僕の好きなもの(音楽編) 超右腕
シーンは周期する。とよく言われる。
音楽においては特に顕著だと感じる。
時代を反映する、またはカウンターとして(主に若者が)求めるジャンルやアーティストが一躍脚光を浴び、チャートを一変させてしまう。
そんな出来事が何年かに一度起こる。
2024年現代はと言えば、僕の印象では「複雑な曲ばかりだな」という感想だ。
自分が多感な少年時代を過ごした時代に喰らったハイロウズやブランキーのような(ベンジーの歌詞の世界観はある意味で難解ではあるが)、衝動と共に疾走するような『突き抜け感』のようなものが感じられる曲が少ないな。という気がする。
シーンが巡る時、全く同じものではなく過去に流行したジャンルに1つスパイスを足される事になる。
ティーンエイジャーの女の子がフォーク調の曲を歌うあいみょんのように。
先日、めちゃくちゃエモいバンドを見つけた。
「超右腕」と書いて“スーパーウワン”と呼ぶらしい。
なんつーバンド名なのだ。笑
このバンドの魅力のコアはフロントのギターのように感じる。そして若者特有の揺蕩うような歌声。
シンプルで感情を揺さぶるようなメロディ。
全てが懐かしく、そして新しい。
次のシーンは、こんなバンドが引っ張るのかもしれない。そう思った。