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AI面接とは?その特徴と店舗採用への導入メリット

こんにちは!StoreHR総合研究所 編集部の須佐です。

近年の採用活動において、AI面接の導入が注目を集めています。
特に、人材不足が深刻化する店舗業界では、効率的な採用活動の実現が喫緊の課題となっており、AI面接はその解決策として期待されています。弊社からも「カンリーAI面接」というプロダクトをだしており、ご好評いただいています。

本記事では、AI面接ってそもそも何ができるのか?仕組みやメリット、店舗採用における導入メリットについて簡単にまとめて見たいと思います。


  • 面接手法には主に対面、ウェブ、AI面接の3つがある

    • 対面は直接会える利点があり、ウェブは遠方の応募者も参加可能

    • 一方、AI面接は時間や場所に縛られず、客観的で効率的な評価を実現する

  • コロナ禍で採用のオンライン化が進む中、AI面接は時間や場所の制約を解消して応募者に柔軟な参加機会を提供し、企業側もより多くの人材を効率的に選考できる手法として普及が加速している

  • AI面接/録画面接を活用した面接機会の最大化や評価の公平性が期待される一方で、カルチャーフィットの確認や評価の難しさなどの課題もあり

  • AIだけに任せるのではなく、適材適所にてAIをうまく活用することが求められている

一般的な面接手法の種類

一般的に、面接の実施方法には、大きく分けて以下の3つの種類があります。

対面面接

  • 応募者と面接官が同じ場所に集まり、直接顔を合わせて行う従来型の面接方法。応募者の表情や態度、雰囲気などを直接感じ取ることができる点がメリット

  • しかし、時間と場所の制約が大きく、遠方の応募者には負担がかかる

ウェブ面接

  • インターネット回線を利用して、オンライン上で行う面接方法

  • 遠方の応募者でも容易に面接に参加できるため、採用活動の効率化に繋がる

  • ただし、通信環境の問題や、対面面接に比べて非言語情報の取得が難しいといった課題もある

AI面接 / 録画面接

  • 応募者が事前に録画した動画を面接官が評価する録画面接と、その発展版としてAIが動画などを解析し評価サポートをするAI面接がある

  • どちらも時間や場所の制約を受けずに実施できるため、応募者と採用側の負担を軽減する

AI面接は、さらに選考プロセスの効率化や客観的な評価を実現する点で期待されています。近年では、AIの技術向上により、対話型のAI面接も登場しており、より人間に近い面接体験を提供できるようになっています。

AI面接とは何か?

AI面接とは、AI(人工知能)を活用した面接手法です。
応募者はスマートフォンやパソコンを通じて、決められた質問に回答、またはAIとの対話形式で面接を行います。その回答内容や声、表情などのデータはAIによって解析され、合否判断のサポートや適性を自動的に評価するサービスもあります。近年では、一次面接だけでなく、選考プロセス全体をAI面接で完結させるケースも増えてきています。

AI面接の浸透背景

なぜ、AI面接が増えているのでしょう?
コロナ禍によって採用プロセスのオンライン化が加速する中、AI面接は急速に普及しました。従来の対面面接では、時間や場所の制約から面接機会を逃してしまう応募者も少なくありませんでした。しかし、オンライン面接、そしてAI面接の進化により、こうした課題が解決されつつあります。応募者はより柔軟に面接に参加できるようになり、企業側もより多くの応募者から人材を選考できるようになりました。

同時に、応募者数の増加に伴う採用担当者の負担増加も、AI面接によって軽減することが出来る可能性が高いということもあり、導入が加速しています。

AI面接への期待と課題

AI面接は、主に以下の効果を発揮できるのではと期待されています。

  1. 面接官の無意識のバイアスを排除
    人間の面接官は、どうしても過去の経験や個人的な感情に基づいて判断してしまう傾向があります。AI面接では、このような無意識のバイアスを可能な限り下げ、客観的な評価を促進します。

  2. 面接機会の最大化
    応募者側では、通常自身が希望する日時での面接調整は難しく、特にアルバイトでは「働きたい!」と思っても面接調整の時間がかかる場合が多いため、すぐに働くことが出来ないなど不便が多く発生します。企業側からすると、手間をかけて調整した候補者が、面接までの時間があくことで面接に来ず、調整コストが無駄になることも多々ありますが、録画面接やAI面接では応募者が受けたいと思った時にすぐ面接できるため、双方のストレスと不便を軽減することが出来ます。

  3. 採用コストの削減
    面接会場の確保や面接官の面接時間の確保など、採用活動には多くのコストがかかります。録画面接やAI面接を活用することで、これらのコストを削減し、より効率的な採用活動を実現できます。

一方で、AI面接にはまだまだ課題も存在します。
例えば、AIによる評価プロセスがブラックボックス化され説明責任が問われるケースや、画一的な評価基準であるがゆえに、多様な人材の評価が難しいといった点が指摘されています。また、企業文化や人間関係への適合性(カルチャーフィット)をAIで判断することは難しいと言われており、優秀な人材を見逃してしまう可能性も懸念されています。
そのため、AIだけに任せるのではなく、適材適所にてAIをうまく活用することが求められています。

店長による評価のばらつきと課題

店舗ビジネスにおいては、店長が店舗の採用を行っているケースもよくお聞きしますが、店長によって採用基準が異なるケースが多く見られます。例えば、ある店長は経験を重視する一方で、別の店長は人柄を重視するなど、評価基準にばらつきが生じやすい傾向があります。

このようなばらつきは、採用ミスマッチや優秀な人材の取りこぼしにつながる可能性があります。例えば、経験豊富な応募者が、人柄重視の店長によって不採用となるケースや、逆に、人柄は良いが経験不足の応募者が採用され、後々ミスマッチが発生するケースなどが考えられます。

AI面接の導入メリット

AI面接を導入することで、上記のような店長による評価のばらつきを解消し、採用ミスマッチや優秀な人材の取りこぼしを防ぐことができます。また、AI面接では、全ての応募者に同じ質問をするため、評価の公平性を担保することができます。さらに、AI面接は24時間365日稼働させることができるため、応募者はいつでもどこでも面接を受けることができ、採用機会の損失を最小限に抑えることができます。

カンリーAI面接のご紹介

カンリーAI面接は、店舗のアルバイト・パート採用に特化したAI面接ツールです。カンリーAI面接では、動画面接とAIによる簡易分析を組み合わせることで、面接機会の最大化と面接にかかる時間コストを大幅に削減できるだけでなく、通常の採用期間よりも短いリードタイムでアルバイト採用を完結できるなど、面接官の負担軽減にも繋がります。なにより、求職者の『働きたい』温度感を逃さず、効率的且つ効果の高い採用を実現出来るのが特徴です。

まとめ

まだまだ発展途上なAI面接ですが、業務の多い採用担当者や店長などの採用活動の効率化と質の向上に大きく貢献しうるツールです。
特に、人材不足が深刻な店舗業界においては、本来担当者が向き合うべき仕事に向き合うサポートが可能ですので、ぜひ検討して見て下さいね。

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