
ユニバーサルデザインとビジネス/リーダーシップ・チャレンジ2023開催レポートvol.13
📖講義内容
リーダーシップ・チャレンジ(大隈塾)は11月18日(土)、第13回プラグラムをオンラインで実施しました。
今回は、バリアバリューの視点から、多様な方々にとって快適なユニバーサルデザインのソリューションを提供しているミライロの代表取締役社長・垣内俊哉さんが「ユニバーサルデザインとビジネス」 をテーマに講義を行いました。
今回の目的は……
・バリアをバリューにした事例を学ぶ
・ユニバーサルデザインとビジネスについて学ぶ
・人生の幅を広げる
今回の内容は……
ー講義ー
・バリア(障害)をバリュー(価値)に
・企業が取り組むべきことは?「環境」「意識」「情報」のバリアを解消しよう
・3つのバリアの解消は大きな社会貢献であると同時に大きなビジネスチャンス

🖊️受講生の講義レポートより
◆講義での学び、気づき、感想
•日本のバリアフリー普及率はほぼ広く遍く提供できている一方で諸外国はそこまで普及していないこと(その分、諸外国では人を介した助け合いを行なっている)
•ハード(バリアフリーを設備で実現)とハート(バリアフリーを人で実現)は場所に応じてバランスを取りながら実現させていくことが重要であること
障害に対して今までの自身の見識がいかに不十分であり、他人事であったことを気づかされました。「障害は人ではなく環境にある」、まさにその通りだと思います。 何事にも通じますが正しい知識を持ち、自分事にすることが重要であることを学びました。
・「障害は人ではなく、環境にある」「ハードもハートも世界に誇れる日本へ」。
・若い世代はInclucsive Society(Inclusive教育)が基本で、障がい者への理解や行動が出来ている。我々世代が考えを改める必要が有る
(バリアフリー化していない箇所等の)情報を開示することが環境づくりの一環で、実際にビジネスにつながっているという話で、ホテルの客室断面図の事例など、各企業の具体的な取り組み事例が紹介され、とても勉強になりました。
2024年から改正障害者差別法が施工されることも含め、多様性に対する対処を当たり前のマナーとして身につける必要があることを学びました。
◆講義を受けて、短期的な目標、自分の部署への応用 など
多様性への理解が求められる時代になり、「知らなかった」では通用しなくなってきているからこそユニバーサルマナー検定はぜひ受けてみたいと思いました。
DE&I(ダイバーシティ&インクルージョン)が会社の方針に加わったものの、今一つどのように活かすべきか実感がなかったが、講義を聞いて、13兆ドルのマーケットにアプローチしている企業がたったの5%と知り、自分のお客様が新たな事業を考える上で盛り込むべき要素だと腹落ちした。
障害は生まれ持って抱えているものではなく、環境が障害を生んでいる、ということにハッとさせられました 。(今後に向けて) 当社でもハンディキャップを持った方が生き生きと働いています。そういった活動にもっと目を向けて彼らの考え方、生き方にも触れてみようと思いました。
・今回の内容を人事メンバーに共有した上で、チームメンバーに多様性の感性を広げてもらった上で、人事担当として社員を見るスタンスや行動に活かしてもらう
・障がい者雇用を中々進められていない状況にあるため、今回の話を整理して実務に活かす
🕰️タイムテーブル
09:00~09:50 垣内俊哉さん 講義
09:50~10:00 受講生ダイアログ
10:00~10:29 受講生とのQ&A
10:29~10:30 クロージング
10:30〜10:40 休憩
10:45~11:30 グループダイアログ
11:30~11:40 クロージング
👤講師プロフィール

垣内俊哉(かきうち としや)
1989年生まれ、岐阜県中津川市出身。2010年、立命館大学経営学部在学中に株式会社ミライロを設立。プロフィール詳細は下記参照。
❓リーダーシップ・チャレンジとは
リーダーシップ・チャレンジ(LC)は、会社で仕事(社業)を通じて社会に貢献する人材を育てる、ということをミッションにしています。
そのために、ヒューマンスキルを磨き、リーダーシップを身につけ、幅広い見識、判断力、思考力を学びとり、業界業種を超えた人脈を構築するビジネススクールです。
開講から20年目。本研修を学んだ受講生たちが日本国内のみならず、世界の色々な都市で活躍しています。
彼ら彼女らを、LCの教壇に立ったゲスト講師の皆様に後押ししていただきながら、私たち LCはこれからも、有能な人材を育み、社会に貢献していきます。

詳細はパンフレットをご覧ください
◆これまでの講義一覧
🏢2023年度参加企業 (順不同・敬称略)
受講企業
株式会社セブン-イレブン・ジャパン
株式会社セブンドリーム・ドットコム
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
サントリー株式会社
三井物産株式会社
株式会社三井住友銀行
三井物産スチール株式会社
三井農林株式会社
リテールシステムサービス株式会社
エーザイ株式会社
綿半パートナーズ株式会社
第一生命ホールディングス株式会社
株式会社再春館製薬所
外務省
リーダーシップ・チャレンジ 2023開催レポートvol.13
2023年12月4日発行
大隈塾事務局(一般社団法人ストーンスープ)
ひえじまゆりこ yuriko.hiejima@gmail.com
〒026-0002 岩手県釜石市大平町3-9-1
TEL:050-3558-7527
公式MAIL:ookuma_school@stonesoup.tokyo