそ、日本語は美しいと私は感じています。

雪がシンシンと降り積もり。
その雪が溶けると春が訪れる。

雪が静かに降る様子を「シンシン」という音で表したり、ただ季節が変わったことを、「春がやってきた」と言うのは日本人ならでわの表現でしょう。

みなさんはこんなに美しい言葉の国に生まれ、住み、そして最も難しい言語と言われる日本語を使いこなしているのです。



* 2月21日 国際母語デー(International Mother Language Day) *
国連教育科学文化機関(ユネスコ)が1999年11月に制定。国際デーの一つ。
1952年のこの日、当時はパキスタンの一部だったバングラデシュで、ベンガル語を公用語として認めるよう
引用:今日は何の日(https://www.nnh.to/02/21.html)

[ あとがき ]
日本が好きです。日本語が好きです。
あ、私は純日本人ですよ!

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