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途中下写4周年の挨拶「続けること×残すこと」

 今年も2月9日を迎えました。
「途中下写」プロジェクトと00s_photoが生まれて4年になりました。

 3周年でもなく5周年というわけでもないこの4周年の挨拶は「続けること×残すこと」にしました。「続けること」と「残すこと」のそれぞれについて最近考えたことがあります。

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○続けることってやっぱり難しい。
 途中下写が出来た2020年は周囲でも途中下写に似たような取り組みをする団体や企業が多数あった。ここでそれらの実名を出すと関係各所に叱られるので言わないが、だいたい全部潰れてしまった。継続することは難しいとはいうが、ここまで周りが潰れるとは。途中下写はこれまで絶好調や絶不調という極端な波にならなかったが不調になることは多かったし、むしろそちらの時期の方が長いと思う。でもその不調を毎回乗り越えるだけの「ゴキブリ並みの」生命力はいったいどこからやってきてるのかいまいちわからないが、その生命力のおかげで長くやっていないと気づけないことにまた気づくことが出来ている。

○続けると「残すこと」の価値があがる。
 昨年末にはじめて途中下写が制作した一昨年と昨年の写真祭の作品図録を国立国会図書館に納本するということをしてみた。国立国会図書館の蔵書サーチのサイトで調べると「途中下写」という名前が出てくるし、なんなら制作に関わった運営委員の個人名まで出てくる、なんか不思議な気持ちになる。国立国会図書館に納本された本は今後半永久的に保存されるらしい、つまり今の運営委員や作品図録に掲載されている作品を作った人が全員死んでも、作品図録だけは残り続ける。そういえば、途中下写が一番最初にやった写真展からプリントした写真は今も捨てずに全て保管されている。残しておくと過去の色々なことをよみがえらせることが出来る。長く続ければ続ける程たくさんのことが残って、過去をより鮮明によみがえらせてくれるに違いない。

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 毎年同じことを言っていますが、途中下写を開設した当初はこんなにも長く続くとは思っていませんでした。なので、その時には一つのことを長く続ける価値にあまり気づいていませんでした。なので、とりあえず今年を乗り越えることが出来ればOKというような気持ちでした。今も変わらないと言えば変わらないのですが、今年を乗り越えることが出来れば、次にまた繋げることが出来るという意識が少し出てくるようになったと感じています。

 次の2月9日には途中下写も5周年という節目を迎えます。そして、運営委員の過半数があと1~2年で大学卒業を迎え、代替わりも少しずつ進みます。そこに向けて、次につなげる、続けていこうという意識を持って1年間頑張ろうと思います。

 全国学生写真・映像祭やインカレ写真サークル、U-25映画制作プロジェクト等の途中下写のコンテンツに参加してくださっている皆様、いつもありがとうございます。引き続き途中下写の活動にぜひご期待ください。

 また、本日までプロジェクトの活動にご協力いただきました関係各所の皆様、途中下写にお力添えをいただき感謝申し上げます。

 そして、最後に今となっては26名いる運営委員の皆さん、いつもお疲れ様です。最近は途中下写もまた様々なコンテンツ作りを一気に進めているなかで各部や局、チームで積極的に進めてもらえていてとても助かります。26人それぞれの個性や良いところをお互いに知って、それを生かしながら進めていけたらいいなと思います。そして、もう大学卒業が刻々と迫っている人もいます、途中下写での1日1日を大切にしてくれたら嬉しいです。

 以上、4周年を迎えるにあたり、「途中下写」プロジェクト運営委員会を代表しましてご挨拶させていただきます。

2024年2月9日(金)
「途中下写」プロジェクト運営委員会
主任運営委員 池本翔真

この記事のお問い合わせ先
「途中下写」プロジェクト運営委員会
主任運営委員
Instagram:@stopover.photo.project
Mail:share@stopover-photo.com(代表)

2024.02.16


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