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天気にまつわるエトセトラ

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天気と文化、地域に伝わる伝承のまとめです。
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2022年12月の記事一覧

霧はフォトジェニック

晩秋から初冬にかけて、霧を好んで撮影しています。紅葉の時期が終盤に差し掛かると朝晩の気温が一桁台まで下がり、霧の発生が多くなります。霧は見慣れた風景を一変させて、余計なものを隠してくれる、写真撮影の強い味方になります。 霧と靄(もや)の違いは視程範囲の広さで、現象としては同じ空気中の水蒸気が飽和状態になって漂っているものです。地上に居ながらにして手が届く雲と考えていいと思います。夜間の冷え込み(放射冷却)、適度な湿気、無風または微風、この3つが重なると発生の可能性が高くなり