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【診断士一次受験者向け】特に初学者が気を付けたいこと

こんにちわ。ストンチャです。
もうすぐ3月。寒い日と暖かい日が不規則に訪れて、若干過ごしづらい日々が続きますね。
今日は、診断士の受験勉強、特に1次試験について書いてみます。
令和7年度の1次試験の日はまだ発表されていないようですが、例年8月の初旬に実施されています。今からは実質あと半年足らず…というところでしょうか。※昨年、令和6年の1次試験は8月3日(土)、4日(日)でした。たぶん今年も、この時期から大きくズレることはないでしょう。

特に今年初めて診断士の1次試験を受ける人にとっては「まだまだ時間はある」ような、「もう時間が残されていない」ようなちょっとフワフワした感覚の時期ではないでしょうか。
実際、私の経験からしても「少し遅れている人も巻き返せるタイミング」であり、「気を引き締めてかからないとあっという間に試験当日になってしまった…」というタイミングでもあります。
そんなこの時期、個人的に大切だと思うことを紹介させていただきます。

結論から言うと「浮気してはいけない」ということなのですが、順を説明させていただきます。

予備校通学生の勉強スケジュール

まず、私は某大手の資格学校に実際に出席して勉強する「通学生」でした。理由は、「これだけ幅広く科目も多い試験、自分でペース配分するのは無理!」だと考えたからです。
これは今から考えても正しい判断だったと思っていますし、「勉強のペース配分が苦手」という方には迷わず通学をおススメします。
少なくとも、1次試験に関しては予備校の授業に沿って勉強を進めれば合格できると考えています。それを継続すること自体は大変なわけですが…
たまに、参考書を使った独学だけで合格する人がいますが、ホント尊敬します。。。私には絶対できません。

さて、そんな感じで基本的には予備校のスケジュール通りに勉強を進めましたが、私は1次試験のちょうど1年前くらいに勉強を開始しました。なぜ1年前から勉強を開始したのか? というと理由は単純で、予備校の授業のスケジュールがそのようなカリキュラムになっていたからです。
つまり丸1年かけて試験対策を行ってきたことになります。

思い出しながら書いた、ザックリとしたスケジュール。
基本的には、予備校のカリキュラムには忠実に勉強しました。

ここで注目してほしいのが、3月中旬で各科目についての講義が一旦終了し、ここから改めて復習と記憶の強化のために各科目を短サイクルで繰り返し学習していくサイクルになることです。

2周目のワナを乗り越えろ

 各科目の勉強が2周目に突入する際、多くの科目については「そこそこ前に学習したものの、その後他の科目の膨大な知識をインプットしているのであまり憶えていない」という状態です。
例えば、(あくまで例として)私が通った学校では「企業経営理論」の講義は学習スケジュールの最初の方、9月~10月ごろに開かれていました。その後、「財務会計」続いて「運営管理」etc…と立て続けに勉強を続けていき、ガッツリ復習する時間はほぼありません。そんな状態で、3月以降、2周目の勉強時に改めて確認のための模擬テストなどを受けると、愕然としてしまいます。
「オイオイ…全然憶えてないぞ汗。。。これ、本当に合格できるのか…あんなに勉強したのになぜ忘れてるんだ」と。
これを私は勝手に「2周目のワナ」と呼んでいます。
ここであまりの忘却ぶりに心が折れてしまう人も結構いるんじゃないでしょうか。
 しかし、これはほとんどの人が経験する感覚で、落ち込む必要はありません。というか、ここを乗り越えることが1次試験においてはキモだと思っています。「学習曲線」という図表を見たことある方は結構いると思います。

勉強した分だけ比例的に実力が付くとイメージしがちだが、
実際は一定の期間を置いて得点力が一気についていく

以前の私は、こういう曲線をビジネス書とかで見たことはあっても、「ふーん、本当かよ」と思っていたのですが、これは間違いなく事実ですね。
図表にも書いたように、累計勉強時間や努力量がなかなか成果に出ず、そのイメージと実際のギャップが離れている時が一番凹みやすく、辞めたくなるタイミングです。
 私のように予備校を利用している人は、おそらくこの時期、つまり勉強が2周目に突入したあたりがこのキツい時期にあたると思います。
でも、大丈夫。今「知識が定着していない」という感覚に襲われたとしても、積み上げた勉強は間違いなく身についていて、体内の中でじっくりと熟成されています。
もし、現在1次試験勉強中でこのような感覚を感じている人がいたら、「合格者も全員、その時期を経験している」ということを知っていただき、頑張ってこの時期を乗り越えてください。

大事なこと(浮気しない)

 とはいえ、気を付けた方が良いこともあります。それは、「浮気をしない」ことです。といっても、もちろん「正式にお付き合いしている人以外の人と遊ぶこと」ではありません。いや、それも避けるべきなんですが…
ここでの浮気とは、
→「一つの科目の勉強中、急に他の科目のことが不安になって別の科目の勉強を始めてしまう」
→「結果、終わってみると何もやってないような気がしてしまう」
→「さらに焦って、つまみ食いのような勉強を連発してしまう」
というあまり良くないサイクルにはまってしまうことです。

特に、2周目のワナに入ってしまったときは焦りが強くなりすぎて、一つの勉強をしている間も「今、これをやっているべきなんだろうか?」という気にになってしまうことが往々にしてあります。

私もそうでした。で、このままではいけない、と考えた私は
「週間で勉強する科目を決めてしまう」ということを4月ごろに決意し、スケジュールを立てました。
※あくまでも自学のスケジュールです。予備校の講義はこの曜日の通りには実施されませんでしたが、それは週末に復習する時間を取っていました。
以下のような感じですね。

曜日は、普段の仕事で比較的確保しやすい曜日に苦手科目を入れ、
比較的勉強時間を多めにとれるように工夫しました。

不安になることももちろんあるのですが、とにかく「今日はこれをやると決めたんだ」と意識し、その時間はその勉強だけに集中します。
これは結構、精神的にも効果的でしたね。1日の自学勉強時間(平均すると2時間くらい)を一つの科目に集中させると、自身でも「今日、やれるだけのことはやった」と思えるからです。

もし、1次試験勉強中で読んでくれた方がいらっしゃったら、是非参考にしてみてください。おススメです。
読んでいただき、ありがとうございました!

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