アルコールランプは最高の調理器具だった
コンセプトカフェ、略してコンカフェ。
言葉の響き的にちょっとやらしい感じがしませんか?
これ、もしかしてぶん殴られますか?
じゃあどうせ殴られるなら隠さずに言いますが、最初に「コンカフェ」って聞いた時にやらしいお店のことだと思いました!
実際は「特定のテーマを取り入れて全面に押し出すことで、他のカフェとの差別化が図られたカフェ」だそうです。
本当にすみません。
コンカフェを正しい認識したのち、非日常感を味わえそうなコンカフェには少なからず興味はありました。
しかし「コンカフェ」で検索すると女性向けのお店の情報が多く、野郎でも入れそうなお店がなかなか見つからないのが難点でした。
それと1人で行くのはさすがに寂しかったので、同行してくれる人を探すのも辛かったです。
『コンカフェ、行ってみない?』
普通に飲みにすら誘えない男がコンカフェに誘えますか?無理でしょう。
なのでコンカフェに行きたい気持ちはあっても、一度も行ったことがありませんでした。
しかし、そんな私でもようやくコンカフェに行ける日が訪れます。
たまたまコンカフェの話になり、流れで誘ってみたらOKしてくれた水派くん。
そしてチームの先輩の立場を利用して呼び出したじゃじいさんを巻き込んで、「サイエンスバー インキュベーター」さんに行ってきました。
このお店を選んだ理由は、サイエンスバーという響きに惹かれたのとビーカーでドリンクが飲めると知ったからです。
それにアルコールランプでおつまみを炙れるらしく、ワクワクしました。
しかし、人生初のコンカフェだったので警戒心は強め。
入ったら入ったで強制的に白衣を着せられて、トークテーマも化学式に絞られるのでは?などと失礼なことを想像していました。
実際は強要もせず、コンセプトで圧をかけることなく、店内の雰囲気を緩やかに楽しめる配慮がされた素晴らしいお店でした。
人生初のコンカフェがインキュベーターさんで本当に良かったと思います。
日本酒入りフラスコをアルコールランプで熱して、冷酒から熱燗まで好きに変えながら飲めるのは最高でした。
また、アルコールランプでヒレや貝紐にチーズを炙って食べるのも最高。良さしかない。
アルコールランプが意外にも使い勝手がよく、炙り加減も自由に調節できるので好評でした。
炙られたおつまみが美味すぎて水派くんがアルコールランプを欲しがったので、今度の誕生日に贈ろうと思います。
ピンセットで摘んで炙ったヒレをシャーレに入れて、日本酒が入った小型ビーカーを添えれば完成。絵面も最高。
白衣も自由に着させてもらえたので、羽織ってみました。
そして、1番感動したのはカレーが美味かったこと。「無水カレー」はサイエンスの限りを尽くして作ったのかわかりませんが、絶品でした。
なんなら美味しすぎて、おかわりも食べたほど。もし行く方がいれば、是非とも食べてみてください。
お店の雰囲気、飲食も堪能してフィニッシュです。本当に行って良かった。
わざわざついてきてくれた水派くん、じゃじいさんにも感謝しています。
この非日常感を味わえるなら、コンカフェにハマってしまいそう。
行けそうなコンカフェが見つかったら、また誰か誘って行ってみたいものです。
もしくは、誰か教えてください!
前にTwitterで募集したら、何一つリプライが無かったので泣いてました。