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「農の活動&ハーブティーワークショップ」/キャプテンシップ・チャレンジ2024開催レポートvol.2

📖講義内容

若手社会人向けのプログラム「キャプテンシップ・チャレンジ」は10月13日(日)、2024年度の第2回ワークショップを実施しました。

場所は、茨城県古河市の秋庭農園でした。講師は秋庭覚さん・ヒロコさんご夫妻。

今回のワークショップの目的は

・全身の知覚を活性化させる=五感を取り戻す(特に手の指先の感覚、嗅覚、聴覚、味覚)
・ライフスタイルを見直してみる
・身体を動かす
・越境学習

午前9時30分、JR古河駅に集合し、タクシーで秋庭農園へと向かいました。

前日に「キャプテンシップ入門」ワークショップの第1回を終えたばかりということもあり、みなさんリラックスした雰囲気でスタートできました。

午前中は、ニンニクの植え付けとサツマイモの収穫に挑戦。

ニンニクの植え付けでは、チームごとにエリアを決め、どこからどこまで植えるかを話し合いながら、協力して作業を進めました。

チームワークが自然と生まれ、和気あいあいとした雰囲気が広がりました。

外で農作業をするにはうってつけの天気!
(画像を一部加工してあります)
4人1組のチームで役割分担して進む
土に触れて身体を動かして五感を活かした体験

サツマイモ堀りは当初はスケジュールになかったのですが、予定よりも早く畑での作業が終わり、「せっかくなら」と秋庭農園さんのご厚意で体験させてもらうことに。

土を手でかき分けて堀り進めると、大きなサツマイモがたくさん出てきて、みなさん大歓声をあげていらっしゃいました。

楽しい雰囲気で土を掘る
芋を掘り当てる度に大きな歓声が

畑で農作業をした後はハーブ体験。

秋庭農園はハーブティーを販売しており「HIROKO HERBES」というブランドで年々売上を伸ばしています。

敷地内にはたくさんの種類のハーブが栽培されており、受講生のみなさんに摘んでいただきました。

ハイビスカスを収穫

プログラムの締めくくりには、皆さんでハーブ料理を手作りしていただきました。

シェフ経験を持つ覚さんの指導のもと、みなさんで協力しながら、心を込めて料理を仕上げました。

ランチタイムには、できたてのハーブ料理を自然豊かな秋空の下で味わい、みなさんの笑顔が絶えませんでした。

白身魚をいちじくの葉で包み焼きに
セージとローズマリーでつくる「お肉のハーブロールステーキ」

受講生の皆さんには、前日に本間正人さんの「キャプテンシップ入門」で学んだ「キャプテンシップ」を、秋庭農園でのワークショップで実際に活用していただきました。

「キャプテンシップ」とは、現場でプレーヤーとして活動しながらリーダーとしての役割を担う力のこと。

このワークショップでは、チームの一人ひとりが影響力を持ち、互いにリーダーシップを共有する「シェアド・リーダーシップ」の実践が求められました。


イラスト:ひえじまゆりこ

従来のリーダー像とは異なり、シェアド・リーダーシップでは、チーム全員が自らの役割でリーダーシップを発揮し、協力し合うことが重要です。

受講生の皆さんも、早速、前日に学んだ「相手の立場に立った具体的な指示」や、「あいづち・うなづき・繰り返し」といったHeart to Heartのコミュニケーションを意識しながら、五感をフルに使って農園での作業に取り組んでいただきました。


🖊️受講生の講義レポートより

本間さんの講義で学んだ「自分の五感、一次情報」を大切にすることを改めて感じました。 土の感触や匂い、自分自身で収穫して、直接触れ合うことの大切さはフィールドワークならではです。また、普段見えない一次産業に携わる方々の生の声を聞くことでしか湧かない感情があることを学びました。 他の講義生のみなさまとも、一緒に農作業をして調理をしたことで仲が深まったような気がします。

女性・20代・流通

秋庭さんご夫妻の、自身のやりたいことへ邁進する姿が印象的でした。お二人は課題に対し労力をいとわず全力で取り組み、やりたいことをビジネスにつなげていくための努力を惜しみません。自身の周りにあるものをうまく活用し、そのために必要なことを巻き込み、より大きな形としていく。私も成長を見込んだうえで様々なことへのチャレンジや投資を行っていこうと思いました。

男性・30代・商社

日々変化する天気や気候の中で手探りで1から作り上げていく農家さまの大変さを改めて実感いたしました。ですが仕事を楽しんでやることの大切さも同時に学べました。 笑顔が溢れる場所には自然と笑顔が集まるのだと思いました。自分自身楽しんで笑顔で取り組むことでチーム全体のモチベーションアップにつながると感じました。 また1次情報を大切にし、その情報で何を感じ何を思ったのか考えることで感性が磨かれ新たな発想に繋がると感じました。

男性・30代・飲食、小売

🕰️タイムテーブル

09:30 JR古河駅東口集合
09:45 農園到着
10:00 オリエンテーション、移動
10:20 農の活動(途中休憩あり)
11:20 ハーブのワークショップ
12:00 手洗いして歓談、ハーブ料理開始
13:30 食事終了、片付け
14:00 秋庭農園発

👤講師プロフィール

秋庭覚(あきば さとる)
秋庭農園 17代目
小さい頃は農家にはならないと決めていたが、社会人になり、銀座のレストランで料理人をして行く中で「顔が見える生産者の食材を使って料理をしていくと、完成されたお皿の中身は自分だけの力だけじゃなく、美味しさの元は生産者の方がつくる食材そのものにあること」を身をもって知る。母親がつくっていた食材を試しに働いていたお店に持っていき、 お店のスタッフやお客様に出したところ絶賛され、自分の母親、農業をしてきた実家、育ってきた土地などに感謝が溢れ、その後、帰農を決意したという。

アキバヒロコ(あきば ひろこ)
ハーブティーブレンダー
子供時代は農家とは縁なく育ったが、2011年の東日本だ震災をきっかけに「もっと自分らしく生きて行きたい」という想いから農業体験などに参加するようになる。銀座のカフェレストランで、ハーブティーの知識を活かし、ドリンクの開発やサービスなどを経験。採れたての野菜の美しさ・美味しさに感動し、「農家とはクリエイターであり、創造的な素晴らしい仕事だな」という尊敬と憧れが生まれたという。

その後、職場近くのレストランで料理人をしていた覚さんと出会い、結婚。農業を仕事にすることに。

お二人のプロフィール詳細はこちら

🏢2024年度参加企業 (順不同・敬称略)

受講企業
セブン-イレブン・ジャパン
セブンドリーム・ドットコム
NTTデータ
NTTデータMSE
三井住友銀行
三井農林
再春館製薬所
ルミネアソシエイーツ
綿半トレーディング
内閣府
デジタル庁
アクセンチュア(個人参加)
NOKOS(個人参加)
UDトラックス(個人参加)


キャプテンシップ・チャレンジ 2024開催レポートvol.2
2024年11月5日発行
大隈塾事務局(一般社団法人ストーンスープ)
田中渉悟 tana.sho.2602@gmail.com
〒026-0002 岩手県釜石市大平町3-9-1
TEL:050-3558-7527
     公式MAIL:ookuma_school@stonesoup.tokyo

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