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ゲーマーとレーサーとかじゃなくて、とにかく見やすい映画「グランツーリスモ」

※ちょっとネタバレ含まれてるかも。


映画「グランツーリスモ」。https://www.gt-movie.jp/
ソニーから発売されているレーシングゲーム「グランツーリスモ」が実際におこなっている「ゲーマーをレーサーにする試み」を映画化。
ある日上司からこの映画をオススメされたのですが、その際にプレゼンの仕方に熱を感じたのでさっそく見てきた次第です。

人は本気でオススメする時は、話の中に熱が宿る気がします。
過去、知り合いから「RRR」を勧められたときにも熱を感じて、実際に見てみたらとても楽しめたので今回も良い予感がしていました。

そして観た感想ですが、素直に最高でした。
本当に、本当に良い映画だったのでむやみやたらに近づいてくる者全てにこの気持ちをぶつけたい所存。
俺に感想をぶつけられるか、今から映画館に行って観るか好きな方を選んで欲しいところです。
どちらにせよ放映している間にさっさと観に行ってください。

「グランツーリスモ」の何が良かったのか。

実際にゲーマーをレーサーにした実話を映画化したもので感動的だったとか、レースやゲームの描写が丁寧だったとかもありますが、最も私が気に入ったのは「お手本のような映画の作りで見やすかった」ところです。
余計なシーンはなく、テンポよく話が見やすい画角・演出で進む。

当たり前だと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、最近の映画は派手にすりゃ見にくかったり話がおかしくてもOK!って風潮ありませんか?
俺が過激派なだけですかね?「トランスフォーマー ビースト覚醒」にはブチ切れてるので、この気持ちがわかる人は飲みに行きましょう。

話を戻します。
まずストーリーはスタンダードで王道、例えるなら少年漫画のような感じで特に奇をてらった映画ではありません。
悪く言えばありきたりな話の流れとも言えますが、場面ごとに適切な演出が入るので終始安心して見れますし、ゲームを使った映像表現やレースシーンの描写は丁寧だったので話の作りが手抜きではないのは見ればわかるはずでしょう。

また、これまでゲームを題材にした映画は必ずと言っていいほど突然「ゲームもいいけどさぁ、やっぱリアルっしょ!」みたいなメッセージを出してきて後味台無しにされることが多いと思いますが、ご安心をください。
そもそもレースゲームが上手いゲーマーをリアルレーサーにした実話を元に作った映画なので、ゲーマーのことをかなり大事に扱ってくれてます。
「レディ・プレイヤー1」はまだ許してねぇぞ。

そして何より主人公の軸が最後までブレないので応援したくなりますし、メインヒロインのおじさんが画面に映るたびに癒されるので見ていて飽きません。
あとたまに出てくるサブヒロインの女の子も可愛かったのと、東京のシーンがちゃんと東京でロケをしていたので個人的に文句を付ける隙が見当たりませんでした。

何か悪いところ無いの?と聞かれたとして、強いて言うとしたら「メインヒロインおじさん」こと「デヴィッド・ハーバー」が強すぎることでしょうか。

「ブラック・ウィドウ」でレッドガーディアンを演じていた方

このおじさんの演技だけでこの映画の評価が+20点されている可能性すらあり、私は上映中ずっとこのおじさんを追っていました。
というか、恐らくこの映画を見た人は全員おじさんを追って、おじさんと一緒に主人公を応援して、おじさんと一緒に泣いたはずです。
少なくとも私はそうでしたし、あの時は私もおじさんでした。

そんな感じでまとめると、映画「グランツーリスモ」は話の構成・映像表現・キャラクターが高レベルで見やすく作られていてストレスフリーで楽しめる作品。
本当にオススメなので、興味ある人は見てください。

君もおじさんになって主人公を応援しよう!


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