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2025年2月 DJツアー オーストラリア その①

今回は今までで一番長い3週間弱のツアーです。オーストラリアで5都市6公演。流石に二つぐらいに分割しました。

その②はコチラ

経緯

オーストラリアは2度目のツアー。前回は昨年の七月で真冬だったので、オーストラリアっぽさをあまり感じられぬままだった。

今回は二月。まさに夏!というオーストラリアに行くのでとても楽しみである。

前回のツアーの際に「RDCメルボルン、また2月ごろにやると思うし、そのあたりでデカいツアーやろうや」とエージェントが言ってくれていたのだが、6公演3週間のビッグツアーになるとは想像もしていなかった。

シドニー、ブリスベン、メルボルンが2公演、パース、そして最後はアデレードでのフェスティバル。

シドニーのThe Abrecrombie Hotelというクラブ
こちらはブリスベン。Echo&Bounceのアウトドアスペースで
RDCのメルボルン!流石の渋くて良いラインナップ
メルボルンの名プロデューサーIsGwanがオーガナイズしてくれたパーティー。QQQ St Parkは去年遊びに行った。めちゃめちゃサブベースが出てて最高だった。
パースはGoodwill ClubでVertigoクルーのパーティー。昨年はMoopieやWill Hofbauerが出演していてシンパシーを感じる
最後はアデレードのSidebyside Festival!最後に発表されたのがD.Tiffでブチ上がった!
自分で作ったツアー表。ちなみにEoraやMeeanjinなど、現都市名と併記しているのは、アボリジニにとっての都市名だ。必ず併記するようにしている。

シドニー(The Abecrombie Hotel)

出発日前後、日本は大寒波到来。京都にも雪がチラついていた。こんな寒いところからガチ夏オーストラリアに行くのは身体壊しそう。

出発した次の日には京都に大雪が積もった。子も喜んで遊んでいたが吹雪により退散したらしい。

今回往路はJetstarにした。ハイシーズンなのでシドニーまで片道7万円ぐらい。アデレードからの帰りはマレーシア航空でクアラルンプール乗り換え。全部合わせて15万ぐらいかな。行きと帰りの空港が違うからか、どう頑張ってもそれ以上安くならなかった。

今回はチャレンジとして、キャリーバッグなしバックパックのみで行くことに。3週間もあればどちらにせよ洗濯するしかないし、国内線もたくさん乗るので、身軽な方が良いかなーという理由。

飛行機の機内持ち込みは基本7kgでそれを超えると追加料金がかかる。ちなみにJetstarは重さにめちゃ厳しい。

詰め込んで7kg超えないぐらいの大きさで、ほどほどの値段のChromeのバックパックを買った。

結果必要なものを詰めるとパンパンでピッタリ7kg。値段の割にしっかりしているし買ってよかった。

(Virgin Austiraliaなどのキャリア航空はカバンからパソコンを取り出した重さで7kgだが、Jetstarはトータルなのでガチ注意。今時のMacbook Proは2kgぐらいあるし。ちなみに搭乗ゲートで重量オーバーが発覚すると4500円ぐらい追加料金が必要になる。)

まずは関空から深夜便でケアンズに、そこから乗り継いでシドニー。ケアンズでは国際線から国内線に乗り継ぐので、一旦入国審査が必要。

国際線から国際線へ乗り継ぎするのに慣れていて、ケアンズの時点で入国カードが必要だと頭になかった。飛行機内でカードに記入するのを忘れ、一手間かかってしまったな。

まぁなんやかんやでシドニー着。

ホテルからの眺め。30℃下回るぐらいで風が気持ちいいのでめちゃ快適。2週間前は40℃あったらしく、幸運だ。
チャイナタウンに近い場所だったので町中旧正月ノリ
路面電車が頻繁に行き交う

泊まったホテルはグレートサザンホテルシドニー。チャイナタウンの近くなので、アジア飯屋がアホほどある。

テンションが上がって適当に調べた店で早速パッタイを食べた。量はデカいが美味しかった。(まぁでも内装はシャバ目なので観光地っぽい店だったのかな?)

これに揚げ春巻きが付いて1800円ぐらい。

やっぱり高いなーとは思ったけど、アジアの麺料理は最高。

夕方に前回シドニーでのウェアハウスレイヴをオーガナイズしてくれたオスカーとルイと会った。彼らは僕のショウ以降DJ Swisha、Kassian、Maaraを招聘している。めちゃいけてるラインナップ。彼らもレーベルを立ち上げようとしている。是非長い付き合いにしたいなーと思った。

チャイナタウンの入り口。旧正月で盛り上がっていた。

その後はメルボルンで出会い、たまたま土曜日にシドニーでプレイするMas KatoやKazumaさんと合流しビールを共にしてベニューへ。

グラスゴーで食べたデカいオリーブに似ている。このデカさのやつ日本だとどこに売ってるんだろう。

今夜はThe Abercrombie Hotel。4階ぐらいの建物全てがべニューで、3ルームぐらいある。ダンスしにクラブにくる、というよりただフラッと飲みに来るお客さんもかなり多い。

見た目で分かると思うが、かなりKeep Hush系で、UKベース系のハードなサウンド。

自分のセットは0時から2時。べニュー自体がかなり広くてメインルームは出入りしやすいのでお客さんはかなり流動的。

こんな時は自分のことを知らないお客さんを掴むため、酒場っぽいDJをするべきだと思うのだが、今回はなかなか難しかった。

が、やりたいことはある程度できてよかった。人が埋まったタイミングでエンジンをかけたり、人が少なくなればそれに合わせて集中して踊れるタイムにしたり。DJとして当たり前といえば当たり前のことなんだけど、たまに忘れてぶっ飛ばしてしまうことがある。

自分のセットの後、Ahjuと99 nissan patrolのB2B
セットは素晴らしかったが、飛行機疲れがドッとやってきて途中でホテルへ。

ロンドンでお世話になったLimeバイク。シドニーにもあるんだ

寝ているLimeバイクを見て自分もすぐ寝ようと思った。

次の日の朝、チェックアウト後は近所の店でビリヤニを食べた。

1500円ぐらい。日本の2人前ぐらいのデカさ

チェーンなのかな?適当に見かけて入ったトルコ料理屋だったが、ラムの味が良く美味しかった。辛くないし。今のところオーストラリアっぽいフードは一切食べてない。(オーストラリアっぽいフードが何か分かっていない。肉?)

その後はMas KatoとKazumaさんがシドニーで昼間DJがあるとのことで覗きに行くことに。

セッティング中。大学の構内にあるThe undergroundというべニューのアウトドアスペース。

夜はMasdaさんやJane Fitzがプレイするらしい。装飾がラフでとても良い。透けるほど軽い生地を天井に貼るとシドニーの強い風が見えるようで清涼感がある。心地よい。

ブリスベン(Echo & Bounce)

空港に移動しブリスベンへ。今回は国内移動は全てヴァージン航空。ありがたい。

ブリスベンに到着した。シドニーより北なので気温が高い。時間があればビーチとか行ってみたかったな。

ハコ周辺は坂が多く複雑な作りでワクワクした。

今日のべニューはEcho & Bounce。クラブというよりカフェ、コミュニティスペース。大きくはないがサウンドや設備は素晴らしく、知ってるところだとMr. HoやPolygonia、Yushhもプレイしているよう。

プロパーなクラブではない分、強固で親密なコミュニティが形成されていた。みんなオシャレで、ローカルアクトの音楽性も皆素晴らしかった。みんなの距離感がWest Harlemと似ていたかも。

(京都の人にしか伝わらないと思うが、ロクジアンとWest Harlemが合体して、そこにレコ屋が付いている。最高やんな。)

DJであるラルフと日本人のリナさん夫婦が経営している。

プロデューサーもいるし、ローカルDJも素晴らしい。めちゃアツいシーンだ。
レコードのセレクションもいけている。
裏は病院の駐車場らしい
ポーク&梅干しのおにぎりと餃子をいただいた。最高。(ブレちゃった)
暗くなってきて人が集まり始めた。

サウンドセッティングが素晴らしく、大きくないけどとてもローがでる。安心して色々かけられるなーと企む。

自分のセットは前半は色々試しつつ、行ったり来たりして、後半1時間ぐらいからミニマルなダブステップ周辺でいい感じになった。みんなミュージックナードだなーと思った。

ミニマルな140でハメまくるのはホントに楽しい。良いセットだった。

11時半ぐらいにパーティーが終わり、スタッフとダラダラして、ホテルに。ゆっくり寝られる。ツアーにデイタイムのイベントが挟まるとめちゃ身体が楽である。

起きてRDCの選曲を練り直す。悩み中。

朝ごはんを食べに再びEcho&Bounceへ。
ラルフがキッチンの仕事をしながら、一枚ずつアンビエントのレコードをかけている。気持ちいい。

茄子田楽の焼きおにぎり。おいしー。
ベーグルにサーモンとチーズ、きゅうり、ベーコン。
ベーグルがサクフワで美味しかった。

メルボルン(RDC)

昼過ぎのフライトでブリスベンからメルボルンへ。約2時間半。メルボルンの方がシドニーやブリスベンより全然涼しい、半袖だとやや肌寒いぐらい。

会場とホテル近くの公園。メルボルンの中でも北側。都会から離れてとても穏やか。

今夜はRDC inメルボルン。Mr HoことマイケルのDJも見たかったのでホテルに寄ってからすぐ会場へ。

アウトドアステージMr. Hoがプレイ中
今回特別に用意されたスペシャルドリンク。ガチのウーロンハイの味だった。

僕はMasdaさんとJane Fitz氏の裏で、自分側のフロアが埋まるほど人を溜めるのは難しかった、がやりたいことは色々できてよかった。制作にしろDJにしろ、まだまだ頑張らなきゃいけないことがたくさんあるなと思った。やることがまだ残ってるのはありがたい。

前回メルボルンでプレイした時に話しかけてくれた子たちや、僕のリリースを追いかけてくれている人たちが集まってくれていた。ありがたい。

設備を整える難易度が高い中で、機材を足して低音を作ってくれたRDCチーム、現地のチーム、そして日本からPAとして来てくれたリョースケくんに感謝したい。

Jane Fitz氏で大団円。楽しかった。

Breakfast ClubでのアフターパーティーでマスダさんのDJを見て、Mr. Hoとタクシーでホテルまで帰った。音楽制作に関して、最近何を取り入れているか、どんなものを目指して作っているかなど、たくさん話せて楽しかった。2週間後のアデレードのフェスティバルでは再び彼の後は僕、というタイムテーブル。楽しみだ。

ここから金曜日まではメルボルンでゆっくりする。色んな人と会ったり、音楽を作るなどしようと思っている。

メルボルン滞在生活①

メルボルンではCBDと呼ばれるシティエリアの中にあるホテルに滞在した。

不便はないが、レストランもカフェも少し高めであんまりゆっくりできない。次回はもうちょい北側にしよう。

月曜日は一日ゆっくりして、火曜日はIsGwanの家に行って制作プロセスを見せてもらった。

とっても制作スピードが早い。迷いなくシンセやサンプルを鳴らし、とりあえずエフェクトをかけて、良ければその素材をバウンスしてオーディオ化していく。

よいプラグインをたくさん教えてもらった。共作にもトライしてみる。

水曜日はメルボルン在住のDJ、Moopieとランチ。ベトナム人がたくさん住んでいるらしいエリアでベトナム料理屋へ。

めっちゃ美味しかった!

Moopieイケメンすぎる。この人のDJめちゃくちゃいい
僕のブログ読者ではお馴染みのブン(米麺)である。デカすぎで二郎食う時の顔になった

その後はレコードショップAlly Tunes Recordsへ。セカンドハンドの品揃えがよく掘るの楽しかった。店員さんがかけていたダブステップのダブプレートと謎の上品なJungle Technoのレコードを買った。キャリーバッグないんだけどどうしよう…。

今のホテル三泊目でそろそろ部屋がめちゃくちゃカオスになってきた。マンション一人暮らしの頃を思い出す。

長くなってきたので一旦この辺でオートラリアツアーその①おわり。

その②はこちら

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