円介入で思うこと。これから一層、円安に進む。
ドル円は、鈴木財務相が「為替の動き(英訳:speed)が重要」と発言し、警戒水準への言及がなかった。From DZH news
要するに為替介入の目的は、「投機的な為替の動きを阻止する」と考えることができる。そうすると、米国金融政策と日本の金融政策のやり方が違うことで、金利格差が拡大した場合、ファンダメンタルズでの一方的な円安も容認されることになる。
仮に、現在のインフレが続くことで米国が政策金利5%を超えて、英国:6%になり、イタリアが8%になって、ドル円が160円になったとしても、投機的な急変する動きでなければ、為替介入しないという風にも捉えることができる。
また、世界の投資家は、著しい値動きでなければ、日本政府は為替介入しないと判断すれば、一方的に緩やかに円安に動くだろう。2022年12月末までに、160円を達成し、2023年3月末は180円。2023年12月は200円という展開も考えることができる。
なぜなら、来年、新しい日銀総裁になったとして金融政策が変わらず、FRB筆頭に海外の中央銀行が政策金利を上げ続けるだろう。インフレ阻止?いや変わらず物価は上昇続ける。
予想は常に間違い、予想は超えるものである。