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世間の風は冷たい・・・かも?

続きが書けない・・・・。
そんなことを考えていた。
さぁ、ここから、どんな風に
ラストへ繋げて(つなげて)ゆくべきか
それとも、まだ、ラストは早いのか、

それは、まだ、
今後の物語の進み具合で
決まってくる。
そうなのだ、作者でさえ
まだ、ラストは描けていない。

指の治療が出来ずに
途方に暮れていた・・・・。

「いっそのこと、あと二日、次の休みまで待とうか。」
そんな妥協案も検討していたが
変色している中指を見ていると
そんなことも言っていられない
状況であった。

「とりあえず、今日中には確実な診察をしておきたい。」
これが今の正直な気持ちだ。

たかが、指ではあるが
馬鹿には出来ない。
利き腕の中指が使えないと
書くことにも
食べることにも
多分、他のことにも
影響が出てくる。

「とりあえず、もう少し頑張ってみよう。」
あらゆる病院は、休みを取っている。
もはや、望みが薄いことは分かっている。
「奇跡・・・・。」
心のなかで呟くが
そんなものは、そうそう無い。

しかし、奇跡とは、
攻めなければ起きない。
それは、仕事で重々、分かっている。
こういう状況のとき
オレの性格上、
ほとんどの場合、諦める・・・。
当たり前のように諦める・・・。

しかし、
今回は違った。
誰から受けた影響なのか?
なぜ、こんな気持ちが芽生えたのだろうか?
「攻めてみよう。」
そんな台詞が心のなかに浮かんだ。

もう一度、ググった病院のリストを
見直す。
そして、まだ電話出来ていないところが
ないか再度、確認して、
片っ端から、電話していった。

一件、二件・・・・。
相変わらず、やっていない病院ばかりだ
だが、今回は立ち止まらない。
「続ければ、必ず見付かる。」
出来もしないことを
自分に信じ込ませて
歩き続ける、
もしくは、走り続ける。

まー、基本、奇跡は起きない
特に、こんな小さな案件に
神様が振り向いてくれる筈がない。
多分、読者のみなさんも
そのように思うだろう。
それが現実というものだ。
世の中は、それほど甘くはない。
そんなことは、痛いほど分かっている。

しかし、ある時、
今まで、電話をして
せっかく、誰か出たとしても
素っ気ない対応ばかりだったが
今回は違った・・・・・。

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