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積乱雲との位置関係を測る

梅雨明け以降の関東地方は雷雨が多発していますが、発達した積乱雲の目安でもあるガストフロント(アーチ雲)の見える位置で積乱雲との位置関係を測ってみました。基本的な情報ですが、ガストフロントは積乱雲が吹き出す冷気と周囲の暖気の境目に出来る局地的な前線です。強い冷気を噴出した際にその先端に出来るため、積乱雲の発達具合を測る目安にもなります。

2024年7月27日に埼玉県方面から東進してきた積乱雲が茨城県西部で発達、18:30分には目視でガストフロントを確認、その後雨が降り出すま18:50分まで約20分でした。同じ立ち位置からほぼ同じ画角で撮影していますので、画角の違いによる見え方の違いはほとんどないと思います。

時系列による変化

GPSのデータで距離を割り出してみたところ、18:30で積乱雲まで約9㎞、18:40で約7㎞、18:50で頭上でした。約9㎞を20分で移動しているので時速に換算すると27㎞/h、秒速だと7.5m/sです。原付バイク(50㏄)並みの速度で近付いていますね。遠くにアーチ雲を確認してから移動しても、15~20分程度の余裕はあるということです。これだけの時間があれば十分避難できますね。

*雲の移動速度や発達具合は毎回違うので、あくまで参考データです。

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