エクストリームウェザー

あえて曇り空という選択

ストームチェイサーとして生きて行くことを選んだ時から、曇り空を追うことが日常になりました。多くの写真愛好家や空好きな皆さんは、青空に白い雲が好みだと思います。ところがどっこい、曇り空を追ううちに、重厚感あふれる雲の造形がカッコよく思えてきたのです。音楽に例えるなら、青空に白い雲はキャッチーなポップソング。曇り空は複雑な変拍子にうねるベースが絡むプログレです。私世代のオジサンはプログレ大好きですね（笑）。 そんな曇り空をカッコよく撮影してやろうというのが今回の趣旨です。曇り空

第一印象

人のイメージは第一印象で決まってしまうことが多いですね。初めて会った時に悪い印象があると、その後しばらく嫌な人のイメージがついてしまいます。それでも一定期間付き合いがあると、あれ？案外いい人だったんだと感じることもある訳で。それくらい第一印象は大きいのです。実は被写体との出会いも、第一印象がその後のイメージを構築するうえで大きな役割を果たしています。 私がガストフロントを初めて撮影したのは、忘れもしない2008年9月7日でした。秋雨前線が顕著になり始めた時期、雷を狙って郊外

十種雲形