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#インボイスRADIO vol.11 参院選SP/れいわ新選組・大島九州男さん

2022年7月6日インボイスRADIO vol.11 参院選SP 第一部
れいわ新選組 大島九州男さん


ーーれいわ新撰組から大島九州男さんにお越しいただきました。本日はありがとうございます。よろしくお願いします。

大島 はい、ありがとうございます。

ーー簡単に、自己紹介からお願いしてもよろしいでしょうか。

大島 はいどうも、大きい島の九州男、麻生太郎と戦う男。今日はですね、あのー埼玉での街宣活動を終えて、郷原さんとのYouTube対談を終えて、横浜行く前にちょうど用賀に立ち寄ったら代表(山本太郎さん)が街宣してて。ちょっとそこに今いるもんですから、ちょっと代表の声もちょこちょこ聞こえてるんじゃないかと思いますが、とにかく国会議員を12年、市会議員を12年、内閣委員長を経験した大島九州男。この政治の経験は誰にも負けない大島九州男でございます、以上です。

ーーはい、ありがとうございます。実はですね、私も今ちょっといろいろトラブルがありまして。今、品川の公園にいまして、今日品川には高井さんが街宣を先ほどしてまして、その横を通ってきました。

大島 なるほど。

ーーでは早速ですが、インボイス制度を分かりやすく説明するとどんなものになりますでしょうか。

大島 消費税にはオプションが付いていたと。そしてそのオプションというのは、大企業には「輸出戻し税」。日本国内で生産するときに払った消費税を、その商品を輸出するということで、日本で払った消費税が戻ってくるという、そういう輸出戻し税っていうのが大企業に対するオプションだったと。じゃあ中小零細にはどういうオプションが付いていたかというと、当時ね30年前、その3,000万円まで(売上が)いかなかったら税金を納めなくていいですよ、非課税業者でいいですよっていうオプションがあった。

それから30年、今はその限度が1,000万円まで減らされて。そして今回は、いやいや今までね、あなた免税事業者選ぶのはいいですよ勝手にと。それはご自由ですけど、あなたが発行する領収証なんかは、取引先は経費として使うということができませんよと。まあこういうような形で、結局インボイスという課税証明をした事業者じゃないと発行できないようなそういう仕組みにして、免税事業者であることをやめさせると。要は中小零細のオプションを取り上げるというような、そういう制度だというふうにご理解いただければいいと思います。

ーーなるほど。元々オプションとして、大企業にも中小零細にもオプションがあったんですね。

大島 そういうオプションがあったと。ところが、どんどんどんどん中小零細のオプションは小さくして、大企業のオプションは今度研究開発税制だとかいろんな税制を入れて、何十種類もオプションが増えたけど、中小零細はどんどん絞られて、今回最後の砦でその免税事業者であることができなくなるような仕組みにしようとしている。そういうことです。

ーーなるほど。ここまでお聞きすると、もうこの質問はする必要もない気はしますが、一応、インボイス反対・見直し・賛成、いろいろあると思うんですけど、スタンスを教えてください。

大島 いやいや、そんなインボイスなんか最初からやるようなもんじゃない。もともとれいわ新選組は消費税廃止ですから。消費税廃止すれば、当然インボイスなんかもなくなっちゃうんで。やっぱりね、根っこを取らないと駄目なんですよ。みんな庭に生えてる雑草の上だけ取って、それで根っこを残すとまた生えてくるでしょう?だからいろんなね、そういうのが生えてくるわけだから、それを変えていく。そういったスタンスだということで、絶対反対。

ーーなるほど、分かりました。この絶対反対の、最大の理由を一つだけあげるとしたら、どこになりますでしょうか。

大島 それは大企業だけ優遇して、中小零細から搾り取る消費税の最たるやり方を、今度はねそういうオプションをそういう形にしようとしている。だから千歩譲ってそれやるなら、大企業のオプションも外せと。輸出戻し税も廃止しろと。そういうことですよ。

ーーなるほど、分かりました。続いての質問なんですけども、「消費税収の多くは社会保障に使われていない、というデタラメを言うのはやめてください。」と公共の電波で言われたらなんて答えますか。

大島 何言ってんだと。消費税は元々33年前に入れるときに、法人税、所得税、この直接税の軽減のために入れた間接税。直間比率の是正ということで始まったそういう税金じゃないかと。
だから生まれがそういう直間比率の是正として生まれた税金であって。今回言ってる税と社会保障の一体改革っていうときに言ったのは、5%から8%にあげるその引き上げ分は全額社会保障に使うと言った。その一部のみのことを取り上げて、100%法律に書いてるから使ってるんだ…とかいう高市さんの言ってることは、まるっきりデタラメ。

ーー今、直間比率の是正というお話があったんですけども。初めて聞くという方もいると思いますので、ちょっと説明をしていただけますか。

大島 はい。直接税という税金は法人税、所得税。そういった税金の負担者が直接払う税金、これを直接税。間接税という消費税を入れた。その直接税と間接税の比率を変えるっていう、これが一つの大きな目的だったと。そういうことです。

ーー直間比率の是正、これが元々の目的だったということは、消費税が増税されていくと法人税が下がっていくということが想定されていたものと考えていいんでしょうか。

大島 そもそも法律の目的がそうだから、その通りになって。だからそうなってるのは当然ですから。だから財務省的には、当然消費税が上がれば法人税下げてきて。これは当たり前、法律に沿ったことやってますよっていう、そういう考え方ですよね。

ーーそうですね、なるほど分かりました。実はこの消費税の使い道としては、実は安倍元首相も以前、借金の返済として充てているという旨の発言をされているんですね。そこで消費税を廃止なりインボイス廃止なりすると、社会保障をどうするんだって話もあるんですが。またもう一つ、消費税を廃止したりインボイスを廃止したり、消費税5%に下げるなりしたら借金返済どうするんですか?という声があるんですけど、それに対してはどういうお答えになるんでしょうか。

大島 もともと政府が発行する国債は、赤字でも借金でも何でもないわけで。政府は予算を作ったら、その財源を回していく責任があるから、そこに通貨を発行するという権限を持っていて。それが国債発行するという手続きであって、それは借金でも何でもないんだと。この認識を共有しないと、その議論にみんなが乗ってこられない。安倍さんは、消費税はそうやって赤字の借金に使ってるんだとか、社会保障に使ってるんだと。だから消費税を上げていくんだっていうふうなロジックで言ってるだけの話で、安倍さんが言ってるのもデタラメよ。

ーーここは国民も思い込まされている?

大島 そうそうそう。それを変えていこうとしているのがれいわ新選組で。もう3年間ずっと言い続けて、やっとそれが少しずつ理解されるようになってきた。

ーー少しずつ理解されるようになってきたという実感を、大島さんはお持ちでいられる。

大島 あるある。この間もさ、浜松で街宣してたら、前を通る人が「いや、このコロナで消費税はゼロになってもやっていけるんだ、できるんだっていうことが分かった。」って言って通っていった国民がいたよ。

ーーあぁ、なるほど。これ確かにこのコロナって壮大な実験といいますか、何かこう色々証明されたことも多そうですよね、このコロナ禍で。

大島 そうそうそう、そのとおり。

ーー分かりました。大島さんは、このインボイス制度っていうのは、法案が通ったのが6年前で。その頃、大島さんというのは国会議員をやられていたと思うんですけども。なにか当時この法案が通ったとき国会の様子とか覚えてることってありますか。

大島 だから、その時に彼らがね説明していたのは、彼らっていうのは官僚がね説明してたのは、「いやいやいや、このインボイス入っても、事業者が十分選べますから、それは全然心配ありませんでしたよ。」みたいな、そういう説明の仕方をしてましたよ。さらっと。

ーーさらっとなんですね。

大島 だからそこにほら、突っ込むさ、れいわの山本太郎のような人がいなかったから。もう当時はそのままさらっと。

ーー6年前には。

大島 いやいや6年前はいたけどね、その時はれいわ新選組はなかったでしょ?だから山本太郎個人がさ、言ってもさ、全然それは相手にされないよ。だから今は、れいわが政党として言ってるから、少しはあれだけど。それでもまだインボイスのことは、みんな全然意識ないよ、国民の多くは。

ーー国民の多くは。そうですよね。国会の中でも意識のある方って、どのくらいいらっしゃって?

大島 いやいや、ほとんどいないんじゃない。

ーーなるほど。こういう活動をしてると、もう法案通ったから仕方ないでしょって結構言われるんですよ。反対するなら、もうその当時から反対しとけよ、みたいな文句言われることもあるんですけども。

大島 いやいやそれはね、明らかにしないで、説明しないで通しちゃうものって結構あるから。それをやられてる感じだよ。

ーーやっぱり説明が全然足りないまま、今日に至るという感じですね。なるほど分かりました。
このインボイス制度は法案が通ってしまっていて、来年10月から施行されることが決まっているんですが、これから止めることってできるんですか。

大島 できますよ。だってそれは国会で決めたことだから、その決めたことを修正したり、法律修正したり改正したりしてるんだから。そういうことは、みんながそうなればできますよ、与党が決めれば。

ーーそのために私たちはまず何するべきでしょうか。

大島 それは今回の選挙で、自公の数を増やさないこと、減らさせること。そうするとね、結局そういう消費税だとかインボイスのことに賛成してる民意が証明されたって言えるから、僕らが。これが自公がさ安定政権取ったら、彼らは「俺らは信任されてる」って必ず言うからね。

ーーれいわ新選組としては今後、インボイスに対してどんな取り組みをされていきますか。

大島 ありますよ。それはもう徹底して、国民に理解を深めてもらうために、徹底した反対を言うっていう、そういう感じで。

ーーなるほど分かりました。やっぱり一番大きいのは、この参院選で投票にまず行くということですね。あと我々オンライン署名とか、そういう活動もしているんですが、投票や署名以外にも他に何かやれることがあれば教えていただけたら。

大島 ハッシュタグ「#インボイス廃止」みたいなやつがさ、トレンドにあがってずっと何週も続くとかさ。そういうようなことがあったりすると、マスコミも取り上げたりして、みんなに見てもらえるじゃない。だから、そういう自分たちのできることを続けてやってください。

ーー今、大島さんからナイスパスが来たんですが、実はツイッターでも企画しておりまして。明日から開始しようと思っておりまして、ハッシュタグが「#私の未来にインボイス制度はいらない」というのでツイデモを行おうと思いますので、よろしければ大島さんもご参加いただけるとありがたいなと思います。

大島 はいはい、OKです。

ーー国会の動きとしてもう一つ挙げられるのは、先月だったと思うんですけれども、れいわ新選組と立憲民主党と共産党、社民党と無所属の議員の方たちが集まって、野党合同で消費税減税法案を提出されました。この法案は今後どんなふうになるのでしょうか。

大島 それはもう与党が何もしないで、吊るされてそのままお蔵入りだよ。このままだと。

ーーなんかもう、お蔵入りするいわゆる「吊るし」っていうのがあるらしいんですけど。そんなふうになりそうな予感は…。

大島 それはもう、最初からそうするに決まってんじゃん与党は。だからいっぱいね、いっぱい野党はそういうのをいっぱい出してんだよ。全部それで吊るされて終わってんの。

ーー国会が終了するとともに終わっていくと。

大島 だからね、もうはっきり出しては終わり、出して終わりっていう、そういう繰り返しだよね。だから、与党がやるって言わない限りはできないから。

ーーなるほど。この法案の廃止を応援したいという人も、結構「STOP!インボイス」にはそういう声が届くんですけども。これはやっぱり選挙しかないと。

大島 選挙しかないんだよ、選挙しか。選挙にしっかり行くように言って、みんなに。

ーー分かりました。ちなみに参院選そろそろもう終盤ですけども。手応えって何か大島さんは感じていますか。

大島 いや私は個人的には声かけてくれる人がたくさんいるから、いい感じなんだけど。れいわ全体がどうなのかっていうのは開けてみないと分かんない。だから選挙行って、とにかく2枚目の投票用紙にはれいわの大島九州男、大島九州男としっかり大島九州男というふうに言って。広めて。(笑)

ーーなるほど。ちょっと個人的にお聞きしたかったんですけども。れいわ新選組さんって、「盆ダンス」とか「甲子園」とか、結構目を引くような街宣されてますけど、これってどなたのアイディアなんですか。

大島 代表だよ、代表、代表。

ーー全部山本代表が考えていると。この辺の街頭演説って、大島さんも他の党の演説とかよくご存じだと思うんですけど、なんかすごく一風変わってると言いますか。

大島 いいんじゃない?だから今まで興味引かなかった人に、興味持ってもらうってことだから。ぜひぜひ広めて、広めて。

ーー今、後ろから山本代表の声が聞こえてきました。なるほど分かりました。あともう一つ、先ほど一番最初のところで大島さんが「根っこ」の話をされていたんですけども。根っこから絶やさなければいけないと。その根っこの話でよく大島さんが言われてるお話があるかと思うんですけど、今根っこの話って、うかがってもよろしいですか。

大島 だから、自民党と民主党の根っこは大企業つながり。要は自民党は大企業の言うとおり。民主党は連合の言うとおり。連合っていうのは、大企業に働くそういう人だからね。だからね大企業の根っこがあれすると変わらないと。だかられいわは根っこが違うから。れいわは根っこは市民だから。市民政党だから根っこが変わってるよ、違うよっていうことを言ってる。

ーーなるほど、分かりました。私からの質問はこのぐらいなんですけど、もし、大島さん補足したいとか言い足りないとか、ぜひ訴えたいということがあれば。

大島 大丈夫、大丈夫です。みなさん、2枚目の投票用紙に大島九州男。2枚目の投票用紙に大島九州男とお願いします、ということが言いたい。(笑)まあとにかく私がね国会に戻れば、参議院でのれいわの立場は大変上に上がるから。そういう部分があるので、是非しっかり応援してくださいという、そういうお願いです。

ーーはい、わかりました。本日はお忙しい中ありがとうございました。ぜひとも引き続きよろしくお願いします。

大島 はい、ありがとうございました。



●この回の音声アーカイブ(YouTube)

●「インボイス制度」反対へのオンライン署名

Change.org のサイトから、簡単に署名ができます。ご賛同頂ける方は、ぜひリンク先からご署名ください。10万筆、20万筆と積み重ねることで、国を動かす大きな力になります。

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