見出し画像

ワーケーション研修「CROSS-BOUNDARY LEARNING & WORKATION IN KAMAISHI」/リーダーシップ・チャレンジ2024開催レポートvol.8

社会人のためのリーダーシップ講座「リーダーシップ・チャレンジ 2024」(LC)第8回のプログラムは8/1(木)〜8/3(土)にてワーケーション研修「CROSS-BOUNDARY LEARNING & WORKATION IN KAMAISHI」を実施しました。

📖講義内容

今回の目的は……

リモートワークをしながら、越境学習※で自分の視野と知見を広げ、たくましいビジネスマインドを得る

※【越境学習とは?】
普段勤務している会社や職場を離れ、まったく異なる環境に身を置き、働く体験をすることから新たな視点などを得る学びのこと

◆1日目「被災地から、防災を学ぶ」

・リモートワーク(新幹線の車中)
・郷土料理わんこそばのランチ(
金婚亭
釜石鵜住居復興スタジアムの見学
いのちをつなぐ未来館で被災の様子の学習、防災リュックのワークショップ
宝来館にて岩崎昭子さん講話

いのちをつなぐ未来館での防災学習
郷土料理わんこそばのランチ(金婚亭)
釜石鵜住居復興スタジアムの見学

【いのちをつなぐ未来館での学び、気づき】

自分は防災バックを備えていましたがその目的が曖昧で、実効性が低いことがよくわかりました。災害のケースによって必要なものは異なる(ことを学びました)。

小売業・男性・30代

【宝来館のおかみさん(岩崎昭子さん)の講話での学び、気づき】

・実際に経験した内容、実際の映像を見ることで津波の恐ろしさを感じた。
地震については、建物の倒壊以外の面についてしっかり考えていく必要があると感じた。

・おかみさんの行動力に凄さを感じた。全ては行動しないと始まらない。行動するから結果がついてくるということを再認識した。

場所自体の復興と人の心の傷については別だと感じた。人の心の傷については、見えず話を聞くことでわかることだなと感じた。おかみさんの震災発生時から今日までの変化を聞くことができて良かった。

情報、通信業・男性・30代

◆2日目「地域課題を理解し、地元の取り組みを学ぶ」

・リモートワーク(公的施設会議室)
・平松福壽 副市長による釜石市の「オープンシティ推進戦略」の紹介
・釜石のビジネスパーソンとの合同セッション
(釜石ヒューマンスキル人材育成プロジェクトのみなさん)

リモートワークの様子
釜石のビジネスパーソンとの合同セッション
朝の市場で購入したお刺身で朝食

【平松福寿 釜石市副市長の講話での学び、気づき】

つながり人口=観光以上、移住者未満という概念は新鮮でした。地方都市においてはまずは知ってもらうということから始めなければならないことが伝わりました。

食品業・男性・40代

【地元ビジネスパーソンとのセッションでの学び、気づき】

・東京でのワークショップでは感じられない、地元、エリアに根付いた想いが言葉として発せられるたびに刺激を受けた。

・親から引き継いだ仕事をされている方々の悩みは、転勤がある我々とは異なる重みを感じた。

食品業・男性・40代

【出張ではなく、越境学習しながらのテレワークをすることの学び、気づき】

自分が仕事をしている環境も含めてワンパターンになっており、同じ仕事でも環境を変えることが発想の転換を生むことになりそうだと思いました。

食品業・男性・30代

◆3日目「被災からプライベート空間のパブリック活用を学ぶ」

・清原拓磨さん(地域おこし協力隊員)がガイドするサンフィッシュ(釜石の市場)の視察と、地元水揚げ鮮魚の「のっけ丼」での朝食
・曹洞宗
吉祥寺(大槌町吉里吉里)にて坐禅体験と高橋英悟ご住職の講話。
・精進料理による昼食

坐禅体験の様子
三陸鉄道に乗って大槌町の吉祥寺に移動

🖊️受講生の講義レポートより

◆吉祥寺(座禅)での学び、気づき

忙しい日々の中でも無の時間を作り、自分の行動の見直しや周りへの感謝について考えることが必要だと感じました。

食品業・男性・30代

労働力人口が減少している日本では、外国人労働者を受け入れることが一番の方法ではないかと考えています。その際、宗教の問題は考えなければならない問題の一つであるが、日本人は宗教の会話をタブー視する風潮があるため、まずはそれを解消していく必要があると感じています。

ですが、普段はなるべくこの問題について考えないようにしていたので、住職と宗教観の話ができたことは、今回の研修で一番楽しかった思い出となりました

小売業・男性・40代

◆ワーケーション研修での感想(短期的な目標、自分の部署への埋め込みor応用など)

自身の「働く」事に対して、考え直す機会を与えて頂きありがとうございました。
これまでの自分なりの働き方をもっと工夫し、時間を捻出して、様々な選択肢を持ちながら行動をしたいと考えます。

食品業・男性・30代

・自宅及び会社に防災グッズを揃える
・意識して瞑想の時間を作る

金融業・男性・40代

新たな発想が必要になる業務等ではワーケーションの導入を提案したい。

釜石の方々の地元というものを、自身には日本と当てはめ、日本の為になるようなビジネスが出来る心持ちで業務に取り組む。

金融業・男性・30代

・デジタルの世界では気づけない多くことが現場では起こっている
・一方で、その現場の世界をつなぎとめるにあたってはデジタル力が必要なことを感じた
・ちょっとだけ古いですが、Online Merges with Offlineが共通的に必要
・また、これらを成すにあたっては自らの世代・次世代など対極をとらえたうえで自らがなすべき方向性を常に考えるようにすべき

金融業・男性・30代

◆ワーケーション研修で良かった点

様々な地域の方達と話して、皆さんから自然に地域復興の思いが語られることが仕事への向き合い方や自社ができることへ考えを巡らすことにつながった。

小売業・男性・40代

学生時代の気持ちを思い出すような、いずれも入りやすいワークショップ形式が良かったです。リモートワーク時代においては若手社員にも是非経験してもらいたいです。

商社・男性・40代

多くの方とのふれあい、コミュニケーション、もう一度リーダーシップについてリマインド頂いたこと。自由度が高く、各社の方とのコミュニケーションも多く取る機会があったこと。地方部の方とのセッションもこの大隈塾でないと出来ないことだと思います。

小売業・男性・40代

🕰️タイムテーブル

◆1日目
8:30 東京駅新幹線ホーム集合
12:20 新花巻駅 着 、昼食@金婚亭(わんこそば)
15:00〜17:30 いのちをつなぐ未来館(語り部による防災学習・ワークショップ)
18:00〜20:00 夕食@宝来館(地元の有名旅館、おかみさんの講話)

◆2日目
9:00〜11:20 テレワーク
12:00 昼食(市内で各自)、移動
14:00〜17:00
・平松福壽副市長による釜石市の「オープンシティ推進戦略」の紹介
・釜石のビジネスパーソンとの合同セッション
18:30 夕食(釜石市内おすすめのお店)

◆3日目
8:20 駅前橋上市場を見学、移動
10:00〜11:30 座禅体験@吉里吉里吉祥寺
12:00 昼食@吉祥寺で精進料理
12:40 新花巻駅へ移動、解散

❓リーダーシップ・チャレンジとは

リーダーシップ・チャレンジ(LC)は、会社で仕事(社業)を通じて社会に貢献する人材を育てる、ということをミッションにしています。

そのために、ヒューマンスキルを磨き、リーダーシップを身につけ、幅広い見識、判断力、思考力を学びとり、業界業種を超えた人脈を構築するビジネススクールです。

開講から21年目。本研修を学んだ受講生たちが日本国内のみならず、世界の色々な都市で活躍しています。
彼ら彼女らを、LCの教壇に立ったゲスト講師の皆様に後押ししていただきながら、私たち LCはこれからも、有能な人材を育み、社会に貢献していきます。

詳細はパンフレットをご覧ください

◆これまでの講義一覧

🏢2024年度参加企業 (順不同・敬称略)

受講企業
サントリー株式会社
三井物産流通グループ株式会社
株式会社NTTデータ
株式会社セブン-イレブン・ジャパン
株式会社セブンドリーム・ドットコム
三井物産株式会社
株式会社三井住友銀行
三井農林株式会社
綿半ホールディングス株式会社
第一生命ホールディングス株式会社
外務省

リーダーシップ・チャレンジ 2024開催レポートvol.8
2024年8月20日発行
大隈塾事務局(一般社団法人ストーンスープ)
ひえじまゆりこ yuriko.hiejima@gmail.com
〒026-0002 岩手県釜石市大平町3-9-1
TEL:050-3558-7527
    MAIL:ookuma_school@stonesoup.tokyo


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?