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セルフスタイリング/リーダーシップ・チャレンジ2023開催レポートvol.12
📖講義内容
リーダーシップ・チャレンジ(大隈塾)は10月14日(土)、第12回講義・ワークショップ「セルフスタイリング」を実施しました。
今回は、パーソナルスタイリスト・ファッションレスキュー代表取締役社長の政近準子さんが「自分の伸びしろを服装から広げる」をテーマに講義。政治家や皇室、各企業の経営者におけるファッションの実例から、わかりやすく、ときにユーモラスに解説しました。
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今回の目的は……
・ファッションから自分の伸びしろを広げていく
・自分の「強み」と「持ち味」とを把握する
今回の内容は……
ー講義ー
・装力とは何か
・TPPOSMとは何か
・ファッションとマインド、見せ方より在り方
→自分の頭で考えるマインドフル(ファッション)とマインドレスの違い
→持ち味・素を生かす
・身だしなみは相手に対するギフトソーシャルを考えているか
・部下に憧れられるような服装をしているか?塾生の服装考察
・TPPOSMと、その人の持ち味から、服装具体的提案事例
ーワークショップー
・政近考案のワークシートでイメージチェック
・靴磨きと洋服ブラシ
・蝶ネクタイ・ネクタイの結び方
・メガネ、ポケットチーフ
・ジャケットや小物でプチ変身
講義の後は休憩を挟んでワークショップ。政近さんの会社ファッションレスキューが主催するファッションスクールから有志の方8人が参加し、ネクタイ、メガネ、スカーフ、ベルト、帽子、などの小物、ベストやジャケットなども大量に持参していただきました。
そのうえで、女性の受講生3人にはコーチ2人がつきっきりでコンサルティング。男性のみなさんもボウタイやネクタイの意味、選び方、結び方、革靴の磨き方などのレクチャーや、ファッションレスキューから持ち込んだファッショングッズで、コーチや政近さん本人がスタイリングをしました。
その結果、みんな驚くほど服装が変わり、服装が変わるとマインドが変わり、笑い声と笑顔が絶えないワークショップになりました。
◆装いにはその人の教養があらわれる
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わたしは今日、帽子を被ったまま室内で講義をしています。たぶん皆様気になりますよね。「なぜこの人は帽子を被ったままなのか?」「失礼じゃないか?」と。
しかし、お帽子一つ、形やデザイン、場によって、良いか悪いかだけではなく、その「効果」が違うものなのです。
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🖊️受講生の講義レポートより
◆講義での学び、気づき、感想
ファッションを学問的に学んだことがなく、全てが新鮮で、以下のような気付きを得られました。
•講師の方が言う通り、自然とノームコア(究極の普通)に男性陣のほとんどがなっていたこと(言われるまで気付かなかったです。)
•服装やファッションに情報伝達、自己実現、相互理解の3つの機能があること
•「装力」を上げることで想いやメッセージを表現出来ること
•ヨーロッパでは日々、装力を鍛える習慣があること
•服装を変えることでマインドも変わり、人のモチベーションも前向きになれること
政近さんが我々のことを事前にチェックいただいた上で、自分ごと化&場がより盛り上がるよう講義してくださったのが、終始楽しく刺激をたくさんいただけた時間でした。
蝶ネクタイと呼んでいたものが日本人固有のもので、本来「ボウタイ」であり手結びであることをはじめて知った。普段から、眺めていた有名人等の服装一つ一つにおいても、着こなしとしての基本を全く理解していないことから、いざという時に大変困ることになるなと痛感した。また、日本ではそういったことを学習する機会の提供が大変少ないなとも感じた。
政近さんの「セルフスタイリング」の講義を聞いて 「公の場」「ビジネスの場」「プライベート」での装い(服装等)について人生で初めてプロのお話を聞きました。
仕事の場について、基本的にスーツでも、交渉の場ではダーク系が良いとか、ネクタイのカラーやデザイン(ヨーロッパ式は右上がりのストライプ、アメリカ式は反対)等を知ることで、自分の戦術や意志があることが大事だと思いました。
最近「ノーネクタイになって首回りが楽になっていい」としか思っていなかったですが、自分を表現するツールとして考えると飛んだ思い違いをしていたと思います。 最近はビジネスの場でもビジネスカジュアルでもよいという環境ができており、さらに選択肢が増えると思いますが、しっかり自分の生き方が表現できるようになりたいと思います。
リーダーシップにおいて重要な「リーダーらしさ(教養、ステータス)」「自分の価値観」のようなものを「自己」と「相手」をよく考え、しっかり「装い」で表現できるようになりたいと心から思いました。
◆講義を受けて、短期的な目標、自分の部署への応用 など
服装は清潔感、相手に対して不快感を与えなければそれで良いと思っていたが、政近さんの話を伺い、服装もノンバーバル(非言語)コミュニケーション手段の一つであると認識した。 そのためにも、なぜ自分はこの服を選んだのか、どういうことを相手に伝えたいのか、と言った自身の在り方を常にみつめなおす必要がある。部下を今後持った時に、装力を持って、自身の在り方、メッセージを伝えられる人になりたいと思う。
自分の装いに対してちゃんと意志があるか、という部分が非常にハッとされられました。 特に意志もなく、白シャツにズボンに革靴履いて今まで働いていましたが、装力とは在り方であることを意識して普段の装いに意志を込めていきたいと思います。
マーケティング部署で働き、グラフィックなどのデザインは右脳的なセンスだけで出来るものではなく要素の構成、整理など非常に左脳的なロジックが重要と学びましたが、ファッションについても礼節を含む知識が重要で、デザインと同じでロジックとセンスの掛け合わせなのだということを理解できました。
装力と言いながらも、自分の仕事に対する姿勢を指摘された
⇒無難な方の選択
⇒業界の慣習・常識
*ここを打ち壊していかないと会社の個性が出ない
社内は比較的好きな服での出社を推奨しているが、まずは自分から意識して変えようと、早速今日もスーツではなくカジュアルな服で出社致しました
知らないと知っているで大きな差があるこの分野を学べたことは非常に良かったです。 実演も交えて楽しみながら、昔は服装にもこだわっていた時期があったなと思い出しました。 思考停止になっていた自分を変えるきっかけになったと思います。
🕰️タイムテーブル
14:00〜14:10 オープニング、チェックイン(お気に入りの服、アクセサリー持参or写真)
14:10〜15:30 政近準子さん 講義
15:30〜15:40 休憩
15:40〜16:40 セルフスタイリング実践
16:40〜16:50 政近準子さんから、まとめ
16:50〜17:00 クロージング、次回のお知らせ
17:30〜19:00 懇親会
👤講師プロフィール
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政近準子(まさちか じゅんこ)
日本におけるパーソナルスタイリスト創始者・ファッションレスキュー代表取締役社長。
大手アパレル(株)東京スタイルを経てイタリアへ移住。政治家 、経営者、 企業管理職、起業家などを主な顧客とし幅広い層のスタイリングを手がけファッションレスキュー全体で、累計顧客2万人超。
日本初、百貨店高島屋にてパーソナルスタイリングカウンターを持った。NHK あさいち きわめびとをはじめ、Eテレではファッション教育番組の連載を持つ。著書12冊。その人の生き方をスタイルに落とし込むパーソナルスタイリングの概念、職業としての認知を広めたが、今後はファッションプロデューサーとして、ファッションによって社会をもっと良くしていく仕事に着手。人々の「ほんとうの笑顔」を見るために。
❓リーダーシップ・チャレンジとは
リーダーシップ・チャレンジ(LC)は、会社で仕事(社業)を通じて社会に貢献する人材を育てる、ということをミッションにしています。
そのために、ヒューマンスキルを磨き、リーダーシップを身につけ、幅広い見識、判断力、思考力を学びとり、業界業種を超えた人脈を構築するビジネススクールです。
開講から20年目。本研修を学んだ受講生たちが日本国内のみならず、世界の色々な都市で活躍しています。
彼ら彼女らを、LCの教壇に立ったゲスト講師の皆様に後押ししていただきながら、私たち LCはこれからも、有能な人材を育み、社会に貢献していきます。
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詳細はパンフレットをご覧ください
◆これまでの講義一覧
🏢2023年度参加企業 (順不同・敬称略)
受講企業
株式会社セブン-イレブン・ジャパン
株式会社セブンドリーム・ドットコム
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ
サントリー株式会社
三井物産株式会社
株式会社三井住友銀行
三井物産スチール株式会社
三井農林株式会社
リテールシステムサービス株式会社
エーザイ株式会社
綿半パートナーズ株式会社
第一生命ホールディングス株式会社
株式会社再春館製薬所
外務省
リーダーシップ・チャレンジ 2023開催レポートvol.12
2023年11月6日発行
大隈塾事務局(一般社団法人ストーンスープ)
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TEL:050-3558-7527
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