見出し画像

英語ディベートで英語力を飛躍的にアップ!

こんにちは。Story Analystです。

今日は「英語の学習に英語ディベートがとんでもなく役に立つ!」というお話です。

ディベートとは?

ディベートというと、口げんかや言い争い、というイメージをお持ちの方がいらっしゃるかも知れません。
私もかつてはそうでした。

一般的なディベートの定義は

「ある特定のテーマの是非について、2グループの話し手が、賛成・反対の立場に別れて、第三者を説得する形で議論を行うこと」

とされています。

この「第三者を説得する」というのがポイントです。
「相手を言い負かす」のが目的ではないんですね。
実際のディベートの試合ではジャッジが同席します。
このジャッジに対して「いかに自分達の議論の方が優れているか?」をアピールするのです。

これがディベートです。

事前調査で背景知識が身につく

ディベートでは事前に論題が与えられます。
論題というのは何について議論するかというテーマのことです。

例えば、

“Japan should abolish the death penalty. “
(日本は死刑を廃止するべきである)

とか、

“Japan should introduce referendum. “
(日本は一般的国民投票制度を導入するべきである)

などなど。

そして、肯定側か否定側のどちらかの立場で試合に臨むのですが、
事前に論題について調べる必要が出てきます。
ここで新聞記事、論文、本などで調査をするのですが、この過程で論題やその周辺の幅広い知識が身につきます。

さらに、試合に際しては立論と言って自分達の主張を文章にまとめるのですが、英語ディベートの場合は当然これを英語で作ります。
日本語の資料をもとにそれを英訳したり、逆に英語の資料を読んだりと、いやでも英語で論題にまつわるさまざまな背景知識が身について行くのです。

前に「英語力には背景知識が必要」と書きました。

経済に関する英文を目にしたとき。政治に関するスピーチを耳にしたとき。知らない単語や聞き取れない単語ってありますよね。

そういった、欠けたパズルのピースを埋めてくれるのが背景知識なのです。
このことは通訳学校に通っていた頃、プロの通訳の先生から何度も聞かされました。

本当にその通りだと思います。

リスニング力が鍛えられる

ディベートは当然ですが声を発してお互いの主張を述べます。英語ディベートなので当然英語でのやりとりです。

ここで相手が英語ネイティブであった場合、さらにディベート歴の長い相手であれば、非常に高度なリスニング力が求められます。

なぜなら英語ネイティブ独自の表現があってそれを知らなかったり、発話のスピードが非常に速いことがあるからです。

それ故に高いリスニング能力が求められるので、日頃から勉強し、練習し、背景知識を身につけておくことで結果的にリスニング力が鍛えられるという訳です。

それでは相手がノンネイティブだった場合はどうでしょうか?

日本人同士で、仮に相手の英語力、この場合は発音、ボキャブラリー、構文力などですが、自分と比較して低いものであったとしても、十分に学ぶものはあります。

ビジネスの現場や海外生活において、ノンネイティブと接することは日常的なことです。

日本人以外のノンネイティブは、発音、構文お構いなしに自信満々でオリジナリティの強い英語をガンガン話してきます。

その練習になると思ってどんどん日本人同士でも英語でディベートをするべきだと私は思います。

発信力が鍛えられる

ディベートは相手の主張に対して反対意見(ディベート用語で反駁と言います)が、これを述べる必要があります。

これができないと相手の主張を認めたことになり、ジャッジからマイナスの採点をされます。

ですので、相手の主張を聞いた後は、自分の反対意見を即座にまとめて正確にわかりやすく発信する能力が求められます。

その為には日頃からボキャブラリー、構文力、文法力を磨いておく必要があります。

それと、なんといっても「論理的であること」が重要であり、必要です。

論理的思考能力が鍛えられる

最後はなんといっても論理的思考能力が鍛えられるということです。

日本語はハイコンテクスト、英語はローコンテクストな言語と言われています。

日本語は日本人同士、阿吽の呼吸などと言われるように、10のうち3を伝えれば残りの7は自ずとわかって貰える場合が多いです。

これに反して英語に限らず欧米文化においては0から10まで説明する必要があります。

多国籍で他文化な人達が大多数を占めているこの世界で、阿吽の呼吸でわかってもらおうなどという方が土台無理な話なのです。

そこで、英語で自分の言いたいことを正確に相手に伝える為には、英語力プラスアルファ論理的思考能力に基づいた論理的な説明ができる必要があります。

ディベートはスピーチのうまい下手、感情がこもっているとか、話が上手いとかではなく、与えられた論題に対して論理的に自分達の主張を述べ、論理的に相手の主張を崩すゲームです。

ディベートの経験を積むにつれて、必然的にこの論理的思考能力は鍛られます。

そしてそれがやがてはあなたの英語力と相乗効果を生み出し、本当の意味で伝わる英語を身につけることができるのです。

以上、長々と英語ディベートを学ぶことで、英語力が飛躍的にアップする理由を書きました。

すでに英語を学習している皆様には釈迦に説法ですが、何事も「習うより慣れろ!」です。

英語ディベートを学べる団体はいくつもあります。

ぜひ一度、英語ディベートの門を叩いてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?