僕の好きなもの(読みもの編) 三秋縋
ブフォwwww 死ぬwwww
いっそ殺せwww
どうだろうか。
僕が16才の時に書いたとある日の日記である。
いわゆる厨二病というやつだ。
今でもこの文章を思い返すと、とんでもない羞恥心とともに親への反発心や絶望と希望がぐちゃぐちゃに混ざり合った未来への期待と不安、ままならない恋愛に制御不能なリビドーへの戸惑い、コンプレックスなどが複雑に絡み合ったあの時代の感情が蘇ってくる。
一方で子持ちのアラフォーとなった今はあの時の自分を少し愛おしくも感じるのだけれど。
これ以外に同じ感情を呼び覚ますのが三秋縋の読み物だ。
この人の小説を読むと、なぜかすぐに16才の自分に戻ってしまう。理由は分からない。
とにかく忘れていた厨二心が呼び覚まされるのだ。
いくつかお気に入りの作品を紹介しておきたい
君の話
本屋で見かけ、表紙とポップに書かれた説明で強烈に気になり手に取った、三秋作品との出会いの一冊。
割とコンテンツで「くらって」しまうと世界観から抜け出せないタイプなので、読破した後の2、3日はフワフワした心持ちからなかなか抜け出せなかった。
三日間の幸福
君の話ですっかり虜になり過去作を巡る旅が始まる。
くぅ〜っ!この厨二感たまらん!
という感じの世界観
長らく作品のリリースがなかったが、待望の新作が出たので嬉しい限り。
万人にお勧めはしないけど(そして男性にしか刺さらないのかも。と言う気もする。理由はないけど)、好きな人にはめっちゃ刺さる。それが三秋縋。