EV関連銘柄(電気自動車関連銘柄)の本命出遅れ株2024年最新版
2024年7月現在、円高の影響で軟調相場が続くEV関連銘柄(電気自動車関連銘柄)。
ですが、株価が安い今こそ絶好の仕込み時ではないでしょうか。
EV株市場とは裏腹に、EV(電気自動車)の市場規模は年々拡大を続けています。
2023年における全世界での新車販売台数は前年比35%増の1,380万台を突破。
また富士経済では「全世界におけるEV市場は、2035年に5774万台に達する見通し」と発表しています。
特に次世代電池の実用化に向けた動きが加速するとみられる2025年以降、EV市場の拡大も加速すると言われています。
事実、大手自動車メーカーの各中期計画では25~30年を目途にEVの生産・販売を強化していく方針を固めています。
日産自動車:30年までに19車種のEVを含む27車種の電動車投入を計画
HONDA:30年までに年間200万台超のEV生産を目標
トヨタ自動車:26年までに新たな10モデルの電気自動車を投入、年間150万台を販売目標
そのため、繰り返しになりますがEV銘柄の株価が安い今が絶好のチャンスなのです。
そこで今回は今のうちに仕込んでおきたいEV関連銘柄(電気自動車関連銘柄)を3社ピックアップして参ります。
EV関連銘柄の本命株①ツバキ・ナカシマ(6464)
銘 柄 名:ツバキ・ナカシマ(6464)
株 価:795円
P E R:8.0倍
P B R:0.53倍
時価総額:331億円
市 場:プライム市場
業 種:機械
上々年月:2015年12月16日
業 績:1-3月期(1Q)最終は38%増益で着地
財 務:営業キャッシュフロー黒字(1,405百万円)
大 株 主:自社が第3位株主(自己株口 4.17%)
テ ー マ:自動車部材・部品関連銘柄、半導体製造装置関連銘柄
ツバキ・ナカシマ(6464)は、鋼球、精密ローラーやボールネジを製造する機械部品メーカーです。
自動車などに使われる精密ベアリングや、ボールペンのペン先に仕組まれる精密ボールが同社の強み。
ツバキ・ナカシマは、精密ボール業界の世界市場シェアNo.1を誇る最大手企業です。
同社の需要先は、EV含む自動車や工作機械、半導体製造装置向けが主軸となっています。
特に同社の精密セラミックボールは、2017年にEV世界最大手企業の米テスラ社に採用された実績を誇ります。
精密セラミックボールはEVのモーターを支えるベアリング(軸受け)に使われています。
ベアリングは内輪・精密ボール・外輪の3層で出来た、機械の軸を滑らかに回転させるための部品です。
EVでは航続距離を伸ばすために、様々な部品の小型化・軽量化が求められています。
もちろん自動車内の各所に使われるベアリングにおいても例外ではありません。
一般的にベアリングの精密ボールは鋼球が使用されますが、米テスラ車ではツバキ・ナカシマのセラミックボールを使用。
窒化ケイ素 (Si3N4)を原料とするセラミックボールは、鋼球に比べ重量は4割程度と軽量で、硬度も高いことが利点。
摩擦による変形や熱膨張が小さく、絶縁体のため電気によって金属が腐食する『電食』対策にもなります。
同社のセラミックボールを使用することで、ベアリングの軽量化と摩擦抵抗の軽減を実現しているのです。
EV株としては勿論、テスラ関連、半導体関連株としても注目しておきたい銘柄と言えるでしょう。
ちなみに当noteでは、中長期的な目線で銘柄を選んでおります。
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EV関連銘柄の本命株②日本電解(5759)
銘 柄 名:日本電解(5759)
株 価:916円
P E R:-倍
P B R:1.37倍
時価総額:92.4億円
市 場:グロース市場
業 種:非鉄金属
上々年月:2021年6月25日
業 績:今期営業はトントンに回復へ
財 務:営業キャッシュフロー黒字(698百万円)
大 株 主:-
テ ー マ:リチウムイオン電池関連銘柄、半導体関連銘柄
日本電解(5759)は、電解銅箔製造の専業メーカーです。
プリント配線板、半導体パッケージ用、車載電池(リチウムイオン電池)向け電解銅箔の製造・販売を行っています。
一般的にリチウムイオン電池には、正極にアルミ箔が、負極に銅箔が使用されます。
同社の銅箔は一般的なものよりも高強度で耐久性が高く、加工工程での不具合が発生しにくいのが特徴。
一定の品質、長期信頼性を満たした製品を供給できるのは、世界的に見ても同社を含めた3社しかないとのこと。
そのため、車載電池向けでは日本・米国において高い市場シェアを誇っています。
また主要取引先は日大手企業パナソニック、トヨタの子会社プライムアースEVエナジーとなっています。
パナソニックといえば、2017年から米ネバダ州でテスラ社と共同で、EV向けの電池工場を運営しています。
直近では今年1月に年内にも次世代電池の量産化する計画を発表し話題になりました。
テスラのEV電池はパナソニックと共同で生産され、そのパナソニックに車載電池向け銅箔を販売しているのが同社。
つまり日本電解の銅箔は、パナソニックを通じてテスラ車に採用されているというわけです。
ちなみに同社では次世代車載用電池の研究開発も進めており、全固体電池銘柄としても要注目です。
EV関連銘柄の本命株③エネチェンジ(4169)
銘 柄 名:エネチェンジ(4169)
株 価:340円
P E R:-倍
P B R:5.51倍
時価総額:118億円
市 場:グロース市場
業 種:情報・通信業
上々年月:2020年12月23日
業 績:1-3月期(1Q)最終は赤字縮小で着地
財 務:営業キャッシュフロー赤字(▲1,621百万円)
大 株 主:代表取締役CEOが筆頭株主(城口洋平氏 18.66%)
テ ー マ:脱炭素関連銘柄、再生可能エネルギー関連銘柄
エネチェンジ(4169)は、電力・ガス切り替えサービスを主力とするエネルギーテック企業です。
消費者向けに電力・ガスの切り替えを行う日本最大級のプラットホーム『エネチェンジ』を提供しています。
米EV充電機器大手企業(米FreeWire Technologies社)との提携により、21年11月からEV市場に参入。
電気自動車充電サービス『EV充電エネチェンジ』を提供しています。
『EV充電エネチェンジ』の強みは、EVドライバーの利便性の高さとオールインワンサービスです。
6キロワット普通充電器は、3キロワット普通充電器に比べ同じ電力量を充電するのに半分の時間で済むのが利点。
また、自動車メーカー各社が発行しているすべてのEV充電カードが利用可能となっています。
EV充電器の導入に関しても、設置工事や補助金申請、課金・管理システムの提供等をオールインワンで対応しています。
集客サポート、故障やエラーによる問い合わせ対応まで、すべて同社が行っていることも長所となっています。
受注台数を順調に伸ばしており、EV充電エネチェンジの市場シェア率は62%となっています。
直近の決算では先行投資が響き芳しくなかったものの、EV充電事業が黒字化フェーズへと移行。
充電事業で高い市場シェアを誇る同社ならば、EVの市場拡大に伴い業績も伴ってくるのではないかと思われます。
EV株としては勿論、脱炭素関連、再生可能エネルギー関連としても注目しておきたい銘柄と言えるでしょう。
当noteではEV関連銘柄以外にも、注目株の解説等を行っております。
ご興味ありましたら以下の記事も併せてご参照ください。
➡2024年のテンバガー候補株の記事はこちら
おすすめEV関連銘柄の本命株まとめ
以上3銘柄をEV関連銘柄の本命株として解説させて頂きましたが、いかがでしょうか。
貴方様の投資に少しでもお役立てできれば、これほど嬉しいことはありません。
東証だけでも4000社近い上場企業の中から、ご自分で銘柄を探すのは骨が折れる作業と存じます。
スクリーニングツール等で銘柄を絞り込んだものの、数十社~時には数百社ヒットして途方に暮れたご経験はないでしょうか。
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