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後書き&スタイル変更について
(ヘッダ画像は、本日(2025/3/1)住宅地の公園で咲いていた河津桜です。
今日は陽射しがとても暖かくて暑い位でした。最終話で、びぃくんと妙子が過ごしていた公園も、こんな感じだったかもですね。)
「心の架け橋」幕間掌編を含め通算81話、なんとか終了を迎えました。まずは、お越し頂いた皆様に心からの感謝を。続けて来れたのは、皆様のおかげです。ありがとうございます。
もしかして、途中経過や後日談とかスピンオフ的なものを、気が向いたら書くことがあるかも知れませんが、継続しての連載は、ここでお終ります。なので、簡単な後書き、っていうか、畳むことを決めた理由と、今後の方針を書いてみたいと思います。
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以前から続けてお読みくださった方は、最終章となった「明日への一歩」が次から次へと進んで、それまでの76話のジリジリしたペースとは全然違う構成だったのに驚かれた方もいらしたかも知れません。
その理由は、いわゆる「打ち切りEND」だからなのです。今回で終わりにしようと決めたから、なんとか決着をつけて風呂敷を畳もうとした結果、まるで粗筋ででもあるかのように詳細をすっとばして数行の概要に纏めて。そして、ご都合主義の強引な展開も織り交ぜての終了です。しかも、最終話では、いきなり数年後まで時間が飛んで後日談での終わり方。
本当は、もっとゆっくりと丁寧に書きたかったと云う気持ちも当然にあります。でも、終わらせざるを得なかった。ちょっと悔しいですが、「俺たちの戦いはこれからだ!(第一部完)」的な途中放棄でなく、びぃくんと妙子の関係を決着させて未来への希望を書くことは出来たかな?と思ってます。
自分は、noteに登録してイキナリ書き始めちゃったんです。読者としての期間がなかったから、他の方がどんな風に書かれて公開されているのか? また、読み手がどんな風に感じるのかを知らないままに。
そして、途切れないように毎日更新しようと決めて、実行してしまった。マガジン機能も知らなかったから、途中で別記事を挟んだら読みづらくなると思ったのも、その理由の一つです。で、先ごろ、遅ればせながらマガジンをつくってみたら通算話数が思った以上に増えていて。考えてみれば当たり前なんですが、毎日更新で2カ月経てば60話を超えていた訳で。
ある程度、フォロワーさんがついた状態で始めたならまだしも、ゼロから始めましたから、おいで戴く方は当然に途中から読まれるわけです。そんな状況なのに、毎日の更新で更に話数がどんどんと伸びて… 粗筋もなければサイトマップもないから、ご新規さんには、とても敷居が高いものになってしまいました。これから本シリーズに来て下さっても、最初から読んで戴くことは、もう難しいでしょう。
それでも、各章毎の概要を纏めたものを公開し、サイトマップを整備して続けることも出来たのかも知れません。そうしなかったのは、他にも理由があったからです。
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最終話では、びぃくんと妙子は結ばれていて二人の子まで成しています。ですが、当初、ラブコメ的な要素を描くことは全然考えていませんでした。でも、一緒に暮らしている男女が、それぞれの考え方、生き方にまで影響を与えるような強い関わり方をしてたら、恋愛感情を持っても、それは自然な流れです。一人称で書いてたことも影響して、書き進めるうちに、びぃくんの気持ちに、妙子の気持ちに寄り添ってしまうから、どんどんラブ要素が増えて行ってしまったのでした。
けれど、そうなった時、びぃくんを『人外』に設定してしまったことが、取り返しのつかない過ちでした。二人が恋愛関係になることが、OKなのかどうか? それは妙子にとって幸せなのか? そうなることを びぃくん が望むのか? 頭が固いかも知れませんが、そうすることへの抵抗もあって。けれども、それを廃して続けて行くことも苦しくなってしまい。
で、自分はハッピーエンドが好きなので。二人が離ればなれになる終わり方は書きたくない。なら、一緒にいてもおかしくないよう世界の方を変えてしまえと、強引に人外が共存してる社会ってことにするご都合主義に走ってしまいました。
更には、ぶっちゃけ、ラブコメが自分には書けなかったのでした。書いてみようとはしたんですよ。けれど、表現力も足りないし、なにしろ恥ずかし過ぎて書けませんでした。最終話が、いきなり数年後になってるのは、ラブ要素を書くことから逃げたってのもあります。恋愛ものを書けるようになるってのは、今後の課題ですねぇ。
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さて、今後の方針ですが、暫くは単発ショートショートか、連載でも5~10話くらいで終わる話を中心に書いてみようと思っています。新しくおいで下さった方にも、気楽に読み始めて貰えるように。(ただ、それだとキャラクターとの付き合いが短くなり、愛着を持てないかも知れないのが懸念材料ではあります。作者の意図を超えて勝手に動き出すようなところまで育ってくれないだろうなぁ…)
その上で、創作以外の雑感や日記的なのも挟みつつ毎日更新は維持したいと考えていますが、特に連載ものの更新ペースは隔日あるいは週二回くらいまで落としてみます。そしたら、途中からでも追いつくことが可能でしょうし、今までよりも推敲・見直しの余裕が出来て完成度も上げられるかも知れませんし。
そんなこんなの試行錯誤の状態ではありますが、今後ともよろしくお願い出来ましたら幸いです。
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カタい文章を書いたので、癒し用のイラストを投下。
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ツインテ銀髪小学生はローボールヒッターには
ドストライクw