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2024→2025 ベトナム・フーコック

明けましておめでとうございます。
DJ/プロデューサーのStones Taroです。

今回は年越しのフェスティバル出演でベトナム・フーコック島に行ってきました。しかも妻と3歳の子を連れての家族旅行です。

音楽のことだけでなく子連れフーコック観光に参考になるようなレポになりました。

経緯

今回は10月にベトナム・ハノイでDJした時ホストしてくれたStudio Adventure主催のOddeseyというフェスティバルに出演。

ハノイのUnmuteでのプレイはかなり自分らしいプレイ(ミニマルなハウスとUKベースの往復)が割とハマったので今回も楽しみにしていた。

今回でフーコック開催は5年目らしい。離島で、アジア圏だけでアクトを完結させ、2000人規模のフェスティバルを成立させてるのは本当にすごいことである

毎年年越しは家族と過ごしてきたのでせっかくだし今年は家族旅行にしちゃう?という提案をし、妻と3歳の子と5泊7日で行くことに。

前半はプロモーターが手配してくれたホテルへ。後半は家族と過ごすためのちょっと良いホテルを押さえた。妻と子の行く初めての海外旅行。用意や下調べは色々大変だったがYoutubeでフーコック調べるのは楽しかった。

フーコックは日本で言うと沖縄みたいな場所で、ベトナムのリゾートアイランド。まだまだ注目されていないので、残された楽園と称されている。

HIS東南アジア旅行情報サイトから引用。基本的に中部エリアに滞在した。

初日からフェスティバルまで

関空からソウル仁川、仁川からフーコックという乗り継ぎ。3歳児に飛行機に乗ってまた飛行機に乗ることを説明するのが難しかった。

トランジットの時間が短かったので、飛行機を降り子を抱えてダッシュして次の飛行機に飛び乗ると「またやん!」という子からの鋭い指摘。

大韓航空機でパウパトみながらチャイルドミール。羨ましいお子さまタイム。

関空→仁川が2時間、仁川→フーコックは6時間。長時間フライト中の子の時間潰しが心配だったが何とか妻と頑張り乗り越えた。後半はもう夜だったのでよく寝ていた。

フーコック空港に無事到着しホテルへ。近くのレストランのテイクアウトで最初のベトナム飯を味わった。

右から海鮮焼きそば、パパイヤサラダ、揚げ春巻き。フーコックのスタンダードご飯。めっちゃ美味しい。これで1200円ぐらいだったかな?

翌朝、日が出てやっと部屋からの景色を見る。

絵に描いたような楽園や

ブチ上がりつつ朝食会場へ。ホテルの中を散歩。

まさに南国の楽園。「南の島の楽園の絵を描いてみい。」と言われて思い付くような景色。

子はプールを発見してから既に遊びたいモード。朝ごはん後すぐに水着に着替えて早速プールで遊ぶ。

このホテル、プールが三つある!

プール後は有名なXin Chao seafood restaurantでアテンドのシュンタロー君、Wada Yosukeさん、Mogwaa氏とウチの家族で昼食。

ベトナム料理がやや中華っぽいテイストにまとめられている。フーコックの新鮮な魚介は最高だった。

蒸したよくわからん魚に醤油ベースのタレ。いわゆる清蒸魚系の料理だと思う
ホタテのグリル。これも醤油を垂らして。まぶしたピーナッツにより味と食感にリズムが出て面白い。
景色が良いレストランなので、下調べでもYoutuberがここに来ている動画が数本あった。

昼食後はフェスティバル会場のサウンドチェック。既にビーチステージはスタートしている。

とんでもないロケーションにめちゃめちゃテンションが上がった。このステージともう一つのメインステージに、合わせて1500人〜2000人が集まってくるとのこと。

サウンドチェックもバッチリで、一旦ホテルに戻る。かなりヘトヘトになったので部屋でゴロゴロ。子はYoutubeでパウパトロールを見ていた。少しは昼寝してくれや。

夕食を済ませて、会場へ。その夜、子のお風呂や寝かしつけは妻にお任せした。ありがとう。

フライト翌日に子とプールに海に暑い中遊びまくり、身体の方は「ええ1日やったなぁ」のモードだが、これからがパパの本番である。

NYEフェスティバル"Oddesey"

入口につくと、ドン、ドン、というキックの音と共に歓声が。会場は既にかなり仕上がっていた。

メインステージ
22:30ごろかな?
ブース周りの段にも人が立ち始める
23:00頃

自分の前はMullenがプレイ。年越し前の時間帯はアッパーにぶち上げまくり、年越し直前のタイミングで音が止まりカウントダウン。そして2025年になった。

周りの日本人クルーやWadaさんに「あけましておめでとうございます〜。」と日本語でご挨拶。若干照れくさいのが面白いし、すごくオープンなマインドになる。年、越した。

年越し前後のブチアゲムードで「セット変えた方が良いかな?」とかなり不安になっていたが、年を超えた後はMullenが渋めのムードに移行していよいよクラブナイトという雰囲気になっていった。さすがである。

自分のセットはBPM140で渡されたところから始まり、スピードガラージやレイヴなど開放的な音楽でスタートしたが、フロアはしっかり踊りたそうだったのでRon Trentの変な曲やBrother's Vibeでハメ系にもっていったような気がする。

そこからは深く潜ったり、バンガーでハネさせたりの往復。フロアも自分のセットの意味を理解してくれたようで、何かけても歓声があがる雰囲気になり楽しかった。良いセットだった。

途中誰かが日本円の1000円札を渡してきたので笑っていたら、よく見るとここにいるはずのないBluetoofだった。アジアツアー帰りにベトナムで年越していたらしく見にきてくれたらしい。

嬉しくなってよくかけている彼のトラックを挟んだ。

このEPの"The Hole Get Deeper"。しばらくするとBluetoofがもう一度やってきて、またサッと1000円札をくれた。またロンドンでビールでも奢ろうと思った。

最終的にBPM130ぐらい。140から130に2時間かけて落としていきつつ、なんか盛り上がっていく不思議なセットでJesse Youにパス。良い仕事をした気分だった。

Jesse You

フロアを歩いていると、インドお姉様方たちに囲まれてとても褒められた。昨年九月のインドツアーも手応えあり、新曲の再生数の半分以上がインドリスナー。Stones Taroとインド相性いい説がある。

5時ごろホテルに。ルームキーが一つしかないので妻を起こして開けてもらった。

明日は昼前に起きて妻と子と合流する。ヘトヘトだが頑張らねば。

フーコック観光

フェス翌朝(元旦)

トータル四時間ほど寝て妻と子と合流。午前中は二人でプールで遊んできたらしい。睡眠が取れて助かった。

お昼はベトナム風お好み焼きBánh Xèo(バイン・セオ)を食べに近くのレストランへ。

美味しい!外の生地がカリッカリで中にはエビや生のもやし。ライスペーパーでレタスなどと包み、ソヤソースやチリソースで食べるらしいのだが、我が家はそのまま食べる方が好きだった

お目当てのバインセオ以外にも、汁なし麺ブンボーなど全部料理が美味しかった。子連れに嬉しいフライドポテトもあって助かった。

バインセオという名前にはベトナム風サンドイッチのバインミーと同じBánh(バイン)が付いているので、"バイン"は挟む的な意味かな?と思って調べると、Bánhは

「お餅」「パン」を意味する言葉
小麦粉や米粉を使った料理全般を意味する言葉
手や箸で簡単に食べられるさまざまな料理を指す言葉

Google AIによる概要

らしい。割と範囲広いが大阪の"粉もん"的なワードに近い?

世界最長ケーブルカー

昼食後は世界最長のケーブルカーがあるというフーコック南部へGrabを使って移動。
(Grabは東南アジアのUberみたいなアプリ。)

30分ぐらい乗って1500円ぐらいだったかな?やっぱり移動はめちゃくちゃ安い。

ケーブルカーの駅があるサンセットタウンというエリアに差しかかると、まるでヨーロッパのような異様な光景。

人が全然いない
道の広さの割に車も全然いない

ケーブルカー発着駅周辺はサングループというベトナムの大手デベロッパーのリゾート開発で、このような街にデザインされたらしい。一階はカフェなどのテナント、上階はマンションとして住めるらしいが全然埋まっていない。

ハリボテの街、というのが正直な感想ではあるが、ここまで大規模だと面白いの方が勝つ。

こんな感じのカフェで休憩した。ココナッツコーヒー美味しかったし綺麗な店だったけど、ちょっと高かったなー。

そしてついに世界最長ケーブルカーに乗り込む。
一人片道2000円ぐらいで、身長100cm以下は無料。大人二人で全部で8000円ぐらい。これでケーブルカーの到着駅にあるテーマパークの入場料も含んでいるっぽい。(今回はそこで遊ぶ余裕がなかった…。)

左側のデカい建物がケーブルカーの出発駅。
かなりしっかりしている。冷房はないが、風が吹き込んでくるので耐えられない暑さではない。
ワクワクだったねぇ〜
海のそばでの生活が見えてとてもおもしろい。海から上がった子どもが濡れたまま家に入っていく。
プールがあるあたりがテーマパーク。奥の方はまだ開発中
普通にめっちゃ怖い。

約8km、片道20分は流石に長いなーと思いつつ、ずっと良い景色だった。

ケーブルカーが到着した先にはプールの大テーマパークがある。子に見つからないようになんとか誘導して「ん〜こっち何もないねぇ〜!お家帰ろっか!」となんとか帰るノリにもっていく。(ごめんね。もっと大きくなったらまた来て一緒に遊ぼうね。)

ケーブルカーで謎の街に戻り、そこからGrabでホテルへ。子と夕日の撮影会をして遊んだ。

くたびれて夜ご飯はGrabのフードデリバリーを使ってみた。オーダーから30分ぐらいして、ドライバーから「店に取りに行ったらまだ作ってなかった。あと1時間かかる」とメッセージが来ていて、謎に支払い方法不備でキャンセルになっていた。(そんなわけない)

結局近くの店でテイクアウトした。

楽園の日々

子連れ向け神カフェ


1月2日からは自分たちで手配した別のホテルへ。ちょっといいホテルにしたので楽しみにしていた。

ホテル移動の途中、子連れ向けのカフェを発見。

涼しーい
広い
屋根がある!

日陰を作る屋根があり、暑い日だったが子は元気に遊びまくっていた。

妻と代わりばんこで室内で休憩。子がいっぱい身体動かせたので満足そうだった。

このカフェ、フォーやパンも美味しかったのでめちゃおすすめ。朝一じゃなければ空いているみたい。京都にも欲しい。

2つ目のホテル到着

そしてホテルに到着。部屋は夕陽が見えるヴィラ。浜に隣接するプール、スパ、海上レストランとかなり贅沢。

上が空いてるシャワー。手前には浴槽がある。お風呂ありがて〜
サンセット
部屋のすぐ横の階段から海とシーサイドプール、レストランに繋がる
レストランの景色
ピザ食べたい〜って言ってたから食べれて良かった

完全に神ホテルを引き当て、大満足であった。ご飯高いけどめちゃくちゃ美味しく、結局毎ディナーここのレストランで食事をした。

到着してからプール漬けの毎日で、子は真っ黒こげでかわいい。妻はひたすら泳ぎの練習をしていた。かわいい。

シーサイドプール
砂場ではたくさんおもちゃが用意されている
水深が浅いプールもある。
ブランコやキッズルームもあって、子は退屈しなさそう。

大人は波の音を聞きながらダラダラしているだけで十分満足だが、子はそうもいかない。いつも旅行の時は遊べる場所を見つけてあげないといけない。退屈だもんね。

フーコックは子が楽しめる場所がたくさんあって本当に助かった。下調べも頑張ってよかった。

最終日〜帰宅

チェックアウト当日。フライトは22:00と深夜なので荷物やシャワーどうしようかなと思っていたが、今日1日ウェイティングルームという共有部屋が使えるらしく大変助かった。

帰りたくなさすぎるね〜と妻と話しながら、お土産探しを楽しんでから帰宅に向けてパッキング。

夜はホテルのレストランで最後のご飯を食べ、シャワーを浴びて空港へ。良い島だった。

最終日の夕日

帰りのフライトは激揺れで妻はかなりぐったりしていたが、子はもう慣れたものでぐっすり寝て、着陸も全く泣かなかった。肝が座りすぎていて怖い。

着陸前。偉そうに座っている。

無事帰国。初の海外子連れ旅行を兼ねたフーコックでのフェスティバル出演。一人で海外ツアーに行く5倍ぐらい気にかけることや持ち物が多かったがなんとかなった。

フーコックは本当に良いところだったのでまた家族で一緒に来たいな。

次は二月に2回目のオーストラリアツアー!
今回はRDC in Melbourne含め3週間弱でギグが6本。気合い入れて準備します。

おわり。

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